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2024.02/16 味の素と昆布論争

ある料理研究家の提案を巡って、味の素論争が起きている。結論から申せば、ダシをとる、という視点では、昆布と味の素で異なる、と指摘しておきたい。


両方ともおいしいダシをとることができる。この時、味の素は常に一定した味であるが、昆布の場合に味の素同様の味になる場合もあれば、もっとおいしくなる場合もあるから、味の素と昆布で同一とは言い難いだろう。


ただし、金のあるやつは昆布を使え、というのは暴論である。昆布でも使い方により、味の素より安くなる。昔お弁当のおかずはダシをとった後の昆布から作った佃煮だった。


これが旨かった。亡母の料理でも上位にランクするのではないか。その辺で販売されている佃煮よりうまいので、ダシはタダのようなものだった。味の素よりコスパは良かったと思っている。


さて、昆布のダシの取り方だが、水だしが最もきれいにダシがとれ、味のロバストが高い。しかし、味の素とは明らかに異なるダシの味である。味の素は味の素のうまさであるが、水だし昆布はそれと異なる。やや甘みがあるダシになる。


水だしの難しいところは、時間と水温を一定にしておかないと常に同じだしの味とならない。これは実験を行えばすぐにわかる。だいたい6時間前後の味を当方は好む。


ただし、これも昆布の産地により異なるので難しい。ゆえに、味の素と昆布論争は、ダシの味覚のロバストと手軽さを求めるならば、味の素に軍配が上がる。様々に変化する味覚を楽しみたいなら昆布である。


昆布ダシの泣き所は、下手なダシ取りをすると昆布の臭いが強くなるところである。これをおいしいと感じる人は良いが、昆布茶を嫌いな人がいるように、そのような人はみそ汁を作る時に八丁味噌を使う必要が出てくる。


味の素と昆布論争は、弊社のPythonで理解するタグチメソッドでロバストの意味を学んでからしてほしい。素人が無難に使えるのが味の素であり、失敗する面白さを味わえるのが昆布である。弊社のセミナー申し込みは以下です。


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    カテゴリー : 一般

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