2025.01/27 オブジェクト指向(3)
「情報をいかに管理するか」に解があるかどうかわからない。解に近づく速度以上に、情報の複雑化が激しい。それでもオブジェクト指向は、この解に近づく最良の方法、と吉田氏は1992年に述べていた。
当時この言葉が衝撃的なほど情報化時代は猛スピードで進展し、21世紀にDXが提唱されてもそれが遅すぎた提案と思われた。それでも、多くの人の思考方法はなかなかDXの波に乗り切れていないのではないか。
アカデミアに席を置く者さえ、その思考方法が従来の科学のパラダイムから抜け出ることができない、とある会合で発言したら、アカデミアだからできない、と訂正される始末。
ただ、もしそうならば、今の時代アカデミア不要論が出てくる懸念がある。幸い日本は欧米ほどトランスサイエンスが浸透していないので、アカデミア不要論の声は大きくないが、欧米では新しい技術シーズはアカデミアではなくベンチャーから生まれるようになった。
GAFAが騒がれ、生成系AIでも日本のソフトウェアー技術が嘆かれ、GDPの停滞が30年続くと、もう日本はダメではないかと思いたくなるが、今からでも遅くは無く、オブジェクト指向のパラダイムを思考方法に実装する努力をするとよい。弊社にお問い合わせください。
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