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2025.05/15 Pythonの用途

「Pythonは常識」と先日書いたが、さっそく質問が届きました。Pythonをどのような場面で使うのか、という質問です。この質問者には申し訳ないが、同様の疑問を抱かれた方は、DXの大波に沈んでいます。


2年前にMSはエクセルへPythonの実装を発表した。ご存知のようにエクセルにはオブジェクト指向に改良されたVisualBASICが搭載されている。それでもPythonをMSは実装すると発表したのである。


2年あれば、その意味を十分に考えることができたはずです。なぜならエクセルを使用していて、VisualBASICを使用していない技術者は多い。当方も使っていないが、C#を使用していた。


しかし、最近はPythonを使うが、エクセルもC#も使わなくなったのである。そのかわり遊びでVisualBASICを使い始めた。


VisualBASICに用意されているオブジェクトは、C#と同様の体系であるので使いやすい。VisualBASICなど使う必要は無く、遊びでもC#を使えばよいのだが、このままだと、一生VisualBASICを使用しない可能性があるので使い始めただけである。


MSはVisualBASICをエクセルに搭載しているのにPythonを実装したのである。この意味を考えていただきたい。実はPythonがあれば、エクセルもその他MSの言語製品は何もいらない時代となった。


さらにエクセルやMSの言語製品のようにお金がかからず、無料でこれらの製品より高度のデータ処理ができるのである。2年前エクセルにPythonの実装をMSが発表したのは、技術者が当方のようなことに気づくのを恐れたからである。


さて、Pythonの用途は、という質問について、エクセルより手軽で便利で、エクセル以上のことができます、と回答させていただきます。

(注)WindowsでMS製品をお使いの方は、visualBASICが便利である。それは使ってみて理解できた。MS製品すべてに使われており、visualBASICとC#のオブジェクトは共通と説明されているが、それは該当するオブジェクトが存在するという意味である。CやC++を使用してきた人はそれでもC#が使いやすい。特にC++を使ってきた人はその扱いの容易さにC#を使うとC++に戻れないかもしれない。しかし、それでもPythonが便利である。多数の便利なモジュールが無料であり、やりたいことがサクサクとできる。エクセルは単なるデータ入力ツールになってしまった。データ入力もいきなりPythonプログラムに埋め込めばエクセルもいらない。

カテゴリー : 一般

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