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2025.05/30 米の減価償却は面白い着眼点

米を減価償却という発言が、会計用語として間違いであることは月曜日に書いた。しかし、あえてこのように表現したのは意図的だろうと思う。数日考えてみても面白い着眼点だと思う。


当方も技術アイデアを考えるときに、あるいは業務で新しいコンセプトを考えなければいけない時に、あえて言葉の定義の制約を外す。言葉の持つイメージを大切にすると言った方が良いかもしれない。


オブジェクト指向的に表現すれば、言葉のプロパティーではなくファンクションに着目するのである。AIも同様に動作しており、ゆえにハルシネーションを起したりしているが、とんでもないアイデアを提示してくれることもある。


今回の米騒動で、米の減価償却と言う表現は、おそらく言い間違いではないだろう。このあたり、いろいろとこの表現から妄想が浮かんでいるが、今日本でひどいことが起きていることは確かである。


ワイドショーでは、連日米騒動の原因についていろいろ報じているが、共通しているのは、米の生産量は不足していない、という点である。また、国の減反政策は米の需給バランスを崩していない、という大学教授の説明もあった。


当方が注目しているのは、JA農協が農家から生産された米の半分以下しか集めることができない状況である。今半分以上は他の卸業者が農家から米を集めているそうだ。


需給バランスがとれているところで、誰かが市場に出し渋れば価格が上がるのは当然である。今の米騒動の原因がおおよそ見えてきた。減価償却という表現の面白さは、おそらく政府も米騒動の犯人を知っているのだろう。

カテゴリー : 一般

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