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2026.04/20 研究開発プロセス(2)

当方はゴム会社に1979年4月入社し、半年間の研修後10月1日にコーポレートの研究所に配属された。1年後に発表する新入社員テーマとして、防振ゴム用樹脂補強ゴムの開発を担当している。

この時の指導社員は、当方が初めての部下であり張り切っておられたが、どこか組織に対して斜に構えておられた。課長(主任研究員)に近い年齢の方であった。

しかし、12年ゴム会社に勤務したが、当方と交流した研究者で、この方と同等以上の優秀な知識労働者は、東大へ講師として転職され、後に教授となられた方だけだった。

この方の指導は、大学の授業よりも高度であり、ユニークだった。すなわち経験知がふんだんに取り入れられており、当時の(あるいは今もそうであるが)混練に関する未完成の形式知を論理的な体系として理解しやすい内容だった。

企業における研究開発において、形式知の体系が未完成な分野の攻め方が問題になると思う。当時の研究所は、未完成ゆえにその体系を明らかにしようとするマネジメントが行われていた。おそらくそれゆえに昇進が遅れていたのかもしれない。

カテゴリー : 一般

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