2026.05/15 実験データは企業資産(8)
ゴム会社から写真会社へ転職して驚いたのは、実験ノートを企業が貸与し、人事異動など組織から出る時にはその実験ノートを職場に返却するシステムである。
転職先は、新設された高分子技術の研究センターだったが、その前身となる職場の実験ノートを保管している倉庫があって、その管理は、当方の仕事になった。当方は左遷されるまでその仕事を行っていたが、カメラ会社との統合後この仕組みは無くなったようだ。
豊橋の元カメラ会社の研究所へ単身赴任した時に、この仕組みについて上司であるセンター長に相談したら、今はファイルサーバーに実験データは保存され管理されているとの説明をされた。
PPS半導体無端ベルトの押出成形開発で生み出された実験データは、ファイルサーバーに眠っていた。Excelで作成されていたので、誰でも閲覧できたが、残念ながら実験データ含め各種ファイルは個人のディレクトリーに保管されており、自由に閲覧できるはその個人の管理権限を有する管理職だけだった。
但し、デザインレビューやその他プロジェクトで重要な会議の議事録などのファイルについては、担当者まで閲覧できるディレクトリーで管理されていた。
ゆえに、単身赴任が決まってセンター長への挨拶が終わるや否や赴任先のファイルサーバー管理担当者にお願いし、半導体無端ベルト研究開発で使用されたExcelファイルすべてを特別な一時ディレクトリーへコピーを保存してもらった。
そして、単身赴任前の2週間ですべての実験生データを閲覧したのだが、その時使用したのはVisualC#である。今ならば、Pythonで当時より簡単にできる。
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