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2026.06/02 AIが牽引する産業革命(1)

論理学の完成により科学が誕生したことは、常識となっており、産業革命が勃発した直後という事情もあり、それまでの技術開発速度を著しく加速した。


ここで誤解していけない点は、「科学により技術開発が加速した」のであり、技術は科学誕生以前から存在し、社会のイノベーションをゆっくりと進めてきたことである。


言い換えると、科学が無くても技術によるイノベーションが起きたのだが、形式知を生み出す科学の誕生により、その伝承が容易となって、加速度的に産業革命が進んだのである。


残念なのは、日本の科学教育は科学至上主義的なところがあり、技術開発成果をすべて科学のおかげと誤解するような内容に思いたくなるようなところである。


第一次と第二次AIブームは、科学の影響もあり、日本でも国研が企画されてコンピューターの社会実装を読み間違えて失敗している。


第三次AIブームを加速したのは、科学というよりも、アメリカにおけるオープンイノベーションというコンピューター文化ではないかと思っている。


科学の世界でも論文誌というオープンの場が存在しているが、コンピューター文化におけるオープンイノベーションは、それと少しパラダイムが異なるように感じている。


科学では、論理と再現性が重視されることを今更説明の必要はないと思っているが、コンピューターの世界では、安定したオブジェクトのふるまいが約束されればよく、オブジェクト内部の論理性についてあまり議論しないように見える。


仮に、オブジェクトの設計が思いつきの成果であっても、外部からのメッセージに対して、バグなく安定して振舞ってくれれば良いのだ。

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