2026.07/17 モノができるまでの時間
50年近くの開発経験から、3カ月あれば大抵のモノができるのではないか、と思っている。これは、はったりではない。例えば世界初のカオス混合プラントは3か月で稼働している。
さらに、これは今だから言えるが、発注から1カ月もかからず工場が建っている。しかし、写真会社の誰もこの問題を追及していない。QMSの手順を完璧に実現しており、見かけ上怪しい問題は無かったからである。
細かく見れば、プラント建設先の子会社の協力があり、セメント補強から倉庫の改修に至るまで、足の長い作業をフロントローディングで実施していた。この費用は子会社もちとなり一時的に子会社のキャッシュフローを悪くしているが、役員会で予算が承認されれば解決できるので、子会社の了解は容易だった。
このように、フロントローディングに頭を使えば、企画から稼働まで通常2年以上はかかるコンパウンド工場さえも3カ月でできるのである。
PETボトルのリサイクル材を80%前後含有した再生PET基ポリマーアロイは、基礎研究もなくデータ駆動でたった3カ月で量産ができている。すなわち、中国ローカル企業の協力を得て、量産ラインで実験を行ったので、配合が見つかった瞬間に量産が可能だった。日本ではできない開発である。
犯人の目撃情報から転職の原因だろうと思っているが、電気粘性流体の耐久性問題は、データサイエンスを用いて1晩の徹夜で技術が完成している。さらに1か月以内に電気粘性流体用高性能粉体を4種類完成している。
6年研究してきて、否定証明により実用化を難しくしていた。科学で完璧に完成させようとすると、京大や阪大の工学博士が揃っていてもモノはできないのである。
ドラッカーは、間違った問題の正しい答えに意味があるのか、という名言を残している。この後に続くのは、優秀な人ほど成果を上げられない、間違った問題を正しく解くからだ、と意味深なことを述べている。
科学に拘って、モノができるのか、モノは、創造しようとしない限りできない。創造しようという活動は、科学に支配されない。ヒトのヤル気とスキルである。スキルは能動的な技術開発活動で身に着けるしかないのである。
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