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2026.02/02 情報工学という学問

日本の大学でAIは、情報工学科で扱われている。この情報工学という学問は、当方が大学へ進学するときに生まれている。そして、ゴム会社に入社した時に、その1期生の卒業生がいた。


1か月半の技術実習を彼と同じ班で受講したのだが、確かに優秀だった。情報工学という学問がどのようなものなのか、同じ実習班のメンバーに分かり易く解いてくれた。


それ以来、当方は情報工学の独学を始めたのだが、最も加速したのは、研究所に配属され、世界初のホスファゼン変性ポリウレタンの工場試作に成功し、始末書を命じられた時である。


1週間図書室に籠り、始末書を考えるのが日課となった。最初は情けない気持ちだったが、図書室の受付の女性がお茶を出してくれたり、サービスがうれしくて、毎日率先して図書室へ出かけていた。


この始末書を命じた上司は、その後MZ80Kを1セットローンで購入せよと、80万円のローン契約書の保証人の欄へ印をくれた人であるが、もちろんローンは当方の銀行口座から支払われたので、生活が大変だった。


初任給10万円の時代に、80万円のローンである。無茶苦茶な上司だったが、1週間図書室で当時最先端の英語で書かれたコンピュータ雑誌を読むことができたので、勉強になった。


まだ、アスキーなど日本では発売されていなかった時であり、ソフトバンクが積極的にアメリカのコンピューター雑誌を日本へ紹介する仕事をしていた。


ソフトバンクは、当時出版社だったのである。情報工学も第一次AIブームもアメリカが先端を走っており、日本の情報工学科は、アメリカの動向を追いかけるのが精いっぱいの時代だった。


ゆえに、1週間アメリカの先端の雑誌を読むことができた、サラリーマン人生最初の危機は、楽しい思い出として残っている。情報工学を独学する良い機会だった。


(注)始末書を命じられた理由は、今でも不明である。その上司のお通夜で問いかけてみても答えは返ってこなかった。FD事件を隠蔽化した研究所のリーダーもその理由を教えてくれなかったが、上司に不都合な内容だったんだろう。始末書騒動では、上司がプレゼンに失敗し、役員に問い詰められて、新入社員に始末書を書かせる、と答えたので、企画会議にいた管理職は、皆目が点になった、というここだけの話が残っている。目が点になっても誰も反対しなかったのは、ゴム会社の社風ゆえである。だから、始末書を命じられても素直に従ったが、FD事件の隠蔽化では同僚二人が転職しており、許せなかったので当方も転職している。未だに当時の事件の謝罪は無い。しかし、起業後最初に仕事の発注を頂けたのはゴム会社である。

カテゴリー : 一般

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