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2026.06/27 科学と音楽(6)

8音階について、視点を変えるだけで異なる響きを生み出すことができるので、複雑な現象について科学とは異なる視点で眺めたら、あらたな技術が生まれるのではないか、という期待は正しい。

ただし、それは科学とは異なる視点なので非科学となり、怪しい世界の話となるのだが、そこは科学同様に論理学を用いれば、科学的な新たなパラダイムを生み出すことができる。

マイルス・デイビスやジョー・パスがそうであるように、コードに合わせた適当なアドリブを調など気にせずに演奏する方法は、データ駆動の実験法に似ている。

データ駆動の実験法には、モデリングを行いながら進める方法と、ランダムに行う方法がある。いずれも形式知の無い世界でもモデリングを行い、問題を解いてゆくので科学的ではないが、前者はベイズ最適化法として最近の流行である。後者の手法に見えるかもしれないが、システム選択をモデリングの一手法と見なせば、タグチメソッドもそうである。

後者を計画的に行うならば実験計画法となる。タグチメソッドでも直交表を使うが、実験計画法ではない、という理由は、システム設計を行うことをその手法として求めているからである。

当方は、ベイズ最適化などは非科学の方法と思っているが、モデリングなどの作業を仮説と見なして科学的方法という説明がなされたりする。科学の時代なので、非科学といってしまうと肩身が狭くなる、という考え方があるかもしれないが、科学と非科学の境界を曖昧にしていると、形式知と経験知の違いが判らなくなる恐れがある。

カテゴリー : 一般

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