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2022.01/19 2月度無料WEBセミナーの予定

2月度に昨年末開催できなかった無料セミナーを幾つか開催予定で準備を進めています。高分子の難燃化技術につきましては、所定のフォームに申し込みをお願いいたしますが、他はメールにてお申し込み頂きたく。その時ダウンロード版テキストの要否も御記載ください。


下記に予定を示します。受講料は無料ですが、ダウンロード版テキストは有料です。


2月6日(日)  14時-16時      高分子のツボ

2月7-8日(月)9時30分ー12時30分 高分子の難燃化技術

2月20日(日) 13時30分-16時30分  混練技術

2月26日(土) 13時30分-16時30分  高分子の品質問題の解き方

2月27日(日) 13時30分-16時30分  高分子材料の帯電防止技術

 

カテゴリー : 一般 宣伝 電気/電子材料 高分子

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2022.01/18 高分子難燃化技術の思い出

50年以上前耐熱性高分子についてアカデミアで活発な研究が行われた。無機高分子という言葉が登場したのもこの頃で、1978年に無機高分子若手研究会幹事として当方は活動している。


また、大学院の研究でPVAの難燃化について論文を執筆している。79年3月には卒業してから就職するまでの3週間に新規ホスファゼン誘導体の合成に成功し、これを用いて無機高分子を重合している。


一連の研究成果は就職後論文にまとめて発表した。ゴム会社に就職して一年後にポリウレタン発泡体の難燃化技術を担当し、ホスファゼン変性ポリウレタン発泡体の工場試作に成功し、始末書を書いている。


会社では始末書を書くような評価だったこともあり、1年後にはこの成果を高分子学会で上司の指示により発表している。また英文の論文にもまとめた。この時の始末書には、ポリウレタン発泡体の燃焼時にガラスを生成し難燃化する技術企画を提案している。


この企画は半年後工場試作に成功し商品化された。ちょうどそのころ市場でプラ発泡体の難燃性不足で火災が発生する社会問題が起きている。当時の難燃性の建築基準に不備があったためで、新たな評価技術策定のお手伝いをすることになった。


このお手伝いでは、プラ発泡体として高防火性が期待されたフェノール樹脂発泡体をゴム会社が供給している。この仕事は、家1件燃やす実験など難燃化技術について大変勉強になった。当方がまとめたフェノール樹脂発泡体の難燃性データも建築研究所から研究発表として報告された。


このようなキャリアで、20代から高分子難燃化技術セミナーでは講師として招聘され、製品のPRもできたので上司からその役割を期待された。思い返せば40年近くこの分野で活動していたことになる。


難燃化技術開発を推進しながら、世の中のセラミクスフィーバーに遅れまいと、半導体を夢見て高純度SiCの事業企画を立案している。この企画は、紆余曲折を経て立案から2年後無機材質研究所におけるたった1週間以内の実験で花開いた。


この体験をもとに研究開発必勝法をまとめ当時の上司に提案したが、その上司はご病気でお亡くなりになったためにマネジメントにその理想を活かすことができなかった。


起業後は研究開発必勝法により、難燃化技術の依頼についてはLEDのソケット開発はじめ皮革の難燃化で実績を出し、有効性を確認してきた。LEDのソケットの難燃化は従来技術類似の手法で技術を完成しているが、皮革の難燃化については新手法を開発しており、現在特許審査申請中(ご希望の方には開発経費の実費でお譲りします。ご相談ください。)である。


難燃化技術論文資料

カテゴリー : 一般 電気/電子材料 高分子

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2022.01/17 高分子材料の品質問題

ゴム会社ではゴムとセラミックス材料を、写真会社では高付加価値写真フィルムと複合プリンター、レンズ材料の開発などを担当した。写真会社では高分子材料の品質問題が起きるとその解決が仕事となったが、多くが材料起因だった。


例えば、PPS中間転写ベルトではコンパウンドの改良が唯一の策でありながら、間違った問題を設定していたために解へたどり着けない状況があった。


日本では材料メーカーと製品組み立てメーカーに分かれているケースが大半で、さらにこれが細分化されて第二次産業が構成されている。


そのため高分子材料を採用した製品において品質問題が起きたときに、問題の設定を誤って問題解決できなかったり、問題そのものが見えなくなったりするケースが発生する。



最悪なのは、間違った問題を正しく解いて、隘路にハマる場合である。15年ほど前に担当した中間転写ベルトの開発を前任者から交代して担当した時には、まさにこのような状況で当方自ら中古機を集めてコンパウンド工場を手作りに近い形で立ち上げなければいけないような状況となった。


このとき、うまく新製品立ち上げまでに間に合ったので周囲に感謝されたが、開発資源が乏しかったために大変だった。このような思い出から、高分子が採用された製品、「高分子製品に関わる品質問題の解き方セミナー」を現在企画中である。


ご興味のあるかたは問いあわせていただきたい。なおその時開催日(日曜日から土曜日まで、あるいは平日、休日)の希望を書いて頂きたく。もし、希望者が数名以上集まれば、2月に3時間の無料セミナーとして実施したい。


ただし、参加条件として高分子の基礎程度の知識があることとしたい。もし高分子の基礎に自信が無い方は、2月に開講予定となっている「高分子の基礎無料セミナー」に参加していただきたく。

カテゴリー : 一般 電気/電子材料 高分子

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2022.01/16 理由

最近無料WEBセミナーを無計画にご案内しておりますが、当初は高分子の難燃化技術に関するセミナーだけを行うつもりでいた。ところがお問い合わせがあり、急遽高分子の基礎事項を整理できるセミナーを企画した。


しかし、このセミナーを行っても、プロセシングに関するセミナーも同時に行わなければ、難燃材料開発実務に役立てることが難しいだろうと考え、混練セミナーを企画した。2月は弊社の決算も重なり休日以外は、日程の調整が必要である。


そこで今回休日を当てたのだが、セミナー受講者にとりましては、休日の開催に御不満の方もおられるかもしれないと思い、希望者がいらっしゃれば4月以降平日の開催も検討してみようと思っています。


高分子以外の材料、例えばセラミックスその他の技術セミナーも可能ですので弊社へリクエストしていただければ開講いたします。なお、当方は製品組み立てメーカーで材料開発に携わってきたので、製品品質と材料との関係については、経験知が豊富です。


ブリードアウトとかケミカルアタック、材料の劣化、クリープその他高分子の品質問題にかかわる現象について形式知の観点から検証し、その不十分なところをゴム会社で身に着けた経験知で対応してきました。


企業内研修に弊社のプログラムをお使いいたくことも可能ですから是非ご相談ください。国内客員教授あるいは中国ナノポリスで指導した資料がベースとなる形式知だけのプログラムも用意できます。


カテゴリー : 一般

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2022.01/15 混練技術無料WEBセミナー

2月20日13時30分から3時間混練技術について無料WEBセミナーを行います。メール(info<>kensyu323.com  <>を@に変更してください)にてお申し込み頂きたく。


1.2月20日無料WEBセミナー混練技術参加希望

2.テキスト購入希望の有無

3.書籍購入希望の有無


メールには上記を御記載ください。なお、テキスト(ダウンロード版)は、5000円です。書籍と同時購入の場合には、6000円、書籍だけ購入の場合には4800円(消費税及び送料サービス)となります。


なお、書籍購入希望者は、書籍送付先をお知らせください。なお、見積書や請求書の発行も必要な場合には、申込時にその旨御記載ください。


本企画は、通常1日コースで行っている内容を3時間に短縮したもので、混練の形式知である分配混合と分散混合の説明は最小限にしております。高分子のコンパウンドの品質問題でお困りの方は、是非ご参加ください。

カテゴリー : 一般 電気/電子材料 高分子

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2022.01/14 無料WEBセミナー

来月2月7日と8日に高分子の難燃化技術について、無料WEBセミナーを企画しましたので、高分子の難燃化技術に関する知識が必要な方は、ご専門に関わらずこの機会をご利用ください。


2月7日は高分子難燃化技術の概論について評価技術を中心に、高分子の基礎事項とともに解説いたします。ただし、限られた時間内ですので、高分子の知識につきましてその体系のすべてを解説できません。


ゆえに前日の日曜日の午後、高分子のツボに関して体系的に解説する無料WEBセミナーも準備いたしました。詳細は昨日までの活動報告を参照してください。


高分子の難燃化技術の無料WEBセミナーにつきましては申し込みサイトを準備いたしました。ただし、高分子のツボに関しては、特別なコーナーを設けずメールにより参加申し込みを受け付けております。


メールには「高分子のツボ無料WEBセミナー参加希望」と「テキスト購入希望、あるいはテキスト不要、のいずれか」をご記入の上、申し込んでいただきたく。また、無料セミナーについてご希望を書いていただくのは大歓迎です。


高分子のツボは、体系的に説明が難しい高分子材料について、経験知から知識を整理しましたので、実務で遭遇する問題を考えるのに役立つ内容になっています。


当方は無機材料と有機材料の両方を専門的に研究した経験があり、その経験から高分子の難しさは、その分類さえ決まっていないところに原因があると思っています。この視点で高分子のツボをまとめ上げています。

カテゴリー : 一般 電気/電子材料 高分子

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2022.01/13 高分子の基礎無料WEBセミナー

高分子の難燃化技術について2月7日と8日2日間無料セミナーを予定していますが、本日質問が届きました。高分子材料の専門外でも大丈夫か、という質問です。セミナーの中で最低限必要な高分子材料の説明を行いますので、高分子の専門外でも理解できる内容となっています。


しかし、不安に感じられる方のために前日日曜日となりますが、高分子材料に関して最低限知っていてほしい内容について無料WEBセミナーを準備することにしました。


2月6日(日)14時から2時間行いますが、テキストは電子版で5000円を予定しております。サービスとして「誰でもわかる高分子材料」もお付けします。こちらは、メール(info<>kensyu323.com   <>を@に)で申し込みをしてください。


メールに、高分子材料無料セミナー希望と書いてお申し込みください。テキストが必要な場合には、テキスト購入希望と書いてください。

カテゴリー : 一般 高分子

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2022.01/12 無料WEBセミナー

以前無料WEBセミナーとして問題解決や混練技術をテーマに2時間コースで実施している。昨年は年末に時間が無く、サービスセミナーを実施できなかったが、そのかわり2月7日と8日に高分子の難燃化技術について無料WEBセミナーを企画してみた。


本セミナーは弊社のサービス企画であるが、WEBセミナーの実施時間帯の情報収集も兼ねている。ゆえに実施時間については希望者のアンケートにより決める予定でいる。


難燃化技術については、2日間コース(合計10時間コース)が講師としては講義しやすいのだが、有料セミナーでも1日コースが多い。そこで今回は2日間に分けるが、1日コースの内容で実施予定である。


テキスト代は有料となるが、多数の参加を期待しております。なお、高分子材料の知識が無くても高分子のツボの一部を説明し、専門外の方にも理解しやすい内容になっています。また、高分子のツボについて本セミナーの前に別途セミナーを現在検討中です。

なお、下記には当方の書きました論文の一部と最近出願の特許を掲載いたしました。特許につきましては、皮革の難燃化技術につきまして新規技法を出願しております。ご参考までに。


難燃化技術論文資料

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2022.01/11 高分子の難燃化技術WEBセミナー

高分子の難燃化技術は、科学的に扱いにくい分野である。今回無料WEBセミナーとして基礎編と応用編に分けて合計6時間行うが、科学的に扱いにくいので評価技術が重要となる。ゆえに基礎編では難燃化の評価技術を中心に講義する。


無料セミナーでも内容のレベルは、当方が行っている1日コースの有料セミナーと同等レベルの内容(注)である。今回サービスで実施する理由は、今年度から予定している企画について開催時間の調査が目的である。


そのためWEBセミナー聴講は無料であるがダウンロード版テキストは有料としている。当方は大学院の時代に無機材料の講座で研究を2年間おこなったが、その2年間の研究成果として6報論文を書いている。


1報はPVAの難燃化技術であり、1報はホスファゼンの重合反応である。またゴム会社では3年間高分子の難燃化技術研究をテーマとして担当し、難燃性軟質ポリウレタン発泡体やフェノール樹脂発泡体の製品化で成果を出した。


また、中国蘇州ナノポリスではPC/ABSはじめ数種類の樹脂について難燃化技術を指導している。ゆえに無料セミナーであっても現在の先端技術も含む新年大サービス企画である。最新情報に申し込み欄がございます。メールでも申し込みを受け付けております。


(注)5万円前後で開催される有料セミナーでは、特許のツボを含めているが、無料セミナーでは質問メールでの対応としている。詳細はセミナーでご説明いたします。


難燃化技術論文資料

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2022.01/10 王将戦大盤解説会

昨日から渡辺明王将と藤井聡太竜王の王将戦が始まった。将棋など興味ないがたまたま解説会をTVニュースでやっていたので、本欄で取り上げてみた。


そこで藤井竜王が昼食休憩前に指した8六歩(41手目)が、10年前の常識ではありえない手だったそうだ。さらに、藤井竜王なので何も言われないが、初心者ならば叱られるような悪手らしい。


そもそも藤井竜王が勝ち続けている理由は、従来と異なる手を指すからである。将棋にはこれまでの経験から盤面の状況で常識的な指し手があるという。また、戦法による型が存在するという。


藤井竜王は、今回その常識的な指し手をささず、常識的には悪手となるような指し手を選んだのだ。それがどのような意図かは、まだ途中なので不明なのだが、研究開発でもこの姿勢は重要である。


すなわち、科学的におかしな対策なり、実験を行ってみる姿勢である。ただし、単なるヤマカンであればそのような実験はうまくゆかないが、経験知に基づく実験ならば常識を覆す結果が得られる。


例えば、ヤマナカファクターはそのような実験で得られている。また、偶然による失敗の実験にも新発見が潜んでいたりするから、実験の観察は重要だ。


当方が写真学会から賞を頂いた有機無機複合ラテックスはそのような失敗実験から当方の絶妙なコーチングにより生まれている。


当方の転職の引き金になった電気粘性流体の耐久性問題では、否定証明された結論をひっくり返す実験を当方が行って成果を出している。すなわち、界面活性剤では問題解決できない、と科学的に完璧に証明された現象に対して、界面活性剤で問題解決したのである。


カオス混合装置の発明は、二軸混練機の先に故ウトラッキーの真似をして特殊な装置をつけただけだが、彼の科学的な設計とは異なり、単なる隙間形状(但し設計パラメータが存在する)である。


このようなことを並べてみると「当たり前ではない」、とはどういうことか見えてくる。高校数学で必要十分条件について習う。世の中、何でも必要十分条件の論理で進んでいる、と考えてしまう習慣は科学という哲学の生みだした弊害である。詳細は弊社の問題解決法で解説しています。

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