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2025.05/22 DXで技術者の仕事が変った(1)

技術を担当している部門では、社会に貢献できる新しい機能の企画立案と、すでに市場に提供された機能の保全及び生産管理等の使命を達成するために何らかの実験を行うことになる。


特に新しい機能の企画立案を行う技術者は、システムの選択とその機能設計について責任を負う。これを明確に定義づけたのは、故田口玄一先生(以下田口)である。


すなわち、田口は1953年に伊奈製陶のコンサルティングでタグチメソッドを初めて適用し、技術者の仕事を定義づけた。但し、当時のタグチメソッドは現在のタグチメソッドと異なる。


SN比を直交表の内側に配置していた。その後、SN比を外側に配置する実験方法を編み出し、現在のタグチメソッドとなるのだが、技術者の責任についての考え方は変化していない。


科学者は科学的に真理を追究する責任を負い、これを明確にしたのは、マッハであり、その著書「マッハ力学史」に書かれている。科学者の定義づけは、産業革命がスタート直後に行われたのだが、技術者については1953年当方が生まれるまで定義づけられていなかった。

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2025.05/21 技術者全員がPythonを実装する日

マイクロソフトがエクセルにPythonを実装した話を以前書いたが、この意味を技術者はどのように捉えているのか?


DXにより、技術者の誰もがPythonをエクセルのようにサクサク使えることが求められており、その脅威からマイクロソフトはエクセルにPythonを実装したのである。


しかし、技術者がPythonを実装すると、エクセルは不要になるので、エクセルにPythonを実装することは無駄だった、という時代がやがて来ると思われる。


小生はもうエクセルを使用していない。Pythonがあればエクセルは不要で、クライアントからエクセルで頂いたデータはPythonプログラムに取り込んで、それを解析した結果をpdfに出力し、回答するワークフローで仕事をしている。


このような環境は無料で手に入る。そして無料で機械学習も簡単にでき、エクセルより便利なのだ。この醍醐味に慣れると仕事がはかどるだけでなく、最近若い時よりも頭の回転が速くなっている。


通常年齢とともに認知機能が衰えるものだが、さすがにメモリー機能は年相応となったが、頭の回転については、Pythonのおかげでサクサクとよく回る。

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Pythonに触れたことのない技術者はご相談ください。休日に個人セミナーのサービスをしております。

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2025.05/20 プログラム言語

コンピューター用のプログラム言語は大変多い。今確実にユーザー数トップと言えるのはPythonでおそらく今後10年以上はこの状態が続くだろう。


最近遊びでvisualBASICを使い始めた。8bit時代にはBASICとアセンブラー、FORTHなど使っていたが、CPUが16ビットになってからはCが中心になった。


CPUが32ビットになるや否やC++を使い始めたが、C#が登場するとC#を使うようになって、visualBASICを使う機会が無かった。


そこで、人生に一度くらいは、の気持ちから使い始めたのだが、Pythonのほうが使いやすい。visualBASICは、BASICといっても昔のBASICではなく、少し使いずらくなっている。


英文に似ているので可読性は高いが、コーディングするときにサクサクとできない。恐らく英語文化圏のプログラマーならサクサクと行くのかもしれないが、日本人には英文に近い点が使いずらい。


なぜなら、英文に近いと言っても英文そのものではないからで、サクサクとコードを書けないのだ。また、エディターのおせっかいも煩わしく感じたりする。


MS製品では標準でVBがついてくるのだが、これでは日本人のユーザー数は増えない。おそらく、将来はMS製品にPythonが標準となるのではないか。

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2025.05/19 タグチメソッド解析プログラム

タグチメソッドの解析ソフトは、すでに市販されているが、弊社で開発中のソフトウェアーは、実験計画に対応したタグチメソッド解析プログラムをPythonコードで出力するエキスパートシステムである。


なぜ、このようなソフトウェアーを開発したのか。それは、生成系AIでは満足なプログラムコードを生成してくれないからである。


生成系AIは、ソフトウェアー開発に欠かせないが、タグチメソッド解析プログラムに関してはハルシネーションを起こしたコードしか生成しない。


この原因は明らかであり、そのため弊社はPythonコードを出力するプログラムを専用に開発した。今β版をセミナー受講者には無料配布中であり、ご興味のあるかたはお問い合わせください。

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2025.05/18 黒字でもリストラ

最近黒字でもリストラする企業があり、話題となっている。赤字になってからリストラするよりも企業経営として健全な気がしているが、世間の見方はニュースになるくらいに奇異に見えるようだ。


どこの企業でも構造改革は避けられない。ドラッカーは30年ごとに自社の定義を見直せ、と言っていたが、DXの進展やトランプ関税などの動きを見れば、時代の大変革期であることは間違いない。


すでに、中国とアメリカの2大経済圏に二極化するという見方がある。本当にそうなるかどうか、当方は知らないが、一方で中国を出て自由主義経済圏で事業を始める中国人が増えているそうだ。


ところで、黒字でリストラを行うメリットは、企業に余裕のある状態なので従業員と話し合いを進めながらリストラを行うことができる。


ゴム会社では、かつて黒字状態でスタッフ職中心にリストラを進めたが、リストラ対象になられた方に状況をお伺いしたら、給与を頂きながら人生を考えることができるのでありがたい、と言われていた。


新聞では、追い出し部屋として問題視してニュースとなっていた。それからしばらくして、アメリカの企業買収が起き、FD事件も起きて、当方は転職するのだが、当方の転職前に当方が指導社員をしていた新入社員が突然転職している。


FD事件が起きている最中で、当方の実験台に不審な状態でナイフが置かれたりしていた頃であり、新入社員は、怖いですね、と言っていた。これがリストラと関係していた事件なのか知らないが、事件そのものは隠蔽化された。


黒字状態におけるリストラ人員削減が良いか悪いか、という議論よりも、リストラの起きている企業の職場環境にも注目すべきだろう。構造改革は従業員への配慮が無いと、とんでもない事件がおきるので注意していただきたい。詳細はご相談ください。

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2025.05/17 大の里頑張れ!

大相撲夏場所が、両国国技館で開催されているが、連日満員御礼である。相撲人気が高まりつつあるような印象を受ける。舞の海のラジオ放送も好評の様である。


さて、大の里には今場所初土俵から13場所目の横綱がかかっている。春場所に続いて2場所連続優勝を果たせば、横綱審議委員会の昇進内規に基づき、文句なしで横綱昇進となる。13場所での綱取りは、輪島の21場所を抜き、史上最速だ。


師匠である二所ノ関親方(元稀勢の里)以来となる日本人横綱の誕生の期待が集まっている。昨日までの取り組みを見ていると、難敵高安にも勝って順調に見える。


琴桜の調子が今一つで、ふがいない横綱なので恐らくこのまま優勝するのだろう。今の関取の顔ぶれでは、大の里に立ち向かえる力士がいないので、白鳳以上の長い横綱在位の期待もできる。


スポーツにおいてライバル不在の状態は、見てる側は面白くない。強力なライバルと切磋琢磨して勝敗が決まるのが面白い。フィギュアスケートの人気が落ちてきてTV放送が少なくなったが、ライバルとなるロシア勢不在では仕方がない。


浅田真央選手は運悪くキムヨナという最強ライバルがいて、オリンピックで金メダルを取れなかったが、そのキムヨナに何度も世界選手権では勝っていた。


ソチオリンピックでは6位に沈むが、そのフリーだけの得点ではキムヨナに勝つという壮絶なドラマを演じている。浅田真央伝説はここから始まっているが、格闘技である相撲ならば、大の里と互角に戦える力士が出てきて欲しい。

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2025.05/16 シグマの新製品

株式会社シグマが魅力的な新製品を4月に発売した。写真をスマートフォンで撮影する時代になり、デジカメの売り上げが激減したという。


また、カメラメーカーと言えばニコンとキャノンしか知らない世代も出てきた。ソニーやリコー(ペンタックス、リコー2ブランド)、シグマというカメラメーカーもある。また、パナソニックや富士フィルム、OMデジタルソリューションズがある。そしてこれらのメーカーが世界の大半を占めているというからびっくりする。


世界には、そのほかに、高級手作りカメラメーカーというのが3社ほどある。実際に生産しているかどうか不明だが、ブランド名では、ヨーロッパにライカ、ハッセルブラッド、ツアイス、アルパ、中国や韓国には、サムスン、DJI、インスタ360、Yiテクノロジーが、アメリカにはコダック、ゴープロ、REDデジタルシネマ、ブラックマジックデザインなどがある。


カメラ好き以外には知られていないであろうシグマの新製品は、日々持っていたくなる製品である。どのような商品かはシグマのホームページで見ていただきたいが、カメラとして、よりもアクセサリーとしてぶら下げていても良い商品だ。


ただ、残念なのは、商品企画が今一歩である。カメラ本体のキャップになるようなパンケーキレンズが欲しい。また、このカメラに合うケースも欲しい。さらには本体のメモリーからデータを吸い出したり、インターネットと接続する周辺機器も同一コンセプトでほしくなる。


価格は今時の高級カメラにしては低価格な設定だが、やや中途半端な価格である。ニコンの新製品価格を参考にすると本体は30万円前後でもよいように思えてくる。趣味の商品である。


そして低価格製品として本体をFRPで製造したモノコックボディーの商品を10万円前後で発売すると面白かった。おそらく担当者は高級ブランドに位置づけたかったかもしれないが、カメラファンを想定していたなら失敗である。価格を30万円前後とすべきだった。


インターネットの情報だけの判断であるが、高品質カメラのカテゴリーに適合した画質のサンプルが公開されている。ペンタックスから出してほしかったようなミラーレスカメラである。30万円なら購入したかもしれない。


今からでも遅くない、高級パンケーキレンズとケース、周辺機器のセットで高級箱入り30万円という企画はいかがですか?デザインその他のアイデアが必要ならばボランティアでも協力します。面白いカメラです。

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2025.05/15 Pythonの用途

「Pythonは常識」と先日書いたが、さっそく質問が届きました。Pythonをどのような場面で使うのか、という質問です。この質問者には申し訳ないが、同様の疑問を抱かれた方は、DXの大波に沈んでいます。


2年前にMSはエクセルへPythonの実装を発表した。ご存知のようにエクセルにはオブジェクト指向に改良されたVisualBASICが搭載されている。それでもPythonをMSは実装すると発表したのである。


2年あれば、その意味を十分に考えることができたはずです。なぜならエクセルを使用していて、VisualBASICを使用していない技術者は多い。当方も使っていないが、C#を使用していた。


しかし、最近はPythonを使うが、エクセルもC#も使わなくなったのである。そのかわり遊びでVisualBASICを使い始めた。


VisualBASICに用意されているオブジェクトは、C#と同様の体系であるので使いやすい。VisualBASICなど使う必要は無く、遊びでもC#を使えばよいのだが、このままだと、一生VisualBASICを使用しない可能性があるので使い始めただけである。


MSはVisualBASICをエクセルに搭載しているのにPythonを実装したのである。この意味を考えていただきたい。実はPythonがあれば、エクセルもその他MSの言語製品は何もいらない時代となった。


さらにエクセルやMSの言語製品のようにお金がかからず、無料でこれらの製品より高度のデータ処理ができるのである。2年前エクセルにPythonの実装をMSが発表したのは、技術者が当方のようなことに気づくのを恐れたからである。


さて、Pythonの用途は、という質問について、エクセルより手軽で便利で、エクセル以上のことができます、と回答させていただきます。

(注)WindowsでMS製品をお使いの方は、visualBASICが便利である。それは使ってみて理解できた。MS製品すべてに使われており、visualBASICとC#のオブジェクトは共通と説明されているが、それは該当するオブジェクトが存在するという意味である。CやC++を使用してきた人はそれでもC#が使いやすい。特にC++を使ってきた人はその扱いの容易さにC#を使うとC++に戻れないかもしれない。しかし、それでもPythonが便利である。多数の便利なモジュールが無料であり、やりたいことがサクサクとできる。エクセルは単なるデータ入力ツールになってしまった。データ入力もいきなりPythonプログラムに埋め込めばエクセルもいらない。

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2025.05/14 耐熱性高分子

耐熱性高分子の研究は1970年代まで高分子化学の中心的テーマだった。しかし、それが空気中で燃焼するという問題を克服できず、高分子の難燃化研究が生まれている。


1980年代にはリン酸エステル系難燃剤が多数販売され、1980年中ごろに臭素系難燃剤が発表されるや否や、臭素系難燃剤と三酸化アンチモンの組み合わせ難燃剤へ研究の関心が移ってゆき、一大市場を形成した。


しかし、環境問題の関心が高まるにつれ、ノンハロゲン系難燃剤へ、と市場は変化した。さて、高分子は空気中で燃えるので、高分子の難燃化技術は、電子部品で重要な技術であるが、科学の体系が存在していないことを御存じだろうか。


弊社は技術の体系を作り、それをセミナーで解説しているが、高分子の難燃化技術や耐熱性高分子はトランスサイエンスの問題である。なぜなら、有機高分子はセラミックスと異なり、高温度になれば必ず酸化され燃焼するのである。


耐熱性高分子も同様であり、不燃性の耐熱性高分子は存在しない。フェノール樹脂だって燃えるのである。ゆえに用途で決まる仕様に準じて高分子材料を設計することになるのだが、これが科学の形式知で簡単にできる世界ではない。


コストの問題まで考慮すると大変難しい問題となる。コツは仕様を明確にして妥協すべきところは妥協することになる。


今PPSの市場が拡大しているが、この材料の問題はTgが90℃前後と低い問題である。ゆえにLCPやPEEKといった材料がPPSの使えない領域で使用されている。


しかし、PPSのTgが低い問題は、アイデア次第で問題解決できるが、科学的では無いアイデアとなる。ここに書くと、なーんだあ、と言われそうなので書かないが、十分に100℃以上の耐熱性が必要な領域でPPSを使用することが可能である。

カテゴリー : 一般 高分子

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2025.05/13 Pythonは常識

生成系AIが日常となった今、すべての技術者がPythonを身に着けていることは常識となった。エクセルにもPythonが実装された。


Pythonは1時間もあれば習得できるプログラム言語である。但し、それなりに考えられたカリキュラムで学んだ時である。


作りたいプログラムはchatGPTに聞けば、コードを吐き出してくれる。もはやマニュアルなどいらない。


ところが、タグチメソッド(TM)の解析プログラムについては、ハルシネーションを起こしたプログラムしかAIは出力してくれない。


これは何故か?


理由は簡単で、開発しようとしているシステムや基本機能は技術者の責任であり、AIの責任ではないからである。ゆえにこのような場合のプログラムは、過去のAIブームで開発されたエキスパートシステムが有効で、弊社のセミナーではこれのβ版を配布中です。お問い合わせください。

カテゴリー : 一般

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