昨日は参院選について東京選挙区のことを書こうと思ったのだが、書き終えて読んでみて違和感を覚え、高分子材料と結び付けて書いてみた。
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しかし、それでも昨日感じた違和感の正体が判然としない。当方がアイデアを練る時、このような違和感を感じることがあると、その違和感について徹底して考える習慣がある。
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そうすると、新しいアイデアが生まれたり、今考えている対象で起きているイノベーションに気がついたりする。結婚に関しても違和感がなく、一緒にいてすっきりするような配偶者を選び、自然と現在に至るが、違和感というものを放置していてはいけない。
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ピコ太郎のPPAPは、音声を消すと視界にあるのは違和感の塊であり、不気味すらある。ヒョウ柄は大阪のおばちゃんのユニフォームと伝統的に説明されてきたが、ピコ太郎は男である。
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パイナップルとペン、あるいはリンゴとペンとの組み合わせは、音を聞けば言葉遊びとして腑に落ちるが、音声を消した状態では、何が何だか分からない。そして、その不気味な組み合わせが合体したなら、違和感は最高潮となる。
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PPAPがバズったのは、このあたりの面白さだが、ピコ太郎は、それに気がついていなかったらしい。言葉遊びだけに着目して、ブンブンと二発目を発表して滑っている。
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演じている本人も気がつかなかった違和感に気がついた当方は異能の持ち主かと言えばそうではない。ただ、音声を消してその振る舞いを観察してみただけである。
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現在の参院選について、ポスターをポートレートとして見ると、違和感のある写真がある。不倫をやったかもしれない疑惑を持たれ、国民の税金を地球8周分のガソリン代でごまかし、その他週刊誌にいろいろ書かれていても口角をあげ、ケロッとして胸を張っている写真がある。
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いろいろな憶測や記者会見のふるまいから、どこからこの自信が出てくるのだろう、とかではなくて、何か不思議な違和感があるのだ。
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また、選挙カーから飛び出した顔が本人の顔であっても、ポスターのポートレートと異なる違和感は少し気持ち悪い。ポスターを軸に眺めても幾つか違和感が沸くのだが、今回の選挙で最も違和感があるのが、国家の本筋を論じている候補者が圧倒的に少ない点である。これは国政の選挙である。
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今朝選挙戦を告げるニュース記事について書いていたら、面白いアイデアが湧いてきた。今回の参院選の選挙はそのくらいカオスの状況である。
東京選挙区は大勢が決まったような状況で、大阪はあんたのバラードが流れているカオス状態というのがほとんどのニュースが報じるところだが、大勢が決まったように見える東京も実はカオス状態である。
ほぼ票固めが見えてきたような東京であるが、浮動票が揺れ動くような事態になると3位以下に変動が起きるに違いないのだ。いろいろと記事を斜め読みするとそのように見えてくる。
当初今朝の新聞情報を基に書いてみたことを読み直してみると不思議なことに気がついたのである。実は材料技術の開発を40年以上行ってきて、このようなことを何度も体験してきた。
セラミックスから高分子材料まで開発経験があると、それぞれの分野における形式知の整合性が無いことに気づいたり、違和感に不安定な気持ちになったりする。
今回の選挙戦になんとなくこの何とも言えない印象を抱くのは新聞報道の内容に不整合の部分があるからに違いないと疑っている。東京選挙区は新聞が報じているような状態ではないのだろう。これは当方の勘である。
今回の選挙戦に限らず、情報の洪水を一度整理しまとめることは大切である。高分子材料は、今回の選挙戦ほどではないにしても未だカオスな現象が起きたりする。当方が2005年に実現したPPSと6ナイロンの相溶はその典型である。
これは、前任者の仕事を一度まとめなおし、グラフ化し、前任者が同じようなことを3度も繰り返して開発していたことに気がついたのである。そして、東工大の論文を読みなおし、PPSと6ナイロンでも相溶する可能性を見出して成功している。これはマテリアルズインフォマティクスの一例でもある。
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PPSは難燃性が高いので、PIの代替樹脂用途で市場が成長しただけでなく、高周波領域ではPIより優れた特性を示すので、東レは早くからフィルム事業を進めていた。また寺岡製作所はそのフィルム加工技術の老舗である。
ハイブリッド車やEVのような電気自動車用途でも伸びている。CASEでは、重要な材料の一つで今後も成長が予想されている材料である。PPSを生産しているDICはユニチカや中国企業とPPSフィルムの生産を昨年までに開始している。
PPSフィルムの難しさは、フィルム製造用のコンパウンドの設計にある。PETや塩ビ、PEでは合成された原料をそのまま二軸延伸しても何とかなるが、東レの特許によれば合成されたPPSを複数ブレンドしなければうまくフィルム成形できないという。
本当かどうかしらないが、分子量が大きくなりすぎても不適らしく、PETの成膜経験者から見ると新鮮な発明が20年以上前に出願されている。
すなわちPPSフィルム化の基本特許が切れたこともあり、ここにきてPPSフィルムメーカーが増えてきたのだが、PPSメーカーの東ソーは、特許を見てもフィルム事業を行おうとしている気配が無い。
ご存知のように、PPSにはリニアタイプと架橋タイプの2種類の樹脂があり、架橋タイプでは繊維化もフィルムも難しい、と言われている。東ソーは架橋タイプのPPS専業メーカーであり、そのためPPSフィルムを事業化していないと推測される。
しかし、DXとトランスサイエンス、21世紀は科学の常識に縛られていてはダメである。新たにPPSフィルムを事業化されたい企業は弊社にご相談ください。
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二軸混練機の先にこの装置を取り付けて混練を行うと、PPSと6ナイロン(6PA)のような非相溶系の組み合わせでも相溶したポリマーアロイが得られる。12PAでもPPSに相溶する。
この技術は、PPS/6PA/カーボンの配合のコンパウンドを国内トップメーカーから供給されて試作を行っていたが歩留まりが10%前後で実用化が心配された半導体無端ベルトの押出プロセスの改良技術として考案された。
2005年の夏に窓際だった当方が、この半導体無端ベルト開発リーダーから、リーダーを交代してほしいと依頼され、引き受けたときに開発した技術である。半年後には歩留まり70%以上にしなければ大赤字になる技術だった。
2010年に早期退職する予定だったので、引き受けたのだが、上司となるセンター長が肝の座った人で、歩留まりを100%にするからコンパウンド工場を建てたい、と申し出たら、ポンとお金を出してくれた。
ゴム会社で高純度SiC半導体事業に2億4千万円の先行投資を頂くためには、数10㎎の高純度SiCが必要だったが、コンパウンド工場建設のための投資は、シミュレーションによるグラフだけでOKだった。
中古の二軸混練機を購入し、その吐出口に箱を取り付け、PPS/6PAコンパウンドを製造したところPPSと6PAが相溶した透明な樹脂が出てきて、一緒に仕事をしていた若い技術者が腰を抜かしている。
彼は優秀な技術者で、ノーベル賞を受賞した高分子の大御所フローリー博士のフローリー・ハギンズ理論を熟知していた。ゆえに腰を抜かしたのである。
あまりにも簡単な装置でありながら、半導体無端ベルトの押出成形を歩留まり10%前後しか達成できないコンパウンドをこの新たなコンパウンド工場で処理を行うと100%の歩留まりを達成できるコンパウンドとなった。
二軸混練機に箱を取り付けただけで劇的な歩留まり向上で、翌年の4月には量産に成功しているのだが、配合成分を原料で投入して実用化したので、トップメーカーのコンパウンドは不要になった。
購買契約がどのようになっていたのか、前任者には聞いていないが、このトップメーカーと当方の最初の打ち合わせで、この弁当箱の技術を説明したのだが、素人は黙っとれ、と言われ、勝手にコンパウンド工場を建てて生産しろ、と言っていた。それがしっかりと議事録に残っている。
おそらく、半年後の量産を目指した工場建設など不可能と考えたのかもしれない。しかし、当方は無機材研で高純度SiCの低コスト技術を4日で完成し、億単位の投資を引き出している実績があったので、成功すると思ってトップメーカーの部長に話したのである。
これは実話である。詳細を知りたい方はお問い合わせください。データ駆動による新たなポリマーアロイ開発というDXの威力を実感できる話もサービスします。
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フィールド調査や実験などで異常データを採取するケースがある。何らかのミスの結果であれば、再度サンプリングを行い、データを採取しなおすことが一般的に行われる。
ところが、ミスも無く異常データを採取し、あとからその異常に気がついたときにどうしたらよいか。このようなときに異常データを省き、残ったデータでまとめ上げ考察を進める人が多いと思う。
このような処理で問題が起きなければよいのだが、そもそもデータ採取中に異常データと気がつかなかった問題が起きていることを疑問に感じていただきたい。
稀に異常データの原因として、未知の現象が隠れていることがある。すなわち、異常データではなく偶然未知の現象が起き採取されたデータというケースがある。
科学では仮説を設定して実験を行うので、その実験において異常データが現れたときに、ミスが無ければ、別の視点でその異常データを見直すことをお勧めする。
学生時代にはこのようなことを意識していなかったが、企業の研究所で実験を行う時、学生時代よりも大量のデータを採取する。学生時代には、あらかじめ論文の下書きを書いておいて、必要なデータで下書きの空欄を埋めるような実験を行っていた。
しかし、企業で大量の実験データを集めるようになったら、ミスをしていなくても、稀におかしなデータが採取されることに気がついた。
高分子の難燃化研究を行っていた時には、それが新たなアイデアに結びついたりして、燃焼時にガラスを生成する難燃化技術を生み出した。もっとも、このアイデアは、始末書という異常なパワハラを受けていた時に生まれているがーーー
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参院選の候補者の宣伝カーとすれ違ったが、音が割れていて誰だったのか聞き取れなかった。思わず振り返ったら、カンバンの一部が旗で見えにくく名前をフルネームで読み取れなかった。
さて、近所のポスター掲示板を見ると、未だにポスターが貼られていない候補者がいる。事務所に使っているマンションへ行くまでに、板橋区と練馬区の掲示板を見ることになるが、その両方の掲示板は、未だに埋まっていない。
あの有名な候補者のポスターは、7月7日にようやく貼られた。都内の下町であるが最近人口が増加しており、このような地区にポスターを貼らない候補者は、どのような戦略なのだろう。
ちなみに近所の選挙ポスターの貼られた順序は、S、T、Kが早かった。その後K、S、S、Uと続いた。
O、O、K、Yが知らないうちに貼られており、その後Yら数枚増えて現在に至る。ポスターを軽視しないでほしい。選挙ポスターを気にしている有権者もいるのだ。
これを参考に東京選挙区の予想をしてみると、男性2から3人女性4から5人が当選という結果となる。新聞やTVの情報をもとに、現在の状況からデータサイエンスで予想もしたのだが、どのように予想しても女性が過半数を占める結果となり驚いている。
たとえばTVの解説によれば、自民党と公明党は組織票が固いので、それぞれひとりずつ男性二人は確定するらしい。女性4人の中で、さやが一番人気という記事があったが、東京選挙区では組織票があるといわれている共産党の候補者も当選すると思われるので、浮動票の動きで残り2人の当選が決まることになる。
ここで残念なのはある女性のポスターである。どうしてあのようなポスターにしたのだろう、と疑問が出てくる。一方偏見となるかもしれないが塩村のポスターは爽やかでさやより若く見えたりするような出来具合である。
適当に当選しそうな名前をポスターの出来具合から予想するのは不謹慎か。選挙戦におけるポスターの写真は候補者の印象に影響するのでカメラマンを選ぶべきだろう。
東京選挙区では6年前ダントツ一位に丸川珠代が114万票で当選している。しかし、政治とカネ問題で前回衆院選挙で夫婦そろって落選している。この100万票は?
また、先に行われた都議選で第一党となった都民ファーストの会の100万票以上の票はどこに行くのだろうか。小池都知事が元水泳選手の応援をしていた様子がTVで報じられたが、すべての票が自公に行くとは思えない。この票の解析が重要ではないか。
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Li二次電池の固体電解質は、10-1000Ωcm程度の導電性があり、現在実用化されつつある。かつて,ホスフォリルトリアミドやホスファゼン固体電解質を学生時代に検討し、ゴム会社に入社後その材料の導電性について評価した経験がある。
その結果は、論文発表され、当方の学位論文に成果が記載されている。しかし、世間で注目されたホスファゼン固体電解質は、当方が検討したホスファゼン固体電解質と少し異なり、ホスファゼンポリマーの固体電解質である。
当方の検討したのは、環状ホスファゼンの側鎖基に芳香環をつけ、それをスルフォン化した化合物である。水素をLiイオンにイオン交換可能で、実際にイオン交換した場合の電気特性も測定している。
最良と思われる構造をもったホスファゼン化合物では、1000Ωcm程度のプロトン導電体で、これをイオン交換したLi電解質では、1000Ωcm程度の体積固有抵抗を示した。
当時は、今ほど知識が豊富ではなかったので、研究をそこで辞めているが、改めて過去の研究を見てみると、ホスファゼンポリマーとしていない点がメリットになり、100倍程度導電性を改良可能ではないかと思うようになった。
ちなみに体積固有抵抗の逆数が導電率となるが、昔は1000Ω㎝程度であると導電率で表現するのが恥ずかしい、と言われていた時代である。
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タイヤにはカーボンブラックが40%前後含まれており、このリサイクル用途として電池用カーボンが考えられる。しかし、単純な熱処理だけでは今の技術に適合したカーボンにならないどころか、品質の維持が難しいことをヒューリスティックに思い浮かぶ。
しかし、廃タイヤのリサイクル用途として電池用カーボンの可能性を期待できるのは、最初からグラファイト構造を持つカーボンが配合されている点である。
カーボンの種類はタイヤメーカーごとに異なっていてもグラファイト構造のカーボンが主体に使用されていることは共通している。ゆえに技術さえうまく開発すれば、品質管理は意外と容易になる。
電池用カーボンとして、名古屋大学のグループがグラフェンを用いる技術を開発しているが、どれだけ大量のLiイオンをドープ可能なカーボンを設計できるか、という問題の一つの答えである。
同様に廃タイヤに含まれるカーボンもその処理プロセスをうまくデザインすれば、同等の技術を創り出すことが可能である。
1980年前後に廃タイヤ問題が顕在化し、ブリヂストンで活性炭製造のテストプラントが稼働した過去がある。すなわち活性炭として使用可能であることは過去に確認されている。
カテゴリー : 一般 電気/電子材料
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デジタルトランスフォーメーション(DX)は、もはや常識となったが、デジタル化が始まったのが50年ほど前であることを思うと、DXが常識となるのが遅いような気がしている。
30年ほど前にDXが常識となっておれば、当方が転職しなければいけないような事件は起きなかった。当時当方含め3人がゴム会社の研究所から転職したのに、事件は隠蔽化された。
きっかけは、電気粘性流体の耐久性問題をDXで解決したからである。それを非科学的云々と机をバンバン叩きながら、キレて感情的に怒っていた人物がFDを壊したり様々な嫌がらせを当方にしてきた。
その状況を見て最初に転職したのが新入社員であるが、この話の詳細は後日書くとして、どのようなプロセスで問題を解いたのか、説明したい。まさに仕事をDXしたのである。
問題解決にデータサイエンスを使って耐久性問題を解決しただけであるが、この時MZ80Kというシャープの8ビットマイコンを使用している。すなわち、DXは、今のような進んだコンピュータ環境でなくてもできるのだ。
DXは、プロセスをITで行えばよいだけであるが、問題は非科学的プロセスとなる場合が多いことを知っておくべきである。もうDXアレルギーはいないと思うが、科学フェチのジキルとハイドのような人間はいつの時代でもいる。研究所でのDXには注意したい。
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公示前は、都議選の結果を受けて、自民党の大敗で与党の50%議席確保が難しいと言われていたが、公示後はこれが微妙という表現に変った。
恐らく少し盛り返したのかもしれない。以前書いたが、東京選挙区は女性の戦いになっているのに、自民党は2人の男性老人を候補として立てている。
ポスター勝負では、デザインの好みにもよるが、まず自民党は東京選挙区で一人当選がやっとだろう。おそらく多くの有権者は、女性候補のポスターに目を向ける。皆写真が実物以上に若くて美人にとれている写真である。
自民党は、柔和な顔ときりっとした少し怖い顔のポスターであり、女性候補のポスターを見ていた方が楽しい。当方に依頼していただければ、自民党の二人の候補の写真について、女性候補に負けない写真を撮ることができたのにと残念に思っている。
なぜ、自民党は東京選挙区の候補について、このような雰囲気のポスターにしたのか疑問が残る。自民党支持者が盛り上がっているときならこのようなポスターでも良いかもしれないが、今回は逆風が吹いているのだ。
今年の東京選挙区は、女性候補に多くの有権者の目が注がれている。そこで見てもらいたいなら、男性候補者はポスターも工夫しなければいけない。自民党支持者以外注目しないポスターではだめで、多くの有権者が候補者の魅力を感じるようなデザインが重要である。
東京選挙区で自民党はポスターで大負けしている。選挙ポスターの制約の中で、写真によりどのように人物を表現するかは難しい。しかし、女性ならば、まず美人に写せば80点確保できる。
写真の撮り方でどうにもならない時には、目を修正すれば60点から80点へかさ上げすることも可能だ。ところが男性は志を感じるように写さなければいけない。これが難しい。今回の元水泳選手のように怖い顔になってしまう。これは、カメラマンが下手である。
選挙用の写真で難しいところは、光による陰影とアングルにより、志をどのように表現するのか、という点である。候補者に志が無ければ、まず、そのような写真を撮れない。次にカメラマンが志とは何かを理解していなければ、それを映像として残せない。
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