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2023.04/05 Python(2)

昨日のNHK「うたコン」で「私がおばさんになっても」を森高千里さんが歌っていた。この歌手がデビューした時、オブジェクト指向が話題になっており、Pythonもデビューしている。


「おばさん」の音がオブジェクト指向と重なり、ふと思い出したのだが、PythonはC++と同様に少しゆるいオブジェクト指向言語である。


C#はC++よりも洗練されており、オブジェクト指向を学びたいならC++よりもC#を使った方が良い。ただし、少し敷居が高くなるが、慣れれば問題の思考方法も変化するから面白い。


さてややユルイオブジェクト指向のPythonであるが、このユルサがあるのでプログラミングが易しくなる。オブジェクト指向が実装されているので、オブジェクト指向でプログラミングするのが原則だが、手続きをだらだら書き並べるようなプログラムでも動作する。


また、オブジェクト指向にこだわって隠蔽化など使おうとするとプログラミングがC#よりも面倒になる。もっともPythonの変数スコープは単純なので、隠蔽化にこだわる必要もないが。


とにかく、BASICの予約語の数よりも少なく、文法も単純なPythonはプログラミング初心者が学ぶのに最適な言語である。


使い方が易しくても話題のAIをプログラミング可能なライブラリーが揃っており、最先端のプログラムを作成可能である。今の20代の技術者がおじさんやおばさんになってもPythonはメジャーな言語として使われる可能性が高いので、弊社のセミナーで学んでみませんか。


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2023.04/04 Python(1)

義務教育でプログラミング教育が行われるようになった。10年後には、この新カリキュラムで教育された人材が社会に出てくる。そのとき社会がこの人材を活かすことができるかどうかは、いま社会人となっている人たちのプログラミング能力に依存する。


ITリテラシーなどと抽象的ではなく、具体的に「プログラミング能力」を手っ取り早く身に着けるには、独学しているよりも弊社のセミナーを受講するのが手っ取り早い。


WEBでは無料教室も開講されているが、それで理解できる人は無料で容易に能力アップ可能である。しかし、弊社が有料で提供する講座は無料教室と異なり、実践的である。


すなわち、単なる情報提供ではなく実務で使いこなすことを目指している。ただプログラミングというものを何となく知るための無料教室とは一線を画す。


例えば、パーコレーションを題材にしたPythonのセミナーでは、パーコレーションのシミュレーションプログラムのエンジン部分を参加者に配布している。実際に技術開発で使えるプログラムを使用してプログラミングについて講義している。


平日は3万円だが、土日なら1万円で受講できる。土日を1万円としているのは個人の参加を期待しているからだ。企業の人材教育として利用される場合を想定している平日よりも安価に設定した理由は、当方の体験からである。

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2023.04/03 技術が生まれた日(1)

「愛が生まれた日」は、カラオケのデュエット曲で定番である。二人が出会ってからの熱い日を歌っているのだが、当方はこの歌の意味がよく分からない。


愛が生まれた日に永遠が始まる、と言っても、永遠に続く愛ならばマンネリになるだろうと思う。愛が生まれた日に努力が始まる、と歌ってくれれば歌詞は良い内容だと思う。


技術が生まれるときもこの歌詞に近いと思っているからだ。また、現象から新技術に活用できるような機能を見出したなら、このくらいの熱い気持ちにならなければ、事業まで育てることはできない。


WBC2023で大谷選手の活躍がドラマチックであり、さらには野球少年のような輝き、などと書いていたニュースがあったが、彼の隠れた努力にふれていた記事が少なかったのは残念である。


技術も同様で、大きな事業の基盤となるような技術では、表には出てこない多くの技術者の努力とまたその技術を最初に生み出し事業に結び付けた一人の技術者の血のにじむような努力があるのだが、残念ながらそれらは隠されたりする。


各分野ではそのような技術者のために賞を与えるシステムがあるが、大抵は身内からの推薦により決まっているので、推薦書にウソが書かれていたりする。


ここで明確にウソと書いたのは、ある大きな学会の技術賞の推薦書がそのような内容だったからだ。たまたま審査員として携わって自分が事業立ち上げまで行ったその技術が、転職した翌日から開発が始まったように書かれていたのでびっくりした。


その後ゴム会社のホームページにもウソが書かれていたことを見つけ、問題であることを申し出たら修正されたが、多かれ少なかれこのような事例は他にもあるのだろう。

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2023.04/02 栗山監督は理想の上司か

WBC2023の話題が4月になっても続いている。すでに開幕戦も行われNPBが始まっているのに、である。それだけ今回は日本中を熱くしたのだろう。面白いのは、栗山監督が理想の上司トップになったとの話題である。


こうしたお祭り騒ぎの時に水をさすような発言をする評論家もいたりするので、理想の上司トップの話題ではプロ野球社会の裏側を知る機会ともなる。


つまらないものもあるが、サラリーマンに参考となる厳しい発言もある。例えば、WBC2023の日本チームメンバーは、皆一人前のプロであり、監督の指示が無くても的確な判断ができる選手たちだから、ただ信頼して任せることができたのだ、という意見である。


また、大谷選手は野球少年のように素直で誠実な人間なので成長できたが、週刊誌記者にポルシェをねだるような斎藤佑樹選手はだめだった、という例が出てきたりする。


さらには、プロ野球選手は、入団したチームの監督で将来が決まる、というドキリとするような記事もあった。この記事では栗山監督が若くして引退しなくてはならなくなった監督との関係も書かれていた。


昨今のパワハラ撲滅キャンペーンが行われる時代では栗山監督のマネジメントは理想とされるのかもしれない。それがいつでも良い成果を約束するものではないことが、このような記事を読むと見えてくる。


人材に応じて適したマネジメントのできることが理想のリーダー像だろう。大学4年の時、躾の厳しい研究室で卒業研究を行っている。この時に能力が最も伸びた体験を楽しく思い出すことができる。


明日が卒論提出締め切りという時に多量の英語論文をまとめて卒論の序論として加えるように言われた時に頭が真っ白になったが、それが一晩の徹夜で完成した時に自己の成長に気づいた。


信頼して本人に任せるにしても、まずその能力が準備されているかどうか、備わっているかどうかが問題となってくる。能力は単純に年をとれば向上するものではない。


一晩の徹夜で能力を発揮できる体力は、徹夜マージャンで鍛えられたが、専門の英語論文を読み理解しそれをまとめる能力は、厳しい指導が無ければ身につかなかった、と信じている。


これが、4年までの3年間に率先して準備できる人もいるのかもしれないが、大半の学生は能力の可能性に気がつかず大学生活を過ごしているのではあるまいか。


あるいは斎藤佑樹選手のように能力を過信して理想の上司と出会っても満足な成果を出せない事例も存在する。当方の体験から、栗山監督のマネジメントで成功できる人材となるには、人間性も含めあるレベルまで能力が達していなければならない、と考えている。


引退後の斎藤佑樹選手の発言を聞いていると、その考え方でプロとなっておれば成功しただろうに、と残念に思えてくる。今を生きる技術者ならば弊社のデータサイエンスのセミナーを受講した方が良いだろう。


どこの大学でも教えていない内容で、今後の技術開発ではどの分野でも必要となるスキルのヒントが得られる。厳しいかもしれないが、土日に自腹を切って受講するぐらいの気合で参加してほしい。それに応えるため平日の1/3の費用としている。弊社は自ら努力する技術者を応援しています。

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2023.04/01 スポーツ選手の使命

WBC2023は日本の優勝で、さらにその決勝戦はドラマよりもドラマチックに展開した。その影響もあってか、未だにこの話題をワイドショーで取り上げている。


放映権が高かったためにNHKも放送をあきらめた、と開幕前に話題になっていたが、TV某二局は高い放映権料回収のためかどうか知らないが、毎日どこかの番組で取り上げている。


決勝戦のライブ視聴率は40%を越え、再放送でも20%を越えたという。さらに再々放送も20%越えだったので長いお祭り騒ぎとなるのも納得できるが。


このように感じつつもワイドショーでこの話題が取り上げられるとチャンネルを変えずに見てしまうのは、それだけ魅力的だったということだろう。また、栗山監督はじめ選手のプライベートな話題にもその魅力が詰まっている。


さらに話題は、村上選手と同期の清宮選手にも及び、開幕スタメンに選ばれた話だけでなく、お腹がへこんでホームランを打てるようになった話がニュースになっている。


厳しい話では、プロ野球選手は最初に入団したチームでその人生が決まる、と報じている記事もあり、村上選手と清宮選手の差は今シーズンさらに広がるだろう、という予想まである。


WBC2023の話題がここまで飛躍すると清宮選手には迷惑な話であるが、この記事を読みスポーツ選手の使命についてふと考えた。


プロだけでなくアマチュア選手も最近は大きくニュースとしてその活躍が取り上げられる。競技の話題以外にも不倫などプライベートなことなどが報じられたりする。


今回のWBC2023で改めて感じたのは、スポーツが生み出す「夢」の価値である。決勝戦の9回表の展開を誰が予想できたのだろうか。8回ダルビッシュ選手が打たれたのも作為ではない。


しかし、あの8回1点取られたことにより1点差という緊張感が生まれたのは確かである。2点差ならば、手に汗握る展開とはならなかっただろう。


夢のようなドラマを現実として見ることができるのがスポーツであり、その夢を輝きのある魅力的な夢にするのがスポーツ選手の使命ではないか。清宮がんばれ。

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2023.03/31 自動車のEV化

2015年に脱プラスチックスの大合唱が世界で起きて昨年日本で新たな環境に関する法律が施行された。この法律では、RefuseではなくRenewable を日本から世界へ発信している。


当時の小泉環境大臣がセクシー発言を行ってから施行された法律だが、まさにセクシーな解釈である。高分子の無い生活に我々は戻ることなどできないのだ。


同様に欧米の自動車EV化大合唱へ異を唱えたのは日本のトヨタ自動車である。ホンダはトヨタと異なり欧米に従い脱エンジン宣言したが、トヨタ自動車は雇用喪失などの問題回避のためハイブリッドや水素燃料自動車など多種のエネルギーを利用する戦略を訴えていた。


最近ドイツフォルクスワーゲンは、21年7月にEU欧州委員会から提出されたエンジン車禁止の法律に反対したことから、その法制化が見送られるというニュースが報じられた。


背景には、雇用喪失以外にロシアのウクライナ侵攻による電気料金の高騰があるらしい。ドイツは脱原発を目指しており、仮に今年ロシアとウクライナの紛争が終わったとしても電気料金の下がる見込みがない。


カーボンニュートラルの視点で自動車のEV化を進めようとしたが、ここで急ブレーキがかかった状態である。しかし、EV車にはエンジン車に無い魅力があることを世界は知ってしまった。


以前、ホンダとトヨタのカーボンニュートラルに対する姿勢の違いが注目され、明確に脱エンジンを謳ったホンダの株価が上がり、トヨタの株価が下がったので、トヨタは慌ててEV車の開発シナリオを株主にプレゼンテーションを行っている。


この両者の話題に埋もれていたのが技術の日産だが、地道に独自の電動化を進めており、例えば長距離は走れなくてもEV車「さくら」の売り上げが順調で、電動化率は国内トップである。


さらにエクストレイルの新車はe-Powerだけという思い切った戦略である。このe-Powerは、ハイブリッドではなくエンジンを発電専用にしたナンチャッテEV車だ。エンジンのコストよりもバッテリーのコストが高いため低コストでEVを設計するには、この方法が合理的である。


さらに、充電の手間がいらず、従来のガソリン車の感覚でEV車の長所を楽しむことができる。エンジンを動力として用いた場合よりもスムーズで静粛性が高く高級車の乗り心地が得られる。


300万円前後の価格のオーラ4駆が、600万円前後のレクサスハイブリッドに匹敵する乗り心地であると説明すればご理解いただけると思う。さらにBOSE音響システムのおかげでオーディオルームとして楽しめる。


ただ後輪が独立懸架ではないので悪路を制限速度を超えて走ると300万円前後が高いと感じたりするが、都内を走っている限りでは、600万円車の気分を味わえる。オーラという車名は多分このあたりの思いを込めてつけられたのだろう。


国内販売台数は、ホンダに抜かれいつの間にかスズキにも抜かれた技術のニッサンだが、トヨタと競っていた時よりも個性の強い車づくりであり面白い。

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2023.03/30 難燃剤のコロイド化

高分子の難燃剤は非水系の化合物が多いので、水を溶媒に用いる塗布液その他の用途では、水に分散したコロイド化技術が必要になる。


昔からある非水系化合物の水分散コロイド化技術としてオイル分散が知られている。これは、コロイドにしたい非水系化合物を溶解できる揮発性の油に溶解後、界面活性剤でミセルを形成している水の中に分散する方法である。


揮発性の油が塗布時に問題となるならば、オートクレーブ中で真空下、油を除去すればよい。ただし、このオイル分散法では、最初に非水性化合物を溶解した油をコロイド化した水溶液中に少し残す必要がある。


すなわち、塗布液に難燃剤を分散した少量の油が残ることになる。当方が開発した技術ではまったく油を用いないので、塗布時に油が揮発し問題となることは無い。


環境問題が厳しく問われるようになったので、新技術のニーズがあるだろうと思い、このような油を用いない非水系化合物の水分散コロイド技術を開発実用化した。


特許を弊社が所有しているのでご興味のあるかたは問い合わせていただきたい。この技術では転相技術と物質輸送の新概念が用いられている。WEB会議であればいつでも対応可能です。

カテゴリー : 一般 高分子

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2023.03/29 高分子の難燃剤

高分子を不燃化することはできないので、その難燃化技術が1970年代から盛んに研究され、リン酸エステル系難燃剤や臭素系難燃剤が1990年ごろまで多数開発された。


2000年前後までこの難燃剤開発は続けられたが、最近は新難燃剤の話題を聞かない。起業後PH01という難燃助剤に相当する材料を開発している。


ただ、難燃剤よりも高い価格なので普及していない。原料価格から大量に生産すれば価格が下がると思っている。中国のローカル企業がこの性能に興味をもってコロナ禍前にいろいろと検討してくれたが、価格がネックとなり用途が広がっていない。


その検討過程でPPSの結晶化抑制剤としての機能が発見され、その実用化が進んだが、使用量が少なく価格を下げるまでに至っていない。


難燃剤の話に戻るが、昔難燃剤は安いものなら200円/kg程度のリン安があったが、その添加剤としての機能から用途が限られた。ホスファゼンは2000円/kgであり10倍の価格にもかかわらず、万能だったので盛んに検討された。


しかし、その価格がネックとなり電子部品分野以外の用途に広がっていない。汎用樹脂の難燃剤は、高いものでも1000円/kg未満の材料が選ばれている。


素材分野ではコストパフォーマンスで用途が決まるので、多数の難燃剤がこの50年間に開発されたにも関わらず淘汰が始まっている。商品として残しておいてほしい化合物がいくつかあり、市場原理に悩んでいる。

カテゴリー : 一般 電気/電子材料 高分子

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2023.03/28 外国での行動

中国で邦人が逮捕されたという。過去にもこのようなことがあった。当方は2005年から中国企業と仕事をしているが、行動その他はそれなりの注意をしている。


注意をしていてもトラブルに巻き込まれる。例えばタクシーに乗ればメーターがものすごい勢いで回りだしたので慌てて止まってもらったが、数分乗っただけで100元(当時1400円ほど)だった。


空港では係員の制服を着た人物がいろいろと親切にしてくれた。ただし、頼んでもいない親切だったので警戒をして荷物やパスポートを手放さなかった。


するともう一人制服を着た中国人が現れ、何やら中国語で話しかけてきた。そして訳も分からず事務室へ連れていかれ、荷物検査を受けた。身に覚えのないことだが、空港検査員の腕章をつけていたので従った。


事務室で30分ほど足止めをされて飛行機の時間が心配になってきたところで解放された。出国手続きでは多数並んでいて心配になったところで親切な中国人がこちらへ来いと言って要人用のコーナーへ連れていこうとする。


そのあとは書きにくいので書かないが、無事出国手続きが済み飛行機に間に合った。この他細かいトラブルが多いが何とか乗り切ってきた。


中国国内では誠実真摯な行動ととりあえず相手を信じることである。ただし、見知らぬ人に親切にされてもすぐに付き合わないことである。ましてや自分からお金を出して見知らぬ親切な人に近づかないことである。こうして大きなトラブルを防ぐことができる。

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2023.03/27 AI(4)

ニャントークをAIと呼んでよいのかどうか知らないが、このような自称AIが巷に溢れてきたが、日々の問題解決において、現代の技術によるAIが人間よりも優れたソリューションを提供してくれるかどうかは、そのアルゴリズムによる。


例えば、数年前から注目されているマテリアルズインフォマティクスはAIでデータマイニグすることにより注目されているが、回帰の問題を解くときには、AIによらず、すなおに多変量解析を行った方が良い場合がある。


自然現象の中には非線形で変化する現象も存在するので、多変量解析で解析できない場合もある。その時にいわゆるAIの手法でプログラミングして問題解決するぐらいの考え方が良い。


人間の頭と多変量解析結果を利用してデータマイニングしてもマテリアルズインフォマティクスである。人間の頭を使っているから、それは違うという専門家は、少し勉強した方がよい。


自然現象の多くは線形変化が多いので、日常の技術開発で遭遇する問題の多くは多変量解析によりデータマイニングできる。そのような理由から弊社では重回帰分析と主成分分析の処理が可能なサイトを無料開放している。


弊社のプログラムはJavascriptで作られているので、実行時はユーザーのマシン上で動作する。ゆえに安心して活用していただきたい。4月には多変量解析のセミナーも開講を予定している。


プログラミングができなくても、弊社のサイトを利用すれば、多変量解析の結果を容易に得ることができる。問題はその解釈方法、すなわち人間の頭を用いたデータマイニング方法である。


セミナーでは事例をもとに解説するのでわかりやすいと思っている。今なら開催希望日をご連絡いただければご希望に沿えるよう努力いたします。


なお本日技術情報協会による高分子の劣化と寿命予測に関するセミナーを開催いたします。弊社にご連絡いただければ、10時半からのセミナーに参加できるよう手配いたします。

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