レオロジーを流れの科学とも言う人がいるが、流れるように学ぶには難しい形式知である。また、20世紀末にはダッシュポットとバネのモデルで構築された高分子のレオロジーに関する形式知が崩壊した。
一方レオロジーとは「おさわりの科学」で易しい、という人がいる。表現は、少しやらしいが、このように言わないととっつきにくい形式知であることを示している。
しかし、プロセスの中で高分子のレオロジーを展開してみるとレオロジーと言う学問を学びやすい。この本では、レオロジーを学びやすいように分かりやすく説明している。レオロジーを学んでみたい人にも読んでいただきたい。
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未知の問題に遭遇した時に、まず「何が問題か」を考えることの重要性はドラッカーが指摘している。
未知の問題だから「わかんない」と言って許されるのはTVに出てくるかわいいおバカタレントだけである。
会社の仕事でそのようなことを言っていたら、いくらパワハラが許されなくても上司から「馬鹿タレ」と一括される。
ところが、その結果すぐに問題を解き始めたら失敗する。まず、「何が問題か」をよく考えなければいけない。
間違った問題の正しい答えほど空しいものはない。さて、今回のコロナウィルスについて正しい問題は、「どのようにして医療崩壊を防ぎ、感染による死亡者を可能な限り少なくできるのか」だろう。
「いかに早くウィルスを絶滅させることができるか」という問題を解いていてはダメであることは、インフルエンザウィルスなど多くのウィルスの事例を考えれば明らかである。
ウィルスには絶滅できないものがあり、人類はそのようなウィルスとともに生きていくしかない。
ましてや「感染者をどのように早く見つけ隔離し、感染者を社会から無くす」という問題ではない。
一番重要な問題は、このウィルスによる死亡者数を最小にすることだろう。
未知のウィルスに対して、対策を開発するには時間がかかる。感染して病状が悪化すれば必ず死亡者が出てくる。かつて織田信長は「人間50年」と言っていたが今や寿命は延びたと言っても80歳を過ぎればウィルスに限らず死ぬ確率は高くなる。
ゆえに未知のウィルスに対して死亡者が出るのは避けられない結果である。人間に寿命がある限り、死にかけた人がたまたまウィルスを拾ってもウィルス感染による死亡となる。
だから、未知のウィルスが発生したときの正しい問題とは死亡者をどこまで最小にできるか、そしてそれはどのような方法なのか、だろう。
若い人は、今回のウィルスで死ぬ確率が低いので感染に対して深刻に考えていないかもしれないが、60を超すあたりから感染率が高くなっているので、100歳まで生きる覚悟をした当方にとって、感染経路不明者の増加は深刻な悩みである。
若い健康保菌者は、そのあたりを少し考えていただきたい。特に感染したのかどうかわからない若い人が増えているとニュースで聞くと、心配で街を歩けない。
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コロナウィルスの感染をテストするPCR検査の信頼度について統計学的に明らかにされていないようだ。
これは専門家により信頼度が70%という人もおれば、50%という人もいる実態から推定している。ひどいのは、そもそも当てにならない、とTVで発言する専門家と称する人もいた。
この当てにならないと言っている学者の名前は本人の名誉のために伏せるが、あてにならないような検査を世界中の学者が必死になって採用している状況は不思議である。
少なくとも50%以上は信頼度があるから世界中でこの方法が採用されているのだろう。信頼度が50%以下であれば世界中でこれほどまでにPCR検査を行っている状況を説明できない。今世界中で一生懸命PCR検査を行っている人たちは、無駄なことをしていることになる。
やはり、経験的にある程度の信頼度を認めているので使用していると思われる。そのため検査数が少ないことに対する批判も出てくる。昨日の国会でも某野党議員が検査をどんどんやって陽性患者を早く隔離せよ、と、PCR検査の信頼性の問題を知らないと思われる発言をしていた。
さて、このPCR検査だが、陽性の判定はかなり確度が高くできるらしい。すなわちこの検査法で陽性ならばウィルス感染者としてみなしても良い、と言われている。
ところが、検体が陰性の時に陽性と判定される場合があるそうだ。逆に、陽性なのに陰性と言う判定が出る場合もある、とのこと。
そのため陽性の結果が得られた場合には検査を1回で済ませるが、陰性の場合には2回行っているという説明がTVでなされていた。
このあたりの説明について、この3ケ月TVでいろいろな専門家の話を聞いて、PCR検査についてその信頼性検定を行なわず検査に使用しているのではないか、と疑っている。
今仮に陽性なのに陰性が出る確率を30%とすると、2回陰性が出る確率は、0.3x0.3=0.09となる。
ゆえに信頼度が不明であるならば、2回の測定でも陽性患者のすり抜けを防止できない。
陰性だったのに陽性になった、という人がかなりいるのは、陽性なのに陰性と判定される確率が高いことを示している。
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負の誘電率については1967年にロシアの学者ヴェセラゴが予見しているが、科学の形式知では誘電率や屈折率は正の数で取り扱う。
しかし、最近このような負の誘電率を示す材料はメタマテリアルとして研究が活発に行われるようになった。
また、特許も出願されるようになってきたが、PPS/6ナイロン/カーボンの配合でカオス混合を用いてコンパウンドとし押出成形でフィルムを製造した時にメタマテリアルが偶然できて困った経験がある。
また、PETフィルム表面に300nmほどの膜厚で形成した酸化第二スズゾル薄膜、すなわち写真感材の帯電防止層だが、この薄膜でも面白い発見があった。
このマトリックスにはアクリル系ラテックスを用いており、酸化第二スズゾルは18vol%添加され、パーコレーション転移を生じた黒いネットワークの電子顕微鏡写真が観察された。
このフィルムをアルカリ性と酸性の水溶液へ連続的に通過させたところ、フィルムは負の誘電率を示した。
たばこの灰付着テストとインピーダンスとの相関を調べていて発見した現象だが、あまりのキワモノデータなので、インピーダンスを絶対値として扱い処理した。
面白いことにインピーダンスの絶対値とタバコの灰付着距離とは相関しただけでなく、パーコレーション転移の現象との関係も見出すことができた。
パーコレーションとインピーダンスとの関係について、福井大学客員教授時代にモデルを立案し数値計算でモデルの妥当性を確認しているが、そこでの計算ではあくまでも誘電率は正を前提に証明している。
科学の研究として実施したためだが、ときとして科学は自然の現象を排除する不気味さを体感した。
自然界を理解するために科学は重要であるが、それで自然界のすべてを語れるわけではない。これは女心を永遠に理解することは難しい、という文学的な意味ではなく、技術者が心がけるべきことだ。
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品質検査において統計の知識は大切である。高校程度の形式知を皆知っているはずだが、意外にも忘れている人は多い。
写真会社に勤務していて驚いたのは、実務を担当している人でも正確な知識を持っていなかった。ゴム会社では、技術系は全員日科技連の研修を新入社員の時に受講させられた。
このゴム会社の現場ではQC活動が活発でそこでは統計用語が飛び交う。写真会社とは全く異なる光景だった記憶がある。そのような現場から生産される製品なので品質は高い。
品質の高さは現場力で決まる、と言われるが、これは正しい。現場で異常が生じれば抜き取り検査がおこなわれる。その時統計の知識が無ければ正しい計測が行われたかどうか不明となる。
まず、実験を行ったときに複数のサンプルを計測するのは、母集団の推定を行う時に誤差がどの程度あるのか知るためである。
ここで、サンプルの計測値がばらつけば、当然誤差もばらつく。また、平均値も常に同じ値が得られるとは限らない。換言すれば、母集団の平均値とサンプリングされた標本の平均値とは一致しない。
ゆえに母集団の平均値を推定するためには検定が必要になる。このことは高校の教科書にも書いてあるが、たいていの人は忘れている。
新型コロナウィルスについて毎日報道され感染者数はじめ多くの情報が開示されているが、TVのコメンテーターだけでなく国会議員も統計の知識が全くないような発言をしており驚いている。
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本屋に行っても実務で必要な高分子の知識について最初に学ぶ良い本が無い。プロセシングについてはなおさらだ。高分子について少し知識があれば、この本はプロセシングについて初歩から応用技術まで学ぶことができる。応用技術については、高度な知識まで獲得できることを目次から確認していただきたい。Wパーコレーションについて触れている本はまだ無い。この技術はカーボンを添加して半導体高分子を製造しようというときには重要である。
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密閉+密集+密接を避けることが今国民が心掛けることだとことあるごとに安倍総理から国民に語られはじめた。
これは、日本のウィルスバスターが立てた戦略に基づき、諸外国のような強硬措置を行わず、可能な限り日常生活の制限を最小限にした戦術の一環である。
これまで報告されてきた情報から新型コロナウィルスの感染力は予想以上に強い。空気感染はしないがエアロゾル感染はするようだ。
但しここでいうところの空気感染は、ウィルス1個が空気に運ばれて感染するイメージであり、エアロゾル感染はエアロゾルを形成しうるぐらいのウィルスの凝集体をイメージしている。
ここでイメージしている、と書いたのは当方の勝手な想像だからである。NHKTVで責任者が空気感染はしないようだ、と語っているのを聞いたのでそれを当方なりに解釈して記述している。
このような表現に配慮しているのは、どうもウィルス感染機構について科学的に十分研究されていないからである。
またTVに出てくる自称感染症の学者の中には、コロイド科学を理解されていない人もいる。これは発言を聞いておればよく分かる。
当方はコーティング技術や、発泡体の研究開発の経験が長く、そのためコロイド科学に関しては、その辺の学者よりも詳しい。だからエアロゾル感染という言葉を聞いたときに敏感に反応した。
ウィルスの専門家たちにより語られている感染者から非感染者へのコロナウィルスの拡散は、接触感染(これは直接の場合とモノを介して感染する間接の場合がある)と非接触感染で行われる。
非接触感染について、くしゃみをしたときに唾液とウィルスの混合された大きな飛沫(Agglomelates)による場合と、ウィルスの凝集体(一部唾液もはいっているかもしれないAggregates)のエアロゾル、そしてウィルス1個1個単独の拡散による場合の3通り考えられる(これは当方の個人的な想像)。
今回のコロナウィルスについて感染状況からウィルス1個1個が空気中に拡散し伝染するような感染の仕方は起きていないようだ。もしこれが起きていたら、すでに東京では感染爆発が起きているはずだ。
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阪神藤波選手は臭覚の異変により球団に相談した。その後かかりつけの耳鼻咽喉科を変更しPCR検査を受信している。いわゆるセカンドオピニオンでコロナ感染が見つかっている。
臭覚と味覚以外は異常が無いという。日本では発熱しない限りPCR検査を受けない傾向に未だにあり、そのため諸外国と比較しPCR検査数が少ないだけでなく、感染者数に漏れがあると考えるべきだろう。
死亡者数を基準に考えると日本の実際の感染者数は4000人前後という概算もある。
これは最近の感染経路不明者の増加からも説得力がある。このまま増加を続ければ、今週中に大台の一万人を超えるかもしれない。
細かい精密な数字だけではなく、概算で推計する習慣は重要だ。経験知から想定される概略の数値を用いると、各種統計データに潜む罠にはまらないだけでなく、日常の実験においても計測データのエラーを防ぐことにも役立つ。
さて、藤波選手は臭覚異常から感染を発見できたが、これは普通の風邪の初期症状でもある。すなわち空気感染あるいはエアロゾル感染、飛沫感染するウィルスは、まず鼻で繁殖することを示してる。
その後肺に移動し肺炎を発症する。専門家でなくてもこのような想像が可能で、一連のコロナ騒動で不思議に思っていたことが、藤波選手の感染で氷解した。
実は感染症の専門書を読んで不思議に思うのは、ウィルスや細菌に感染した時の病状に関する考察が科学的ではない点である。科学的ではない、という意味は論理的にうまく説明できない記述がある、ということだ。
今回のコロナ感染でも専門家と称する方々の説明に納得のいかない点が多いのは、このウィルス感染から発症までのメカニズムに関わる点である。
さらに、コロナ感染の肺炎で入院した患者は、容態が急変する、ということを不思議だ、と言われる先生についてもウィルス感染について論理的に考えていないのでは無いかと心配している。
最初に鼻やのどで繁殖していることを考えれば、肺炎になった段階でウィルスが全身に拡散し始めていることぐらい素人でもわかる。
大抵は免疫がうまく機能し容態の急変は無いのだが、この新型コロナウィルスは人間の免疫機構にも影響を与えるウィルスであるらしいことは武漢の騒動の時にニュースとして報じられていた。
未だに患者の急変に驚いているという感染症学者は少し科学的に現象をとらえてほしい。感染症学者がもう少し科学分野で頑張っていたら日本を代表するコメディアンを救えたかもしれない。
中国は情報を隠蔽しているのではないか、と疑うよりも、その中国から公開された情報を集め考察することも重要である。
ところで感染学のド素人よりもその技量の低い感染学者はTVに出ないほうが良い。今TVに出ている技量の低い感染学者は、必死で戦っているウィルスバスターの足を引っ張るような発言をするのでよくわかる。
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これは友人N君からの受け売りだが、細菌が身体に入ってくると、マクロファージなどの「何でもパクパク隊」が手当たり次第に食べてしまい、その食後は膿になるそうだ。
ところが、微粒子であるウイルスが入ってくると、マクロファージは小さなウイルスが苦手なため、精鋭部隊のリンパ球(B細胞、T細胞)が登場する。
B細胞は抗体というY字型の手裏剣みたいな飛び道具を放ち、キラーT細胞は刀を振り上げてバッサバッサ外敵を殺していく。
ヘルパーT細胞はB細胞のケツを蹴って励まし、サプレッサーT細胞はキラーT細胞の暴走(時として自分の細胞もやっつける)を防ぐ。
特にリンパ球はウイルスなどの外敵の特徴を記憶できるため、2回目以降の襲来には機敏に戦える。はしか、風しんなどがその例である。
一方、マクロファージ、B細胞、T細胞などは、サイトカインという特殊なたんぱく質を放出する。これは、非常に多種で複雑な機能を持っている。
例えば、インターフェロンはウイルス増殖を抑制するし、TNF(腫瘍壊死因子)は、がん細胞に自殺を命令します。
一度、新型コロナウイルスに感染すると免疫を獲得する(覚えた)ため、二度目の感染は平気となる。これがワクチンという薬の機能である。
生ワクチンは、生きているが病原性を弱めたか無くした細菌やウイルスである(風しん、はしか、おたふく風邪)。 不活性ワクチンは、病原性を無くしたウイルスや細菌の破片である(インフルエンザ、日本脳炎、肺炎球菌など)。
新型コロナウイルスを試薬や熱で叩いて病原性を無くし、色々な大きさの破片を取り出しワクチンとすることが可能である。 それを用いて免疫を獲得するか否かの動物実験を繰り返して、最適な破片の大きさや量を決め、毒性も調べる。
最後に臨床試験(ひと)を繰り返して実用化できる。 これを未感染者に接種して、新型コロナウイルスの特徴をリンパ球などに記憶させ、いつでもいらっしゃい、殺しちゃうからね、状態にする。
今新型コロナウィルスの治療薬とともにワクチン開発が進められているが、ほぼ一年程度その開発にかかるので、とりあえずウィルスにかからないように逃げ回る以外にない。
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阪神藤波選手がコロナウィルスに感染したようだ。先日志村けん氏の感染が大ニュースとなり、重篤となり転院したことまで報じられた。
新型コロナウィルスに著名人が感染するという確率事象は、すべての人が等しい感染確率という前提で考えると、著名人の割合が低いので一般人が感染する確率よりも低くなるはずである。
但し、藤波選手とその同僚2名の合計三名は、いわゆる遊び盛りの年齢であり、一般人よりも金銭的余裕があるので、新型コロナウィルスに感染しやすい傾向にあるかもしれない。
志村けん氏に至っては、これまでの週刊誌報道を見る限り、著名人の中でも感染確率は高いと思われる。
ゆえに今回の報道では、著名人でも感染確率の高い人が感染した現象とみなすことが可能である。
さらに志村けん氏は、感染爆発の恐れがある東京で感染し、藤波選手ら3人は兵庫県で感染している。いずれも新型コロナウィルスの感染経路不明者が多い地域で、感染確率は上がる。
ところで、どのような人を著名人ととらえ母集団を決めるのか。藤波投手や志村けん氏クラスは、日本人100人に1人の人材という頻度ではない。
このような確率を考える場合に、日本の人口を1億人として1万人はひとつの指標となる。子役まで含めた著名人の存在確率を仮に1万人に1名という確率で考えてみる。
この著名人の確率が正規分布していると考えれば、今回の4名の著名人は、その活躍ぶりから100万人に1名という確率として仮に考えてもよいかもしれない。
すなわち、今回のニュースから、存在確率が100万分の1の存在確率の人が感染するぐらいに保菌者が街にあふれている現象が起きた、と捉えることができる。
また、1日の感染者数が100人前後になったので、人口を1億人として1日の感染確率を見積もると100万人分の1である。100万人の英語講座という放送があったが、このタイトルの意味から概算の数値の一致には恐怖感を感じる。
もっとも、これは概数で考察していることと最初に述べたように、そのライフスタイルを想像すると感染確率が一般の人よりも高い著名人であることを割り引かなければならないが、それでも1ケ月前より現在は少し危険な状態にあることを確率論に長けていなくても想像できる。
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