コンピューターを使用して問題解決するスキルが必須の時代になった。ワープロや表計算、ネットサーフィンだけにコンピュータを使用してきた時代は終わり、AIの助けを得て問題解決できるスキルが求められている。
ChatGPTが登場し、結婚披露宴における祝辞を作らせたことが話題になったりしているが、業務にどのように活用してゆくのか、その回答は今年の話題だろう。
1月のセミナーは、テキストとプログラム付で受講料1万円と設定して行います。当初無料セミナーを予定していたのですが、プログラムを希望される方は有料となるので、無料セミナーではなく有料セミナーとしました。
ChatGPTの活用例も含めて、どのようにデータを活用し問題解決したらよいのか、当方の50年近いノウハウを伝授いたします。
当方は、大型コンピューターの時代から、日々の問題解決にどのようにコンピューターを活用したらよいのか、研究してきました。
上司から「趣味で仕事をするな」とか、「まず、自分でパソコンを買ってから話せ」とか言われながら、MS-DOSが普及するまで、自腹でコンピューター投資を行いながら勉強してきました。
そこまでの意欲は、指導社員の数理モデルを活用した業務推進の鮮やかさを身近で見て感動したからです。指導社員は、関数電卓で常微分方程式を解き、レオロジーをシミュレートしながら配合設計しておりました。
なぜ、大型コンピューターを使わないのか質問しましたら、多くを答えず、プログラミングができないから、と謙遜されておりました。
指導社員が代わってから、大型コンピュータを使用して当方が仕事をし始めましたら、ローンを組みMZ80Kを購入するまでに至った話を以前ここに紹介しております。
数理モデルで問題解決していた指導社員が謙遜で大型コンピューターを使えない、と言ったのではないことをその時知りました。
それから40年以上経過し、DXによるイノベーションが終盤に入った時代ではこのような話はおとぎ話にしか聞こえないかもしれません。しかし、実話です。
当方はそのような時代から、業務にコンピューターを導入し、問題解決する方法を検討してきました。そのノウハウをこのセミナーでお伝えします。
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バブル崩壊後の日本経済は、GDPの停滞どころか昨今の円安に見られるように下降を止められないでいる。2000年前後に始まった製造業の中国移転は、10年ほど前からチャイナリスクが言われ始め、今は脱中国である。
また、中国の人件費も高騰し、中国生産のメリットも無くなってきた。利益を出すためには、より人件費の安い国へ移転と最近はインドが注目を集めている。
利益を出すために人件費に注目する、何か違和感を感じないか。間違ってはいないが、まず考えなければいけないのは、付加価値をどのように上げて利益を向上するのか、ではないか。
非正規の問題でも不思議に思ってきたが、十分な付加価値のついた活動で利益を上げてゆくのが経済活動として王道ではないか。
50年以上前に研究所ブームがあり、各企業でアカデミア並みの基礎研究所が設置された。バブル崩壊後技術マネージメント(MOT)に注目が集まったが、これが大成功を収めた話をあまり聞かない。
大成功を収めていたならば、現在のような円安にはなっていないからだ。2015年は環境問題の大きな転換点だった。そして2022年に高分子再生材に関する法律が施行され、今や高分子廃材がバージン材よりも高くなるような現象が起きている。
当方が高分子再生材に着目し、PETボトル再生樹脂を複写機に搭載したのは2011年で、この仕事のために最終出社日を2011年3月11日に設定し、ひどい目に遭った。
ゴミが付加価値を持ち始めた新しい時代が始まった。昔中古カメラの店主が、「中古カメラにはもう生産されていない、という付加価値があります」と言っていた。
目のつけ所が違う、と感心したが、今技術は環境問題(GX)とIT(DX)の大きなイノベーションの真っただ中で、アジャイル開発による付加価値創出が一つの必勝法である。
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明けましておめでとうございます。本年も(株)ケンシューの活動支援、よろしくお願いいたします。
弊社は科学だけでなく非科学領域の技術も含め、知を提供しています。また、科学や技術分野だけでなく、芸術領域まで視野に入れ、創業時より活動をしております。
さて、マッハ力学史によれば論理学の誕生とともに科学が誕生したと言われ、あのニュートンさえも非科学時代の研究者と言われております。
20世紀は科学こそ人類を幸せにできる哲学として極端な科学信仰の研究所ばかりでしたが、20世紀末にトランスサイエンスについて雑誌「サイエンス」で論じられてから、非科学領域に関心が高まってきました。
E.Sファーガソンの「技術屋の心眼」では、科学の成果ではない技術がイノベーションを支えてきたことが紹介され、iPS細胞のノーベル賞では山中博士からあみだくじによる研究が語られております。
真理の証明には科学が必須となりますが、新しい機能の発明には技術が重要であり、その技術は、非科学領域の技術でも経済性と再現性が保証されておれば人類の幸福のために役立ちます。
非科学的な技術であっても人類が活用して原理の科学的理解が得られるようになるケースはこれまでに多い。ゆえに生産活動において不正やごまかしが許されないのです。
昨年はダイハツ不正問題というとんでもない事件が起きました。数値を捏造しても大丈夫、と思えても、捏造が許されないのは、技術のすべてが科学の成果ではないからです。
非科学的あるいは科学で解明されていない技術も自動車の生産で活用されています。例えばホンダのリコールでは燃料ポンプの故障が明らかになっていますが、ガソリンに直接接触している部品に有機高分子が使用されています。
高分子の自由体積について科学的に未解明の部分がまだ存在し、それでも品質管理が十分であれば実用化できると技術者が確信して使用されてきた部品です。そこにミスがありリコールとなったわけですが、もし品質管理において不正があったならば、すぐに原因解明ができないことになります。
今回は、部品の密度が低い時に問題が発生するということが、すぐに発表されています。このような失敗の経験を積み上げて完成している技術も存在し、すべて科学で証明された技術ばかりでないことは先のファーガソンが指摘するところであります。
今年も弊社はトランスサイエンスの問題をどのように解決し、新技術を開発したらよいのか、活動いたしますのでよろしくお願いいたします。
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NHK朝ドラ「ブギウギ」は、音楽の力をうまく描いている。このブギウギだが、WIKIPEDIAには1950年代のロックンロールというような解説(注)がなされている。
しかし、ラングストーン・ヒューストーン著「ジャズの本」によれば、ピアノで演奏されるラグタイムの一種で、それに力強い低音がリズムを刻む音楽として解説されている。
さらに、1930年頃タップダンスの踊り手パイン・トップ・スミスにより有名になった、とダンスとの関係についても書かれている。すなわち、ブギウギとはブルースのピアノ版ラグタイムに属する音楽であり、ロックンロールというよりもジャズとして誕生した音楽である。
なぜこのようなことを取り上げたのか。科学の世界でも歴史が曖昧な事象に関して誤解が定説となる場合があるからである。例えば科学という言葉そのものも科学を述べる人により、意味の曖昧さが含まれてくる。
当方が科学を述べる場合には、論理学の誕生とともに成立したとするマッハの説をよりどころにしている。そのマッハによれば、高校で学習するニュートン力学は非科学的学問、だそうだ。
このマッハの考え方は、彼の著「マッハ力学史」に展開されているのだが、科学と非科学については、厳密に意識すべきトランスサイエンスの時代になったので、彼の見解は重要である。
要するに、にわか科学評論家による科学と非科学が混同して語られる科学論をまともに信じていると、トランスサイエンスなど意識せず、何でも科学で解決できてしまうと誤解する。
トランスサイエンスという言葉でもすでに誤解が生まれているが、これは1980年代に雑誌「サイエンス」に登場し生まれた言葉である。ただし、これが日本に伝わってきたときにセラミックスフィーバーが吹き荒れ、セレンディピティーのみ単独の言葉として日本で流行している。
すなわち、トランスサイエンスをセレンディピティーで何とか乗り越えようという意味で使われていたところ、セレンディピティーだけ日本に伝わり、トランスサイエンスが置き忘れられた。
黒人のブルースからジャズとロックが生まれているのだが、ブギウギは最初にジャズの世界で演奏されていることは、朝ドラでも作曲家羽鳥氏がセリフの中に取り入れている。科学とは何か、正しくその成り立ちから理解したい。
(注)「ブギウギは、スウィングの一種で、ピアノでブルースを演奏する際の一形態でもある。」とWIKIPEDIAの最初にはあるが、「ジャズの本」に従えば、「一形態でもある。」ではなく「一形態である。」とすべきである。
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2010年から始まった第三次AIブームでマテリアルズインフォマティクスが誕生しているが、コンピューターを使ってデータマイニングする手法は、50年近く前から登場していた。
第一次AIブームでは、コーリーがコンピューターを用いた有機化合物の全合成経路算出に成功していたし、当方は80年にポリウレタンの難燃化手法にコンピュータによるデータマイニングに成功していた。
来年3月に開催される日本化学会春季年会では、この時の手法と現在のAIによる手法との比較結果を発表する。今そのための準備に忙しい。
春季年会の発表では、実験方法にも言及し、データサイエンスが技術者の常識となった現在ならばこのような実験が好ましい、という結論を用意している。ご興味のあるかたは春季年会で当方の発表を聞きに来ていただければと思っています。
79年にゴム会社に入社以来、コンピューターを用いる問題解決法を検討してきたが、それが原因で転職することになるとは想像すらしていなかった。
すなわち、電気粘性流体の耐久性問題について1年かけて証明された解決不可能という「否定証明」を一晩のコンピューターの計算でひっくり返している。そしてこれが原因でFDを壊されたりその他ハラスメントがあり、それらが隠蔽化されるとの方針が出たので転職に至っている。
転職後もコンピュータを用いたデータマイニングにより数々の問題解決をしてきたが、思いで深いのはカオス混合装置の発明である。
弊社のデータサイエンスに関わるセミナーでは、こうした体験に基づく事例が中心であり、即自分の仕事に展開できるように質問時間も十分にとっています。1月には無料セミナーを予定しております。
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崩れたクリスマスケーキが大きな話題となっていた高島屋は、先日全責任を販売者である高島屋が負う、と発表した。2879個販売して、807個クレームが届いていたという。
特に原因の公開をしないようだが、賢明である。おそらく高島屋として原因究明と対策について今後も検討すると思われるが、その結果は重要なノウハウとなる。
車のクレーム問題は、原因も含めすべて公開される仕組みである。事故でも起きたならば、裁判所の記録は重要な技術資料となる。
例えば、今回ホンダの燃料ポンプのクレームではデンソー製品のPPS(?)で製造されたインペラーが、燃料で膨潤して変形し、作動不能となってエンストした、と公開されている。
PPSかどうかまでは公開されていないが、これは特許を調査すれば推測できる。さらにクレームが出始めた頃から特許年金の支払いが終わっている、その特許はどうも成形時に密度を上げるために必要な技術だが、他の方法で****(注)となると—など技術情報がほとんど丸裸状態となる。
しかし、高島屋は全責任を負うとしてこれら情報を公開することを辞めたのである。また、被害者の方はどのように感じておられるかどうか存じ上げないが、自動車と異なり大きな問題とはならないだろう。賢明である。
(注)PPSは、溶融温度が高く、フィラーが添加されていると流動性が悪く射出成形しにくい樹脂である。弊社ではPH01という添加剤を開発し、フィラーが入っていても良好な流動性となるPPSコンパウンドの開発に成功している。東レ特許に書かれているようなわざわざ低分子の架橋型PPSを一部置き換えなくても良い技術である。このような新しい技術が登場するといつまでも古い技術に年金を支払う意味が無くなる。
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先日全日本フィギュアスケート選手権が終了したが、女子フィギュアスケート世界一は、坂本花織である。彼女の流儀は、かつての女王キム・ヨナ同様に、徹底したジャンプの正確性で勝つことである。そのため難易度の高いトリプルアクセル(3A)以上の大技を取り入れていない。
この彼女の姿を見ていると、キム・ヨナを思い出し、そのキム・ヨナに果敢に挑戦していた浅田真央に思いがゆく。彼女はオリンピック以外のタイトルではキム・ヨナに勝っていた。
浅田真央の武器は、彼女のトレードマークとなった3Aである。その武器で互角以上の勝負を繰り返したが、オリンピックでは負けてしまう。その直後の世界選手権では彼女が3Aの高得点でキムヨナを圧倒したのだが、3Aによる肉体への負担で選手生命を縮めている。
坂本選手の世代で3A以上のジャンプをする日本選手も増えてきたが、浅田選手がキムヨナを越えたように、坂本選手を越える高難易度ジャンパーの選手がいない。
現在の状態から、「大事なところで転ぶ」と言われた浅田選手の偉大さが見えてくる。彼女はリスクをとっても3Aに挑戦していたことを改めて思い知らされる。
あの若い紀平選手でさえ3Aの負担からケガで長期休養を余儀なくされ、坂本選手との戦いを見ることができない。ロシアが戦争のために出場が認められず、フィギュアーのレベルが下がった、とのコメントが一時出ていたが、坂本選手の高得点を見るとそうではない。
3A以上の大技で坂本選手あるいはキムヨナのようなスタイルの選手へ挑戦することの難しさだろう。宇野選手はジャンプだけがフィギュアスケートではないと表現のレベルアップを目指しているが、フィギュアスケートがスポーツであることを考慮すると、やはり大技へ挑戦する選手が出てくることを期待したい。
それが大変難しい挑戦であることを坂本選手やキムヨナのスケーティングスタイルが示している。キムヨナは引退まで3A以上の大技に挑戦することは無かったが、坂本選手は次のステップとして3A以上の大技にチャレンジしてほしい。そのとき初めて浅田選手を越えることができるのだろう。まだ、彼女はキム・ヨナレベルである。
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ゴムタイムズ社主催で下記WEBセミナーが開催されます。12月無料セミナーを開催しましたが、ゴムタイムズ社セミナーでは、混練プロセスが射出成形体に及ぼす影響についても説明いたします。
デンソー燃料ポンプのインペラーの射出成型密度が原因となり、ホンダ社のリコール問題が起きておりますが、特許情報から、本件の気づきと学びを急遽取り入れるため準備しております。
詳細はこちら
または弊社へお問い合わせください。
info@kensyu323.com
記
セミナータイトル:ゴム・プラスチック混練技術の基礎から応用まで
主催:ゴムタイムズ社
開催日:2024年1月25日10:30~16:30
受講料:45,000円/1人(税別)
目次
- 高分子材料のツボ
1.1.高分子とは
1.2.高分子のプロセシング概説
1.2.1.高分子のプロセシング技術
1.2.2.混練技術の歴史
1.2.3.分配混合と分散混合
1.3. ポリマーアロイ、ブレンド
1.4.パーコレーション転移
1.5. 高分子材料の評価技術
- 混練とレオロジー
2.1.高分子鎖の運動とレオロジー
2.2. 分子量とレオロジー
2.3. ゴム弾性
2.4. 分散系とレオロジー
2.5. 剪断流動と伸⾧流動
- バッチプロセス
3.1. 混練時間と分散状態
3.2.ロール混練
3.3.事例:防振ゴム用樹脂補強ゴム
- 二軸混練機
4.1.連続式混練機
4.2.二軸混練機の仕組み
4.3.スクリューパーツの種類
4.4.二軸混練機における高分子の流動
4.5.二軸混練機の運転とトラブル対策
- カオス混合
5.1.カオス混合とは
5.2.カオス混合装置の効果
5.2.1.難燃性PC/ABS の事例
5.2.2.半導体無端ベルトの事例
- 配合設計技術
6.1.タグチメソッド
6.2.データサイエンスの活用
事例:コンパウンドの品質問題解決
7.まとめ
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1979年にタイヤ会社へ入社しグループ研修で「タイヤの軽量化」というテーマを1か月半担当した。この時、某国立大学情報工学科出身者が多変量解析でテーマをまとめよう、と言い出した。
当時はパソコンが登場したばかりで気の利いたソフトウェアーなど手元に無かった。大型コンピューターIBM3033の統計パッケージが唯一のソフトウェアーだった。マニュアルは分厚い英文マニュアル。
これを5人で手分けして読み込んで、重回帰分析と主成分分析が今回のテーマのまとめに使えそうだということで、指導社員の許可を得てテーマをまとめ上げた。この時以来データサイエンスを実務に導入することが趣味となった。
そしてポリウレタンの難燃化研究を担当しているときに、上司が保証人となって80万円のローンを組み独身寮に実用に耐えうるパソコン環境を構築している。会社の大型コンピュータの使用料が高かったからである。
10万円の初任給の当方にとってはローンの支払いと奨学金の支払いで生活苦の毎日だったが、独身寮におれば、住居と食事には困らなかった。毎日サービス残業の今ならば真っ黒けのブラック企業研究所勤めだったが、勉強はたくさんできた。
金が無いから会社の図書室で本を借りて休日をつぶす以外無かったが、おかげでコンピューターの最先端について学ぶことができ、当時の情報工学科の大学院生よりもコンピューター知識は豊富だった。
今はどのような教育がなされているのか知らないが、当時の情報工学科の卒業生のプログラミングスキルは低かった。Cが登場したことも知らない学生がいた。逆に当方のコンピューターの知識(注)にびっくりする学生が多かった。
当時コンピューター関係は国内なら雑誌アスキーが先端情報を掲載していたが、洋書のほうが数カ月早かった。タイヤ会社にはコンピュータ部門があり、多数の洋雑誌が揃っていた。
こうして40年以上独学でデータサイエンスを学んできたが、周囲からは趣味と誤解されていた。上司が保証人となってローンを組んだ時にも会社ではコンピュータ作業をするな、と釘を刺されている。
タイヤ会社の転職原因となったのは、当方のデータサイエンスのスキルが災いしている。高偏差値高学歴の研究員によるプロジェクトが1年かかって否定証明した電気粘性流体の耐久性問題を一晩で否定証明をひっくり返し解決したのだ。
1月のセミナーでも30年以上前のこの体験をお話しする。科学的な否定証明をひっくり返し、電気粘性流体の増粘問題をデータサイエンスにより解決して、実用化の道を開いたのである。
(注)当方の卒論はシクラメンの香りの全合成であり、1978年のアメリカ化学会誌に掲載されている。あの野依先生に褒めていただいた。大学院はSiCウィスカーの研究室でホスフォリルトリアミドの研究を有機合成の視点で研究し6報研究論文を書いている。タイヤ会社では、樹脂補強ゴムの開発で混練技術をマスターし、5年前に混練の著書をゴムタイムズ社から出版している。ポリウレタンの難燃化ではホスファゼン変性ポリウレタンやガラスを生成して高分子を難燃化する技術を開発している。この技術をベースに、高分子前駆体を用いて高純度SiC合成の新規ルートを実用化し、タイヤ会社で半導体治工具事業を起業している。これら技術開発においてデータサイエンスが効果的に活用されている。なお、データサイエンスの仕事は独身寮で大半がなされ転職前の5年間は板橋の自宅で行われた。
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来年1月15日と17日にPython初心者用のデータサイエンス無料セミナーを開催いたします。Python導入用の予習テキストは、希望者に電子ブック形式で無料配布いたします。
セミナーの詳細につきましては、しばらくお待ちください。取り上げる内容につきましては下記を予定しております。
1.Pythonのプログラミング手法
マルチパラダイムの視点ですぐに使えるようご指導します。
2.多変量解析概論
データサイエンスの黎明期から活用されてきた多変量解析をPythonのモジュールを中心に手続き型プログラミングの特徴を活用して数学が苦手な人でも理解できるように説明します。
3.事例による最新データサイエンスの手法解説
Pythonのモジュールを活用し、業務に導入するヒントを説明します。
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