メジャーリーグワールドシリーズ第6戦の最後にものすごいプレーが飛び出した。TV観戦していても、そのスーパープレーの迫力は伝わってきた。
ブルージェイズのバッターのバットが折れて詰まったあたりとなったボールをドジャースのキケ・ヘルナンデス選手が全速力でキャッチし、そのまま2塁へ投げたのだが、ワンバウンドして2塁手が後逸してもおかしくないのをミギー・ロハス選手は、倒れてキャッチしてWプレーとなった。
2塁走者はキケ・ヘルナンデスのミスを期待していたために、2塁へ戻るのが遅れた。この場面、一つ間違えば同点になっていた。
野球の面白さに、このような勝敗を左右するファインプレーがある。しかし、今回のファインプレーは、バットが折れたことに気がつかないと、その凄さを理解できないかもしれない。
単なる詰まったあたりではないのだ。だから2塁走者もミスを期待したのだが、ボールはうまくグラブの中に吸い込まれた。ゆえに、このプレーだけを見ていると運が良かっただけのファインプレーのようになってしまう。
グラスナウの投球とバットが折れるところまでしっかりと見て、キケ・ヘルナンデスのスーパーキャッチをみると、運ではないことがわかる。彼の技量でキャッチし投球しているのだ。
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再生樹脂で問題となるのは、様々な色で各種樹脂が混ざった廃材である。ケミカルリサイクルならばそれなりの技術で対応可能だが、コストが安い物理リサイクルでは、再生方法が問題となる。
これをある樹脂とのポリマーブレンドで黒色のPS並みの物性を持った再生樹脂としてリサイクル可能である。少し配合技術を工夫すれば、UL94-V2レベルの樹脂になる。
PS並みの物性で黒色ならば、自動車用の部品としてニーズがあるのではないか。ご興味のあるかたはお問い合わせください。ちょうど東京モーターショー(ジャパンモビリティーショー)がはじまった。
東京モーターショーは過去の名前で、2年前からはJMSに変わり、展示も自動車ショーではなく、いろいろなモビリティーが展示されている。ドローンタクシーまで展示されているので面白い。
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旧東京モーターショーが改称されて2023年からジャパンモビリティーショー(https://www.japan-mobility-show.com/)となった。国際的に東京モーターショーの位置づけが低くなったためだが、そのかわり家族で楽しめるようになった。
本日から一般公開となるが、是非家族で見に行かれることをお勧めする。東京モーターショーは、車好きの催しとなっていたが、JMS2023から若い人や子供が楽しめるイベントに変わった。
例えば、東京モーターショーには無かった体験型の展示が多い。自動車の製造工程の一部を体験できるコーナーや、新しい乗り物の試乗などJMS2023でなければ体験できない催しが多かった。
JMS2025は、JMS2023より少し規模が縮小されているが、これはJMS2023の規模が大きすぎた反省だろう。2年前プレス発表を見に行って結局2日間通うことになった。JMS2025は1日で見ることができる規模になったことがホームページから伺い知ることができる。
JMS2023もそうであったが、東京モーターショーのようにアメ車も含めて世界中から車の展示があるわけではない。トランプ大統領がアメ車が売れない問題を日本が悪いような言い方をしていたが、そもそもメーカーがもう日本をあきらめただけなのだ。
日本で売れているBMWやMINIは、しっかりと今年も参加している。またBYDなどは日本メーカーと同じくらいの気合が入った展示をしているという。
高校生以下は無料で11月9日まで開催されているので、休日に家族で遊びに行くとデズニーランドより楽しくて価格も安い。
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秋田県では熊被害が増加したため、自衛隊に熊駆除の側面支援を要請したという。そのとき、銃殺は認めず、あくまでも罠による捕獲という側面支援だそうだ。
最近の熊の被害ニュースを聞いていると、自衛隊による銃殺も認めるべきと思ったが、自然保護団体が騒ぐので、罠による捕獲としたのではないか。
熊にもあるレベルの知能があるという。殺されないと理解したならば、どんどん市街地に現れるのではないだろうか。今熊騒動が起きているのは、山に餌が少なくなったためと言われているが、捕獲して山に帰しても、また現れる可能性が高い。
人間の命と熊の命と天秤にかけたときに、両方貴い、と真剣に考えている人がいたら、「それはおかしい」と明確に言えなくなった時代の悲劇が今起きている。
もうすでに10人以上の人が熊により被害に遭っているのだ。さらに毎日熊の被害が報じられ、行方不明者の人数は不明である。自然保護団体の人は、行方不明者が熊に拉致され生きているとでも考えているのだろうか。
行方不明者を発見したら、子熊と楽しく暮らしていた、などというニュースを聞かないが、自然保護団体の人たちは、そのような夢を見ているのだろう。
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新入社員1年目の始末書騒動に話を戻す。毎日上司から始末書を書けと言われ、職場でも早く仕上げろ的なムードが漂っていたので、出勤すれば図書室に籠るようになった。
今ならば、パワーハラスメントとなるような状況で、これで自殺したならば労災になったかもしれない。図書室には同じ年格好の女性と50歳前後の女性が受付としていて、籠るようになって2日めにはお茶が出て来た。
周り見ても多くても4-5人の社員しかいないのに、朝から終業時間まで図書室にいるのだ。不思議に思われたのだろう。正直に面白おかしく事情を話している。
今思い出すと、始末書騒ぎが本当に腹立たしいことだったのか不明だが、これだけ世の中でハラスメントが話題になっていると、悲惨な毎日だったのかもしれない。また、こうして鮮明に思い出されるので12年間の勤務中でそれなりのストレスになっていた出来事だろう。
ただ、図書室の女性と親しくなれた楽しい思い出としても思い出されるので不思議である。おそらく、社会全体としてゆとりがあったのだろう。図書室に二人の人材が配置されていたのもゆとりを表している。
転職した写真会社では、図書室の担当者は一人で、バブル崩壊後図書室は廃止され、倉庫になっている。12年後、そこに自分が配属されるとは思ってもいなかったが。
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社内のコンピューター部門は、社員からあこがれの部署だった。大型コンピューターが2台設置され、一台はPOS専用だった。同期に情報工学科一期生の卒業生がいたがコンピューター部門には配属されず生産管理部門に配属されていた。
また、経済学部を卒業してきた同期がコンピューター部門へ配属されるなど、戦略的な人材配置が行われていた。IBM3033の端末が各職場に、少なくとも1台配置され、従業員に解放されていた。
入社2年目ごろから、勤怠表や購買の発注業務がこの端末で行われるようになっていたので、コンピューターの活用という視点では、最先端の会社だった。
そのような会社でも基礎研究部門のコンピューターに対する無関心はひどかった。花王からOA化が8ビットのコンピューターでできる時代だ、というひどい啓蒙書が出たときに、この基礎研究部門でOA委員会が組織された。これは始末書騒動から約1年後のことだった。
基礎研究部門は雲の上の組織と社内で陰口がささやかれていたが、ゴム会社のOA化がどこまで進んでいるのかも分からず、花王のコンピューター部門が書いた本に飛びついたのである。
OA委員長は、1年ほど前に始末書を命じた上司で、社内のOA化がどの程度進んでいるのかもご存じなかった。ただ、花王のコンピューター部門が執筆した、8ビットコンピューターで漢字も出力出来て社内のOAの中心になる、という夢物語を信じていた。
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50年近く前に社会人になった。当時第二次オイルショックで、就職状況は冬の時代と言われた。ゆえに大学院二年になるや否やOB訪問で勧誘を受けたゴム会社に就職した。
この頃の社会と現代では大きく変化している。また現代の変化を予測できるような出来事も起きている。今から思えば、当時から変化が起き始めていたのかもしれない。
例えば、ゴム会社では、成果主義で査定が決まるとの説明を受けていた。人事部からの説明は成果主義であったが、実際にはそれを信じて仕事をやっていたらひどい目にあっている。12年間勤めて結局転職するような事態になっている。
また、入社2年間は査定がつかず、職場異動も残業手当も無い、との説明を受けたので、1年間のテーマ「防振ゴム用樹脂補強ゴムの開発」をサービス残業で3か月で仕上げたところ、職場異動となった。
そして世界初の難燃化技術を開発するように新しい職場のリーダーから指示を受けたので、ホスファゼン変性軟質ポリウレタンフォームの工場試作を半年もかけないで成功させたら始末書を書けと命じられた。
リーダーも内容を理解していない始末書を毎日書けたか、書けるまで仕事をやってはいけない、と言われ続けた。今なら壮絶なハラスメントだが、当方は心当たりも無いので死ぬ気も起きなかった。
人事部の同期に相談したら、入社2年間は査定がつかないので始末書ぐらい平気だ、というあっけらかんとした返事である。仕事を停止され、毎日叱られている状態など問題にはならなかった。
新入社員が工場試作を勝手にできるわけではないので、明らかにリーダーか指導社員が始末書を書くべき、と指導社員に訴えても、査定に響くから誰も書きたくない、という。
職場の雰囲気が新入社員以外に始末書を書ける人はいない、という状態で、転職も考えたが、図書室にあったコンピューター関係の書籍に感動した。
DXの黎明期であり、先端のコンピューターの情報が大学よりも充実していたのである。時代は情報工学科設置ブームが起きており、第一次AIブームの影響が出始めていた。
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論理学の完成で科学という哲学が普及したと言われている。ちょうど産業革命が始まった頃である。ゆえに、産業革命を科学の力は加速度的にイノベーションしたが、科学によりそれが引き起こされたわけではない。
この当たり前の歴史をご存知ない方が多い。マッハ力学史に、ニュートン力学は科学ではない、と明快に論じている。しかし、高校の物理で学習するのは、ニュートン力学である。しかもそれを科学的に教えるので、物理を難しい、と感じる人が多い。
このようなことをさらに書き進めると、今の科学教育批判と誤解されるといけないので、ここまでとするが、DXの進展で業務プロセスが変化している今、科学という哲学を誠実真摯に考えた方が良い。
技術開発や研究開発業務をDXしようとするときに、業務の進め方を科学的にやっている限りにおいては、うまくDXできないことをご存知だろうか。
弊社は研究開発必勝法というプログラムで企業のコンサルティングを行っています。その内容について、ゴムタイムズ社ポリマーTECHに3回の連載で関係する記事を書いてますのでご一読ください。
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ケミカルアタックとは、樹脂に油が付着し、その油により樹脂にクレーズが発生、やがて破壊に至る現象である。60年以上前から知られている現象で、当方が小学校低学年の時に、今井模型の社長から頂いた手紙にも書かれていた。
さて、ケミカルアタックについて調べてみると、十分な解説がなされていないことに気がつく。この品質問題で難しいところは、トランスサイエンスとなる現象も存在する点である。
よくSP値との関係で説明されていたりするが、SP値がずれていても発生するときがある。例えば成形体のウェルドラインのところは起きやすい場所である。しかし、これがいつでも起きるといえないところが難しい。
それから、常に応力がかかり、クリープが進行している所でも起きやすい。低密度の部分でも起きやすい。注意しなければいけないのは、大物の射出成形体である。均一な密度でできていない時に起きる。
実験室で促進試験を行い、因子を探す実験を行ってみると分かるが、樹脂の種類が異なると発生の仕方も異なることに気がつく。大変悩ましい品質問題である。
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学生時代に研究情報の調査のためChemical Abstractを毎週一定時間読む必要があった。その作業から、就職後解放された。
しかし、新しい研究テーマを企画するためには研究情報調査が欠かせない。企業では研究管理部門が情報調査を担当していて、調査が必要であれば、そこへ依頼するのだが、外部調査会社へ丸投げで、期待した情報など得られなかった。
高純度SiCの事業企画をしたときには、ひどかった。ポリウレタンの難燃化研究を担当していて、研究テーマとして認められていなかったので、年休を取り自分で大学へゆき情報収集しなければいけなかった。交通費もコピー代も自前である。
先行投資2億4千万円が決まり、ファインセラミックス棟が建設されようとしていた時に研究管理部門が、アメリカのバッテル研究所へ依頼していた調査レポートを持ってきた。
英文で書かれているので、届いた資料をそのまま持ってくるような仕事のやり方である。調査費用に1000万円かかっているので、レポートにまとめてほしい、と担当者が言ってきた。
管理部門の担当者の仕事のやり方は、他人へ丸投げして自分の成果としている。少々腹がたったが、怒ってみても仕方がないので、調査資料を読んでみた。読んでみて、それ以上に腹が立った。
中身が薄いのである。1000万円かけた資料のまとめと、当方が調査した情報の要点をつけて、要約文に1000万円のレポートは中身が無い、と明確に書いておいたら、担当者が、要約文を書き直してほしい、と言ってきた。
小生は正直に書いたものなので、と言ったら、担当者は当方の調査して集めた資料を見せてほしい、と言ってきた。それで、当方の資料は、テーマとして認められていなかった時に年休を取得し自分の金で集めた資料であり、1000万円の資料とは扱いが異なる、と説明している。
当時は、技術情報調査の仕事を企業の研究所でもよく分かっていなかった。個人の力量に依存していた時代である。
ちなみに1000万円のバッテル研究所のレポートはどのような内容だったのか、少し説明すると、市場調査は細かくなされ、レポートの半分を占めていた。しかし、イノベーションが起きている市場なので意味のない内容だった。
市場予測も載っていたが、具体的なテーマにつながる内容は何もなかった。電子情報分野が成長する、と書いてあっても、当たり前のことで、重要なのは具体的な技術や材料である。
ペロブスカイトの成長が著しい、とあったが、超伝導体を伺わせるヒント情報は、無かった。しかし、一部の研究者は既に研究を始めていたので、その情報を載せるべきだと感じた。小生は、ペロブスカイトの導電性に関する論文を3本ほど持っていた。1000万円のレポートには、その研究についてまったく触れられていなかった。
細かく問題点を書いても仕方がないが、1000万円かけても、先端の研究テーマ情報を得ることができなかった時代である。先端の情報を集めるためには専門家の臭覚が必要な時代だった。
そもそもセラミックスフィーバーが日本で始まり、日本が最先端を走っていた研究分野について、アメリカの調査機関に依頼しているところがずれているような印象を当時持っていた。
1000万円かけてもごみのような調査しかできない時代から、素人でもプロンプトさえ書ければ、無料のAIで最先端の情報が得られる時代になった。
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