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2017.01/04 例えば「高分子材料技術」

何を学ぶかは大切だが、世の中には学ぶべき事柄は多く、おそらくそれらすべてを一生かかって学び上げることは不可能だろう。現代は情報がほぼ無限といえるぐらい存在し、社会に知識が溢れている時代である。

 

この溢れる知識を一つづつ学ぶ作業について論じることは大量の論文を書く作業と等しいが、その学び方であれば、共通点が存在し、そこに焦点をしぼり手短に論じることができると思う。

 

写真会社に転職し担当したフィルム成形とその表面加工技術には「高分子材料技術」の知識が不可欠だった。そしてその知識の大半はゴム材料技術の知識とは遠い関係にあった。

 

セラミックスについては、高純度SiCの合成法を開発したときに専門家としてやっていけるだけの知識を身につけていた。どのようなセラミックス材料でもあるいはどのようなプロセシングでも開発できる自信があった。

 

それらの知識獲得に社会で公開されていた教科書は役に立たなかった。無機材質研究所で専門家から直接教育された知識だけが当時のセラミックスフィーバーの時代に唯一役に立つ知識、という経験をした。

 

この経験故に転職直後には迷わず東大の赤門をくぐり、高分子の一流の専門家に知識の伝授をお願いする行動をとった。技術について基礎知識を得たいならば、学歴とは無関係にまずアカデミアの門を叩く、という行動は大切である。

 

アカデミアの敷居が高いならば弊社のような会社にまず相談する、という行動は知識を獲得するために良い方法である。弊社ではセラミックスから高分子技術まで材料すべてについてご相談頂いた内容に対して適切な回答を出すことが可能です。

カテゴリー : 一般 高分子

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