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2019.11/14 オブジェクト指向の時代

今スマホでもパソコンでもオブジェクト指向のパラダイムで動いている。それは使う立場では、わかりやすいからであるが、教える立場では、オブジェクト指向は難しいはずだ。

 

よくわかっている人でも、わけのわからない教え方になる。市販されているC++やC#の教則本が分かりにくいのはそのためだ。

 

手続き型言語は、教える側はわかりやすい。しかし、MS-DOSが使いにくかったように、手続き型のパラダイムはオブジェクト指向のパラダイムより使うときに面倒だったり、分かりにくかったりする。

 

この点について情報工学の専門家は何も感じていないらしい。もし感じていたなら、ソフトウェアー教育に関する文部省の指導要領はもう少しまともなものになっていただろう。

 

情報工学の専門家もよくわかっていない状態でありながら小学校からプログラミングを教えようなどと言うから現場が混乱するのだ。日本の情報工学が裸の王様状態であることを誰かが指摘すべきである。

 

ソフトウェアー分野において日本のアカデミアは、世界水準に追いついていないと感じている。

 

先日も書いたが、現状では文部省の指導要領に従わなくてはいけないので、ずばりBASICを指導すればよろしい、と提案しておく。もっと具体的に言えば、スキルを身に着けさせることに徹すればよい。

 

ソフトウェアー工学をよくわかっていない現場の教師が教えるのだから、教材の言語についてわかりやすさを追求しても意味が無いのだ。概念が大切だと言ってもそれを理解していない先生が大半だろう。このパラドックスに早く気がつくことだ。

 

VisualBASICならば1ケ月程度で簡単なプログラムを作れるようになる。しかもオブジェクト指向付きである。実用性の無いプログラミング技術を学ぶ小学生が気の毒である。本当は、その時間を算数にあてたほうが将来のためだ。

 

カテゴリー : 一般

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