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2023.04/06 技術が生まれた日(2)

バブル崩壊後GDPはなかなか上がらないどころか、技術の地盤沈下を告げるニュースが目立つ。高度経済成長からバブル崩壊直前までの日本のGDP向上は技術の進歩と連動していた。


JAPAN as No.1.という本がベストセラーになったと思ったらバブル崩壊でなかなか浮上できない30年の日本となった。技術では今後生きてゆけない、と判断したのかどうか知らないが観光立国日本が叫ばれ、外国人観光客が増えてきたところでコロナ禍である。


この30年間、正確にはバブル崩壊前10年からその後のリーダーたちの力量が不足していたことは明らかである。技術については、苦労して技術を生み出し、事業まで育てようという努力が少なかったように思われる。


栗山監督のようなリーダーを待望する意見が多くなったが、部下を信頼してくれるリーダーでかたずく問題ではないだろうと思っている。なぜなら、パワハラのオンパレードの時代であっても多くの技術が生まれ日本のGDP向上に貢献していたからである。


若い一人一人の技術者の力量向上が必要ではないかと思っている。当方が技術者として成長できた思い出の大半は、「まず、モノ持ってこい」とか「女学生より甘い」とかややパワハラ気味で実務肌の本部長時代に集中している。


このリーダーのもとで、高純度SiCの事業が住友金属工業とのJVとして立ち上がり、ゴム会社で事業が30年続いた。後任のリーダーがまともなリーダーであったなら、職場の事件を隠蔽化するような判断をしなかったはずである。


転職後バブル崩壊しているが、バブル崩壊前後で社会のリーダーの力量が変化してきたように感じている。どのような変化か書きにくいが、イノベーションを恐れていては今の時代を乗り切れないとまとめておく。ゴム会社の高純度SiC事業はイノベーションを期待したリーダーたちにより生み出されている。

カテゴリー : 一般

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