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2024.02/14 科学で解けない問題とは?

トランスサイエンスとは何か。それは、「科学で問うことはできるが、科学で解けない問題」である。事例として、環境問題のように科学だけでなく国際社会の動向や国民の意識が解答に影響を与えるような問題がすぐに浮かぶだろう。


このような、「科学だけでなく他の分野の影響を受ける問題」だけでなく、否定証明となるような問題の一部は、科学で解けない問題の一つとなる。


否定証明として証明されたのだから、科学で解けたと認めるべき、という人は科学ボケを疑った方が良い。哲学者イムレラカトシュは、「方法の擁護」の中で、科学で完璧な証明となるのは否定証明だけ、と述べている。


否定証明により得られた真理が唯一の厳密な方法によりなされた科学的証明と言っているのだが、否定証明されては困るような問題が技術開発では出てくる。


例えば、問題解決するために唯一の方法しか知られていない、あるいはその方法が唯一の解である場合だ。ゴムからの抽出物で増粘する電気粘性流体の耐久性問題は界面活性剤で解決できない、という問題を科学的に完璧に解いた研究グループがある。


そのグループは、その科学的に完璧で優れた証明をもとに、「加硫剤も添加剤も何も入っていないゴムを開発せよ」と当方に命じてきた。ゴム会社でこのようなテーマが生まれたことを不思議に思われるかもしれないが、これは実話(当方はこの出来事が原因で命を守るために転職している壮絶な実話だ。当方が転職後も二人の若者が転職し、さらに数年後には新聞に掲載されたが自殺者も出ている時代だった。)である。


当方は、すぐにそれを否定しては角が立つ、と配慮し、一晩徹夜してデータサイエンスにより、ゴムからの抽出物が存在しても増粘しない電気粘性流体の技術を完成させている。


どのように科学的に完璧な否定証明の結果をひっくり返したのかは、弊社のセミナーで解説します。3月13日「科学で解けない問題を解く」セミナーへ是非ご参加ください。日曜日にもこのセミナー受講は可能であり常時受け付けておりますのでリスキリングを考えておられる方はご利用ください。

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