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2024.03/06 AIによる恋人選び

昔からこの手の企画は存在した。今のようなAIのアルゴリズムが開発されていなかった時には、「コンピュータによる恋人選び」というのがタイトルだった。


昔はSNSなど無かったので、このようなことを書いていても堂々としていたが、今は怪しい交際が増え、ある調査では、妻帯者の半分の男性が不倫しているという。


結婚できない若者が増えている原因も案外このようなことも影響しているのかもしれないが、表題でいかがわしい話を想像しないでいただきたい。社会状況からこのような題材は少し躊躇するが、まじめな話を書いている。


 

データサイエンス黎明期にこのようなゲームが流行している。まだマイコンが普及する前にすでに多変量解析が心理学で活用されはじめ、判別分析などの手法で研究論文が登場していた。


当方がこのような分野に興味を持ったのは、ゴム会社に入社して同期に設立されたばかりの情報工学科の卒業生がいたからである。その卒業生から薫陶を受け、データサイエンスが趣味となった。


そして世間を見たら、「コンピューターで恋人選び」、とか「人工知能があなたの恋人を選びます」などという企画が週刊誌に載っていた。袋とじ企画が登場する少し前に応募券付何とか、という企画が週刊誌のおまけとしてついていた。


判別分析や主成分分析の手法を使っただけの大した企画ではなかったが、TVとの連動企画もあり、実際にそれで結婚されたカップルが登場したりしていた。


その時、今時ならば怪しい雰囲気なのに、当時は何か科学の最先端のような香りをまき散らせていたが、これは科学とは無関係な遊び、と気がつくのにそれほどの時間はかからなかった。


雑誌サイエンスに「サイエンス&トランスサイエンス」という論文が出たからである。日本ではセラミックスフィーバーが吹き荒れ、セレンディピティーが流行語となっているが、大切なのはトランスサイエンスという概念だった。


データサイエンスで恋人を見つけても、それが真の恋人とならないように、データサイエンスで結果を導き出しても常にそれが真とはならない。すなわちデータサイエンスで結論を導き出す方法は、科学の方法とは少し異なるのである。AIで導き出しても同様である。


AIによる恋人選びが、常に真となる解を出さないように、マテリアルズインフォマティクスによる解は、厳密な意味で科学的解ではない。このような視点で弊社はデータサイエンスの指導をしています。


今月もセミナーを開催しますのでリクエストをお待ちしております。企業単位のお申し込みも受け付けておりますので、是非お問い合わせください。

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