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2024.03/14 風俗の問題

風俗とは、ある時代や社会、ある地域や階層に特徴的にみられる、衣食住など日常生活のしきたりや習わし、風習のことを意味するが、特殊な接待を伴う飲食業に対しても使われたりする。


自民党青年局の近畿ブロックの会議後の懇親会の内容が問題とされ、自民党の3人の女性閣僚が語ったコメントが昨日のニュースとなっていた。


3人とも厳しい意見が飛び出すかと思っていたら、高市議員は、服装に関して一定の理解ある見解を述べていた。2人の女性議員よりも、まともな感覚だと感じた。しかし、一番の問題はそこではないのである。


仮にダンサーを呼んでいなかったとしても、口移しのチップなどの行為があればアウトという視点が重要である。昭和の時代でも、官僚のノーパンしゃぶしゃぶが事件になっている。


そもそも、公僕の懇親会だから堅実に行おうという発想は無かったのだろうか。何かの会議が行われ、その労をねぎらうために懇親会に「風俗」を持ち込むのは、昭和の時代の発想である。


セラミックフィーバーの時に、ある装置メーカーのセミナーに初めて参加したところ、懇親会があった。そのとき、会場にはコンパニオンが参加者2名に対して1名の割合でいたのでびっくりした。


そもそも、名刺交換してわかったのだが、セミナーの参加者は管理職以上で30前後の若僧は小生一人だった。セラミックスフィーバーの時代に、この類の無料セミナーが多数開催されていた。


平成以降は2次会で令和には3次回以降趣味の人たちで、と時代が変わった、という見解をどこかで読んだが、バブル崩壊後そもそも懇親会そのもが地味になっていった。


昨年、久しぶりに参加しようとしたある学会の研究会が、風俗で有名な三大温泉の一つで行われるというので、参加を取りやめている。公職にあるかたもそのくらいの判断をしていただきたい。


今回の問題は、公的な会議の懇親会では、懇親会と言ってもそれなりの品位を保ったものを企画する必要がある、という判断ができなかった点にある。そこが一番問題だったような気がする。

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