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2025.06/03 モノの価格

備蓄米5kg2000円という価格は、妥当な米価格だろうと推定される。高く見積もっても3000円すなわちkg単価にすれば600円という価格は、現在の経済水準で見ておかしな数値ではないだろう。


トウモロコシと米のでんぷんで価格が同じならば、kg単価が400円以下でも米農家は儲かるはずで、米農家が儲かっていないとすれば、中間業者の笑いが止まらない事業なのだろう。


日本人の主食を倍以上の値段に吊り上げている業者を公開すべきだろう。末端のkg単価が400円から600円という価格には、人件費もすべて入った価格なので、それ以上の価格の米には付加価値が入っていることになる。


「100円のコーラを1000円で売る方法」という題名の本が昔あった。ゴールデン街と銀座では、一杯のウィスキーの値段が10倍異なるという。すなわち、付加価値をつけて儲けようという内容の本である。


40年以上前に30万円のアルトという車が話題になった。セリカは安くても220万円した。オプションをつけたセリカ1600GTは、300万円だった。


その後デートカーとして話題になったプレリュードXXが300万円したので、10倍の価格差は、単なる移動手段としての車ではなく、それなりの付加価値のある車を意味している。


100円のコーラを迷わず飲むことができても、30万円のアルトは買わない、という若者が多かったのは、バブルゆえの時代風景だろう。モノの値段は、その時代の価値観にも左右される。


当時アルトは、2台目の車として大ヒットした。30万円でも高品質だったからである。2000円の備蓄米が飛ぶように売れている。備蓄米を家畜のエサと言った国会議員がいたが、昔と異なり古米でも品質が悪くないので、このような価値観の国会議員を次の選挙まで国民は忘れてはいけない。

カテゴリー : 一般

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