2025.06/09 高分子の難燃化技術セミナー
米の味が、精米技術や炊き方に依存する話を以前この欄に書いたが、高分子の難燃化技術もプロセス依存性や材料設計技術に依存するトランスサイエンスである。
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高分子とプロセスとの関係が科学的に解明されていないので、トランスサイエンスなのだが、この点を理解されていない人は多い。配合と材料物性が1:1に決まると信じている人がいる。同一配合でもプロセスが変われば材料物性がどうなるのかは予測できない。
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7月25日に技術情報協会主催で本技術に関するセミナーが開催されるが、弊社に割引券があるので問い合わせていただきたい。
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さて、高分子の難燃化技術の基礎は、1970年から80年代に確立され、当時主だった難燃剤が出そろった。ホスファゼンも1980年代末には大塚化学から市販されるようになった。
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しかし、プロセス依存性が大きな技術なので、その内容を正しく理解していないと、コストパフォーマンスどころか力学物性の仕様を満たした設計ができない場合もある。
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本セミナーでは、科学的な背景や技術開発のポイントだけでなく、マテリアルズインフォマティクスの視点も解説し、希望者には、タグチメソッドの解析プログラムを吐き出すエキスパートシステムのβ版を差し上げている。
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参加希望者は直接技術情報協会へお申込みいただいても良いが、弊社へお問い合わせいただければ割引券をお渡しいたします。また、希望者にはPythonのご指導についてご相談にのります。
カテゴリー : 一般
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