2025.06/28 コトづくり日産
日産自動車の株主総会は大荒れだったそうだ。今回退職する経営陣4人(本来ならクビ)に6億円以上の退職金が支払われることが記事になっていた。これではこれからリストラされる社員もたまらないだろう。
経営陣は問題があるかもしれないが、日産自動車は、製造業でありながら様々な伝説に満ちた企業であり、現場が頑張っている技術の日産である。それゆえ日産自動車を購入する人の多くは昔からのファンが多い。
阪神や広島、中日ほどではないが、スバルにはスバリストと呼ばれる個性的なファンがいるように、日産にはスバリストと異なるキャラクターのファンがいる。
それは、スカイラインであり、ブルーバード、ダットサン、Z、シーマ、ジュークのような各時代のブームを生み出した名車のデザインを見れば理解できる。また、プリンス自動車から移籍した桜井真一郎氏のような伝説的人物もいる。
プロジェクトXで有名になった片山豊氏は、日本車をアメリカに認めさせた功労者である。こうした素材が豊富な日産は、モノ作りだけでなくコトづくりも可能ではないか。
過去の栄光とするのではなく、今の時代には、と言うよりもカリスマ技術者やその製品が残っているうちに、国内だけでも歴史的資産を活かした販売を目指したならば、容易に経営が軌道に乗りそうに思うが—–
80点主義と言われたトヨタはモリゾーで大きくイメージチェンジした。社長自らCMに出る事例は多いが、それが企業のイメージチェンジまで成功させた事例を当方はあまり知らない。
ホンダがプレリュードを復活するように、トヨタはセリカを発売する噂が出ている。リーフは電気自動車の草分け的存在であり、日産の伝説を融合するにはふさわしい車である。
カテゴリー : 一般
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