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2025.07/04 DXと技術者

40年以上前のデジタル化の黎明期、研究所の上司から80万円のローンを組まされ、MZ80Kを中心にしたシステムを購入している。カローラDXを買えた値段である。


研究所ではこのほか様々な仕打ちにあい、結局新入社員が指導社員の惨状を見て転職した事件がきっかけで当方もゴム会社から写真会社へ転職している。


研究所はアカデミアよりもアカデミックで、科学が唯一の哲学となっていた。ところが、1970年代のアメリカでは、第一次AIブームが終焉し冬の時代となったがトランスサイエンスという概念が生まれている。


アメリカでは科学に疑問が生まれ、イムレラカトシュによる「科学の方法」にまとめられた論文が多数発表されているというのに、ゴム会社では科学で完璧な否定証明をして自慢している研究者が多かった。


当方は、この惨状をDXで変えようと努力し、電気粘性流体の耐久性問題を非科学的にデータサイエンスで解決するのだが、ジキルとハイドのような犯人に業務妨害され、DXの半ばで転職している。


転職後、故田口先生と出会い、写真会社で3年間田口先生から直接ご指導を受けるのだが、田口先生とは議論の毎日だった。なぜなら、田口先生はタグチメソッドを科学の中に位置づけようとされていたが、当方は非科学でも良いのではないかと先生に進言していた。


40年以上DXしてきた人生だが、今ならば、ゴム会社を転職するような状態にならないと思っていたら、ゴム会社の若い人から研究所は今も変わっていません、と聞かされた。

カテゴリー : 一般

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