2026.05/06 研究開発プロセス(18)
イノベーションを引き起こす研究開発プロセスでは、まずそのシーズが存在することを確認し、確認されたシーズをもとに、非科学的でもよいから、結果をまず出すことが重要である。
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このようなプロセスは、ノーベル賞を受賞した研究でも採用されている。iPS細胞の研究では、24個の遺伝子を経験知から選び、そのすべての遺伝子を細胞に取り込ませて初期化が起きることを確認している。
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その後、24個の遺伝子から1本取り除いた23個の組で初期化が起きるかどうか検討し、4個の遺伝子の組で細胞の初期化ができることを示した。
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この話は、山中博士がTVで語っていたが、科学の禁じ手であるあみだくじプロセスを研究開発で採用し、博士はノーベル賞を受賞されたのである。
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このiPS発見の研究開発プロセスはもっと注目されるべきだろう。残念ながら、あみだくじプロセスをその後山中博士から直接聞くことは無くなった。
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研究開発プロセスを科学的に厳密に行うべき、という思想は20世紀の遺物となったようだ。最近はマテリアルズインフォマティクスも常識となり、ベイズ統計も実験に採用され始めた。
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