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2025.03/14 マネジメント(1)

昨日ゴム会社の同期の葬儀に参列させていただいた。先月25日にお亡くなりになって、火葬場が満員ということで、葬儀の日取りが決まらず、とりあえず葬儀に出られない場合に備えてご霊前だけお送りした。


その時弔電も送ろうと車で郵便局へ向かう予定だったが、突然後席のシートベルト警告ランプがついた。車には運転手である当方一人しか乗っていないので驚いた。また、新車から3年経っているが、初めてのことである。


何か異常でもあるのか、と思い、とりあえず車を止めたのだが異常は無かった。ややホラーめいた出来事だが、高純度SiCにまつわる話には、このような不思議な出来事が毎度起きているので慣れている。それで弔電を送るのを辞めている。


そもそもゴム会社で高純度SiCの事業を行うことが決まり、無機材研から基本特許の斡旋を受け、スタートしているが、この経緯も異常であり後日書きたい。


また、事業スタート時の管理職は、当方が研究所へ配属されて、3か月間だけ課長だった方である。この方がリーダーになられるというのも、書きにくいが少しありえない人事だった。


6カ月の新入社員研修を終え、研究所に配属されて3か月後に人事異動となったのでびっくりしている。3カ月後には無くなる組織へ配属されて、1年間の新入社員テーマの予定を3か月で仕上げねばならなかった。


指導社員は、仕事をまとめる必要はない、と言われたが、樹脂補強ゴムを使用した防振ゴムの基本配合を完成させ、特許出願から研究報告書まで仕上げている。指導社員のご指導の賜物であるが、課長は特に喜ばれず、がっかりした記憶がある。


しかし、この方は、高純度SiCの研究棟起工式が終わり、社長を送り出されてから、当方によりかかるように倒れられたのでびっくりした。新入社員の時の印象とは異なり、体調が悪いにも関わらず無理をおして起工式に出られていたのだ。


そして研究棟が完成し、竣工式の日に病院でお亡くなりになられた。竣工式の2日後は葬式が開かれ、幹部の葬儀ということで、社長も参列されたのでびっくりした。写真会社では弔電と花籠だけだったので風土の違いを感じるシーンである。


実はこの数カ月の予定を見る限り、今週は韓国出張があり、昨日の葬儀に出席できなかったはずである。それがクライアントの都合で出張が取りやめになっただけでなく、葬儀の連絡はその後にメールで送られてきた。


お亡くなりになって1週間ほど後に葬儀の連絡が来ることも珍しいが、なんやかやと偶然が重なり、迷いに迷って葬儀に参列させていただいた。12年勤務して転職した立場では参列するのは肩身が狭いが、焼香だけでもあげたかった。


化工品開発本部長まで勤められた人物の葬儀、ということで会社関係の参列者が多かった。ゴム会社の退職者の葬儀には、転職者という立場で参列しにくいが、お世話になった方々の葬儀には連絡を頂ける限りにおいて参列することにしている。

カテゴリー : 一般

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