2017.06/10 アイデアを出す一つのコツ
高校数学で学ぶ証明問題の解答に必要条件と十分条件で論理を明示的に展開しないと×になる問題がある。実は「=」が必要十分な関係を示しているので、全ての問題が必要十分関係を議論しているわけだが、証明問題には、わざわざそれを明示しなければ正解とならない問題がある。ゆえに推論に向きがあることを高校を卒業した人ならば誰でも知っているはずなのだが、卒業すると忘れてしまう。
それは日常の思考や科学で現象を考えるときに無意識に必要条件から考える癖が身についているからだ。いわゆる科学で脳みそが汚染された結果である。この前向きで推論を進める癖は簡単に矯正できる。現象の結果から考えれば良いだけだからだ。すなわち現象の結果や結論を明確にして逆向きに推論を進めるだけである。
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