2018.04/04 坂本龍馬
日本相撲協会の日馬富士問題で貴乃花が月給が半分になるなど一気に最下位へ降格になった話を書いていたら、坂本龍馬をなぜか思い出した。
坂本龍馬は明治維新プロジェクトの中で用済みになり、消された人物だが、それが高校歴史の教科書から消えるとかいうニュースが今年初めにあった。それを突然思い出した。
従軍慰安婦は載せるが坂本龍馬は教科書から削除するという歴史認識の人物は、おそらく日本人ではないだろう。歴史的にその業績があいまいだから削除するという理由になっている。
もし彼が歴史に何も影響していない、取るに足らない人物だったなら、暗殺された史実も伝承されていなかったろう。龍馬暗殺後の妻についても記録が残っているのに、明治維新で何も業績が無かった、と決めつけるのは歴史の記録がどういうものか知らない人物と思われる。
歴史はいつの時代でも勝者により、適当に書き換えられてきた。高純度SiCの開発の歴史すら最初の学会賞審査の資料では、当方が転職してから開発が始まった、とその開発の歴史が歪められ書かれていた。(一年後再提出され受賞した資料ではそれが修正され、受賞者に無機材質研究所主任研究員の名前が正しく載っていたが。)
このように歴史とは悪意のある人物により適当に書き換えられやすい側面がある。坂本龍馬の業績には、明確なものが無い、というのが学説だそうだ。これは、彼の身分を考慮すれば当然だろう。
明治維新への流れの中で、明確な史実は無いそうだが要所要所に彼の名前は出てくる。これをどのように評価し歴史を読み解くのか。
非業の死とともに彼が明治維新の流れの中で必死にそれを推し進めていた名もなき一人であったことを否定する人はいないと思う。それだけで教科書に残す十分な理由になる。
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