2019.05/06 新規事業を成功させるために(4)
インスタグラムは、カメラメーカーにとって新規事業の良いお手本である。入力機器とそのデータ加工のワークフローまで備えた携帯端末のおかげでPCが無くても楽しめる。なぜ、携帯端末と同様のカメラが登場しないのか。
携帯端末に限らない。電子レンジの様な調理器具でさえもインターネットと接続しレシピを見るためにPCを必要としない製品が登場している。まったくPCを必要としないミラーレス一眼が登場してもおかしくないはずである。
ニコンの新製品Z6あるいはZ7では、PCが無くてもある程度の現像処理が可能でそのままプリンターから現像処理した画像をとりだすことが可能になった。しかし、これはペンタックスカメラでは10年近く前に発売されたK7で実現していた。
K7では、カメラ内のRAWデータをカメラ内で現像処理効果をいくつかの条件で確認できた。ニコン製品では高い付属品を別途購入するとインターネット接続が可能になるが、なぜこれが標準機能にならないのか。
カメラ本体をPCのように扱うことが可能で携帯カメラよりも美しい画像をそのままインターネットに乗せることができたなら、カメラの可能性は広がる。
弊社の発明した画像処理技術もソフトウェアーとして起動できるようにすればオリジナルデザインを誰でも創作することが可能になる。SNSを自由自在にできるカメラがなぜ登場しないのか不思議である。
写真を写し、それをインターネット上で皆で楽しむ文化はすでに登場している。携帯電話のカメラ性能の向上でコンパクトカメラ市場は無くなりかけている。
なぜ、カメラを使って新ビジネスを創り出そうとする企業がカメラメーカーから現れないのか不思議だ。弊社は新ビジネスアイデアと特許を保有しているのでカメラメーカーは問い合わせていただきたい。カメラにはまだ未来の可能性が広がっている。
カテゴリー : 一般
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