2022.04/09 日ハムー楽天戦
昨日リーグトップの本塁打数9を誇る日ハムと楽天の試合があったが、TVではどこも放映していなかった。人気の無いカードかもしれないが、注目されてよいカードだったと思う。
かたやわずか2敗の楽天とたった2勝の日ハムの試合である。その戦いぶりは注目されてもよい。何といってもホームラン数がリーグトップを誇りながら最下位の日ハムだからである。
今朝、記事が出ていないかヤフーを検索しても木曜日までの記事が上位に出てくるだけで、金曜日の試合結果が1ページ目に出てこない。日ハムー楽天といれて、ようやく地方新聞の記事を見つけることができた。
記事を読むまでもなく日ハムが負けたのだろうと、検索結果から想像がついた。清宮が1本でもホームランを打っていれば各社が取り上げるような記事になったのかもしれないが、日ハムは0点だった。
おそらくビッグボスのパフォーマンスも話題とならないさみしい試合だったのかもしれない。せっかく検索したニュースだから読んでみたが、華となるようなプレーは無かったが、両チームの現在の状態を示す典型的な試合運びだったようだ。
三回早川は1-0の守りの段階で走者2,3塁のピンチを招いた。しかし、難なくWプレーとしたらしい。日ハムはそれなりに攻撃していたようだが、貧打4本で3点を取った楽天が3-0で勝った、とあるから、日ハムの問題が見えてくる。
野球という競技はサッカーと異なり、チームプレーの要素が少ないように見えるが、バッターボックスでどのような覚悟をしなければいけないのかという点で、サッカーよりも選手一人ひとりが厳しい試練に立たされるスポーツである。
そこでチームのことを考えて1本打てるかどうかがチームの強さを決める。イチローがアメリカで注目され成功したのはこの点である。大リーグの野球は大谷が話題となっているようにホームランを打つ選手が注目される。
しかし、イチローがアメリカで見せた野球は、チャンスでチームに貢献するヒットだった。個人の力量が注目されやすい野球だが、一人ひとりの覚悟のベクトルとその強さを最大限にするマネジメントが勝敗を左右するゲームである。高度経済成長期に野球がもてはやされた理由の一つがこれである。
今どちらかと言えばサッカーがマネジメントの模範とされたりするが、強い企業となるためには野球で勝てるようなマネジメントが重要となってくる。ただし、その時に昔の星一徹のようなパワハラは厳禁と時代が変化したことを忘れてはいけない。
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