2022.10/02 C#とPython
C#はオブジェクト指向の洗練されたコンピューター言語である。C++のようなbetterC的なところは無いので、Cから直接C#を使う若い人にはとっつきにくいかもしれない。
しかし、C++から移行すると、もやもや感が晴れたような錯覚になる。ただし、ある種の禁欲に伴う厳しさを感じる人もいるかもしれない。
C#のプログラミングでは、オブジェクトの切った、張った的な手順でプログラㇺをコーディングするので、ただひたすらマニュアルから必要なオブジェクトを探し出す作業がプログラミングの中心になる。
C++の初期には、C++で書かれたプログラムをCに一度コンパイルしていた時代があったが、その時にはCで記述できる要素が残っていた。
ゆえにオブジェクト指向プログラミングへの移行がC++では障害なくできた。面白いのはPythonである。C#のようにオブジェクト指向的にプログラミングが可能なだけでなく、CやBASICのように手続き型でもプログラミングが可能である。そしてスクリプト言語なのでCやBASICよりも手軽である。
Pythonのこのある種いいかげんさは、C++のbetterC的感覚とは少し異なる。このいいかげんさゆえに手軽であり、誰でも気軽に使えるコンピューター言語として30年間生き残ってきたのだろう。最近C#をほとんど使わなくなった。
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