2023.04/21 坂本勇人選手の不振
2016年に首位打者となり、2019年には40本塁打した巨人の坂本選手が、打率1割3分と不振にあえいでいる。ところが日頃の行いからか、週刊誌だけでなく、過去にコーチをしていた人たちからも厳しい声が多い。
中には、スター選手は引き際が大切などと引退を勧告している元コーチもいる。不徳の至り、と言いたいが、若くしてスターになったばかりに道を踏み外しただけのかわいそうな若手選手である。
34歳なので、まだ5年は頑張れる。能力があるのに周囲はそれをつぶそうとするのは、人間の嫉妬心かもしれない。さらに、この数年は野球よりも週刊誌のゴシップ記事として騒がれることが多かったので身から出たさびも影響している。
しかし、能力があるのにかわいそうである。昨日コーチ経験者のコメントがニュースになっていたが、そこでは同様の視点で、復活のためのアドバイスが述べられていた。最下位で苦しんでいる巨人のコーチ陣にも発破をかけていたそのコメントでは、野球選手の老化への対応が丁寧に描かれていた。
スポーツ選手は30代から老化が始まるので、それに対応したトレーニングなり、日々の準備が必要と、その記事で述べられていたのだが、記事の内容はサラリーマンにも当てはまる。
ただし、サラリーマンは40代後半から組織人としての老化が始まる。このころから退職までの昇進が本人に明確になる。その結果モラールが低下する人がいる。このような人は、この記事に書かれていたような準備をしない場合には50代になるともう駄目である。
一方、明るい昇進が見えてきた人は、それが災いして昇進のための努力に偏り、正しい働く意味での視点から坂本選手のような老化が始まる。そして役員になったとたんに無能の人となるケースをかつて見てきた。
これは、昇進の見込みが無くなりモラール低下する人よりも会社への影響が大きく深刻である。さらに、本人はそれに気づかないので、社長が誠実でない場合には、坂本選手の不振で最下位となった巨人のような状態になる。
スポーツマンにしろサラリーマンにしろ、その老化への付き合い方は同じである。負のスパイラルに落ちないように周囲のアドバイスに対して若い時以上に耳を傾けることだ。
老化してゆく人に鞭打つ人は、坂本選手の事例同様に意外にも多い。そして、鞭うたれ何も対応しなければ、ますます老化が進行する。
坂本選手が昨日のニュースを読んだかどうか知らないが、サラリーマンで老化が始まり悩まれている人は、弊社へご相談ください。50代前半であれば、昇進とは異なる復活を期待できる。100歳までまだ50年ある人生をモラールダウンしないように生きる方法を伝授します。
カテゴリー : 一般
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