2015.03/08 イノベーション(27)
「ハイコンセプトの時代」とはダニエル・ピンクが言った言葉だが、「新しいことを考え出す」能力は、訓練で身につけることができると思う。ただ考え出した新しいことについて皆に賛同してもらえるかどうかは別の話だが。
世の中のアイデアマンと言われる人たちや頭の回転が速い人たちのレベルまで到達するのは難しいかもしれないけれど、マネベーションの8つの戦略を繰り返し展開すれば、やがてオリジナルと呼べるものが生まれる可能性がある。
20年間自らの実践と部下の指導を通じて、誰でも新しいことを考えることができる、という結論に至った。ただし必要な訓練期間は人により異なる。これが問題だ。それでも一年間根気よく指導すれば目の前の製品からアイデアをひねり出すことは可能になる。特許も書けるようになる。
このレベルになった人たちを集めて技術のアイデア出しを行うとそれなりの質のアイデアが集まる。何も訓練しないでアイデア出しの会議を行うとアイデアの質を練り上げることができないばかりか静かに時間だけ過ぎるみじめな風景を見ることになる。
この技術のアイデア出会議の経験から、新しいことを考え出す能力は誰でも少なからず持っており、その能力を鍛え上げるのは上司の責任だと考えるようになった。弊社では来たるべき人工知能が普及する時代に備え「新しいことを考え出す能力」を鍛えるプログラムを用意している。 www.miragiken.com に一部紹介している。
カテゴリー : 一般
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