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2023.10/30 お米の種類

今朝この欄を書いていたら、NHKニュースで農研機構で取り組んでいるお米の辞書作りという活動が紹介され、面白い試みということで書く内容を変更した。


朝のニュースのながら視聴であり、詳細は後で確認する予定でいるが、お米の味について食感も含め、4つのカテゴリーでその表現をまとめている、という内容である。


科学がうるさく言われるこの時代に、アナログ的というよりも情緒的な表現で200種類以上もあるお米について、「言葉により」分類しているという。


このニュースに耳が動いた背景は、通常このような作業では、計測器で分析なり評価を行い数値化して取り組み、何か尺度を決め、それを仕様として分類してゆく。


しかし、そのような数値に頼らず、主観的と呼びたくなるような表現でお米の特徴を表現してゆく作業は非科学的である。


TVに登場した研究者たちは、お米を試食しながら真顔でふっくらした、という平凡な表現から、草のかおりなど普段お米の味などで使わない表現を出し合い、お米の味についてまとめていた。


これ以上ここで書かないが、この作業について科学の方法を知らない人たちの作業、と感じた人は、時代遅れである。トランスサイエンスの問題では、このような取り組みでアプローチする工夫も必要であり、その結果をデータサイエンスで処理するという方法は、科学の方法と異なる問題解決の一手法である。

カテゴリー : 一般

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