来月10月に試験的に、弊社事務所にて3.5時間(13時30分から17時まで)の予定で表題のセミナーを行ってみようと準備している。
1名1万5千円(消費税込み)という破格の価格である。内容はシリコーンポリマーに関する技術全般。カップリング剤技術についても説明する。
時間が3.5時間なので、技術中心に講演したい。セミナー終了後のメールによる質問も受け付けるので初心者から中堅技術者までと対象範囲は広く考えている。
また、質問しやすいように少人数(出席者1名以上で開催します)のセミナーとしました。1社だけで聴講されたい場合には、1社だけの設定も可能です。交通費をお支払いいただければ出前も致します。出前講演の費用について人数が多い場合にはご相談に応じます。
開催日は、参加者の希望日をもとに決めさせていただきます。参加申し込みされたお客様に日程調整のうえ直接メールにてご連絡いたします。
希望者は、参加希望日(10月の任意な1日)の候補を3日ほどメールに書いて申し込んでいただきたい。弊社から会場と開催日(参加可能な日から1日)、請求書を送付させていただきます。
本件は10月10日まで随時10月分を受け付けています。
<セミナー内容>
1.シリコーン概論
2.シリコーンLIMSについて
3.シリコーンゴム・樹脂の応用技術
4.シリコーンカップリング剤について
カテゴリー : 学会講習会情報
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来月10月に試験的に、弊社事務所にて3.5時間(13時30分から17時まで)の予定で表題のセミナーを行ってみようと準備している。
難燃化技術同様に1名1万5千円(消費税込み)という価格で考えている。内容は高分子の帯電防止技術の考え方とその手法である。
時間が3.5時間なので、高分子の帯電現象と故障、それをどのように防止するのか、という技術手法に絞って講演したい。セミナー終了後のメールによる質問も受け付けるので、専門外及び初心者から中堅技術者までと対象範囲は広い。
また、質問しやすいように少人数(出席者1名以上)でセミナーを行います。1社だけで聴講されたい場合には、1社だけの設定も可能です。交通費をお支払いいただければ出前(対象人数が多い場合にはご相談してください)も致します。
開催日は、参加者の希望日をもとに決めさせていただきます。すなわち参加申し込みされたお客様に直接メールにてご連絡いたします。
希望者は、参加希望日(10月の任意な1日)の候補を3日ほどメールに書いて申し込んでいただきたい。弊社から会場の地図と開催日(参加可能な日から1日)、請求書を添付ファイルで送付させていただきます。
10月15日まで随時10月分を受け付けています。明日はシリコーンゴムのセミナー募集について書きます。
メールの宛先は、info@kensyu323.com
メールには、希望日を3日、所属先住所氏名(必要な方には請求書を郵送いたします)、参加費振込日を記載してください。
<セミナー内容>
1.帯電現象概論
2.帯電故障と帯電防止手法概論
3.事例による帯電防止技術の実際
フィルムの帯電防止技術開発(日本化学工業協会、日本化学会講演賞など受賞)実用化におけるトラブル経験をもとに、科学で対応できない問題が発生した時の対応方法と解析を科学で進めた事例(講演賞受賞)など講演します。
カテゴリー : 学会講習会情報
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来月10月に試験的に、弊社事務所にて3.5時間(13時30分から17時まで)の予定で表題のセミナーを行ってみようと準備している。
1名1万5千円(消費税込み)という低価格で考えている。内容は高分子の難燃化技術の考え方と難燃化技法である。
時間が3.5時間と少し短いので、高分子をどのように難燃化するのか、という技術手法に絞って講演したい。セミナー終了後のメールによる質問も受け付けるので、専門外から初心者、中堅技術者までと対象範囲は広い。
また、質問しやすいように少人数(出席者1名以上)でセミナーを行います。また、1社だけで聴講されたい場合には、1社だけの日程設定も可能です。交通費をお支払いいただければ出前も致します。
開催日は、参加者の希望日をもとに決めさせていただきます。すなわち参加申し込みされたお客様に直接メールにてご連絡いたします。
希望者は、参加希望日(10月の任意な1日)の候補を3日ほどメールに書いて申し込んでいただきたい。弊社から会場と開催日(参加可能な日から弊社で1日選択します)、請求書を送付させていただきます。
10月15日まで随時10月分を受け付けています。明日は帯電防止技術のセミナー募集について書きます。
メールの宛先は、info@kensyu323.com
メールには、希望日を3日、所属先住所氏名(必要な方には請求書を郵送いたします)、参加費振込日を記載してください。
<セミナーの内容>
1.高分子の難燃化技術の概要
2.高分子の評価技術と難燃化規格
3.高分子の難燃化技法
(1)炭化促進型による難燃化
a.難燃剤の種類
b.組み合わせ効果
c.プロセシングの影響
d. 事例
(2)溶融ドリップ型による難燃化
a.配合設計とプロセシング
b. 事例
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日産ゴーン元社長に続き、西川社長が辞職に追い込まれた。そもそも西川社長は胡散臭い人物と誰もが感じていたに違いない。
ゴーンが汚職をやっていた時に、その側近が全くシロになることは、会社経営では、ありえないのだ。少なくとも規模の大きな会社では社長一人で悪事を働くことはできない。
もし、それが法律上証明されたとしたら、それは会社組織がおかしいのだが、会社組織を訴える方法は無い。会社組織については株主の責任となる。
「なつぞら」で、なつのおじいさん、草刈正雄が夏の育てていた牛から取れたミルクで造ったアイスクリームをほおばるなつに対して、大変いい言葉を発していた。
「一生懸命働けば、このように必ず報われる。一生懸命働いても報われないのなら、それは働かせているやつが悪い。そんなやつのところからは、さっさと出てゆけばよい。」
当方はゴム会社で、当時会社方針だった新規事業を先行投資2億4千万円を社長承認の投資を受けて起業した。その事業はその後、30年そのゴム会社で事業として続き、もし勤務していたら当方が退職したであろう年に名古屋のセラミックス会社に売却された。
おそらく30年間に先行投資分は回収されたと思っている。
当方は起業してから、上司の理解もあり6年その業務についてほとんど残業代を申請せず頑張ったが報われなかった。報われなかったどころか、新しく研究開発本部長となったI取締役からは、電気粘性流体の耐久問題を解決せよと言われた。
ちょうど前任者の浦川取締役のご指導で見つけた住友金属工業とのJVを立ち上げた時である。新事業を一人で担当していたので、I取締役の命令は、JVを辞めよというのに等しかった。
業務内容から一人では推進不能の業務量となったからである。電気粘性流体も研究開発スタートしてから6年ほど経っていたが、高純度SiCと異なり実用性の無い状態だった。
I本部長から言われ、住友金属工業とのJVを推進しながら、電気粘性流体の増粘防止技術の実用化、電気粘性流体用粉体開発、電気粘性流体の難燃化用にホスファゼンオイル開発をその残業代を申請せず3.5年間行ったが、報われないどころか、さらに最悪の事態になりFDを壊されるという事件が起きた。
恐らくI本部長は犯人を知っていただろうと思われるが、事件そのものを隠蔽化の方向に動いた。ちょうどその時ヘッドハンティングの会社から写真会社を紹介された。
このヘッドハンティングの会社は、当方が無機材質研究所に留学していた時からセラミックスの会社へ転職を勧めてくれていた企業である。
当方は、転職先のキャリアがセラミックスとなるので高分子技術の会社ならば転職すると応えていた。
そして6年間、ヘッドハンティングの会社は、いろいろな企業を当方に紹介してくださったが、写真会社は唯一高分子技術を担当業務として求めていた会社だった。条件もよかった。
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今、働き方改革は間違っているのか、というと「今だけの」働き方改革は間違っているが、働き方改革が仕事の一部である時代という見方は正しい。
そもそも「仕事」があるから「働ける」のである。バブルの時代には、それこそバブルのように仕事があふれていた。
ところが、それがはじけたのである。しかし、従来同様に働いてきた結果が現代である。「仕事」が無くなったことに、どれだけの経営者が気がついているのか。
今の時代は、「価値ある仕事を創り出す仕事」が重要で、それは経営者の働きで実現される。
すなわち、働き方改革は、経営者の働き方改革が実現されて、その結果として労働者の働き方改革につながったとき、うまくゆくものである。
経営者が従来通りの自分の仕事に満足していて、労働者に働き方改革を求めてもうまくゆかない。
そもそも働く意味をないがしろにして、働き方改革を進めてもうまくゆくはずがない。また、働く意味が従業員に共有化されている会社では、幸福学など導入しなくても従業員は幸福なはずである。
ドラッカーは過去の遺物という人がいるが、そもそも労働なり社会なり、さらには人生について体系的に整理することに成功した人物は、未だ彼しかいない。
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電車の吊り広告を見ていたら、「働き方改革の見直し」と言う週刊誌のタイトルが目に飛び込んできた。
そして、その内容説明として大手企業の名前が並ぶ。どうも、働き方改革を進めた結果、それが業績に悪い結果を与えたので見直す、という内容のようだ。
一方で幸福学が昨今の流行である。昔、学生時代に社会学の授業で、幸福論を学んだ。その時の教科書はジンメルの自殺論だった。
社会学を学ぶのに幸福と自殺を1セットで扱っていたのだ。すなわち授業の目的は社会学にあり、幸福論と自殺論はその題材だった。
自殺論の教科書があって、幸福論の教科書は無かったわけだが、授業の展開は自殺論の論文を用いて社会学の方法を学び、社会の幸福について調べるためにどうするかと言う授業だったように記憶している。
自殺者については、産業革命以前から欧米で調査が進んでいたようだが、幸福者についてはその数値が無い。
すなわち、自殺という社会現象を調べる客観的数値はあるが、幸福を議論するための科学的な数値は、幸福感と言うアンケートに頼らざるを得ない。
幸福を科学的にとらえるにはどうしたら良いか、という訳の分からない授業だった。ただ、ジンメルの自殺論については、自殺者数に社会が影響しているという強烈な記憶が残っている。
幸福の対極の現象として自殺を位置づけた授業だったが、この二十年間に幸福を追求して自殺をしたのではないかと思われるニュースをよく聞く。
このように書くと批判を浴びるかもしれないが、自死と言うものは生きているよりも死んだほうが良いと思うから選択しているのだ。
これを精神が病んでいたから、と捉えるのか幸福の追求として捉えるのか、という議論も授業で出てきた。ジンメルは自殺と言うものを不幸の結果として捉えていたように思う。
そもそも「自殺者数」は、科学的にとらえることは可能だろう。それを社会現象を表す客観的数値と結びつけるのは統計科学を用いて可能である。
ところがそこに相関性が認められたからと言って、自殺原因と社会の現象と結びつけるのには、少々無理があるように思っている。
大学の授業は、社会学の目標はそこにあるのではなく、さらにその結果をもとに社会を研究することだ、という難しい内容だった。
さらに、試験の代わりにレポートの提出が課題として与えられたのだが、そのテーマも訳が分からなかった。しかし、訳が分からなかったことを率直にレポートしたら「優」を頂けた。
この時の体験から、働き方改革の目標なり、昨今の幸福学を取り入れるときのゴールと企業経営についてよく考えて具体的な施策を行っているのかと言う疑問が出てくる。
カテゴリー : 一般
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配合設計以外に混練条件も影響するが、これは複雑である。
例えば面白い実験結果として、PPSと4,6ナイロンの相溶が高剪断領域で起きた、という報告がある。
その報告ではPPSと4,6ナイロンが混練されたコンパウンドを二枚の透明なガラス製円盤で挟み、片方を回転させながら、顕微鏡でその場観察している。
試料の温度を310℃まで加熱したところ、剪断速度の高い周辺部で透明になったという。
これは高分子の相溶に混練時の剪断速度の効果があることを示している。
ポリマーブレンドの配合設計に関してはノウハウの部分も多いが、特許等公開されている資料を整理することにより目的とする高分子物性の設計が可能である。
しかし、配合設計された組成物でも混練で期待した組成物にならない場合がある。混練の制御因子についてはタグチメソッドを用いて設計してゆくと効率が良い。
カテゴリー : 連載 高分子
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ドラッカーは現代を知識労働者の時代と定義づけ、知識労働者が幸福に生きるためのいくつかの提言をしている。
まず、彼が提言の前に問題視したのは、組織(会社や役所に勤務した時の組織)の寿命よりも人間の寿命がはるかに長くなった点である。
すなわち、65歳で定年を迎えた後、知識労働者が平均寿命を生きたとしても20年以上組織から離れて生きることになる。
組織を離れることにより、社会とのつながりが無くなる人も出てくる。これが大問題だとドラッカーは指摘している。
そのため、ボランティア活動を彼は推奨している。例えば日本ではスーパーボランティア小畠さんが有名になったが、彼の様なメソッドは一つ参考になる。
無償で社会的な活動を行うにしても技能や知識は必要になるので、二つ目の重要なメソッドとして常に新たな技能や知識を身に着けることが求められている。
三つ目のメソッドとして自分の強みにさらに磨きをかけることもよいだろう。強みが理解できたなら、4つ目のメソッドとして二つ以上の世界を持つ。
この4つのメソッドの実践として、人に自分の獲得したスキルやナレッジを教えることでさらに学ぶことになる。これは5つ目の重要なメソッドである。
ドラッカーは人生を充実させるこれら5つのメソッドの実践が知識労働者の幸福のために重要だと述べている。この5つのメソッドは自己実現の方法でもある。
ドラッカーは多くの著書を世に出しており、それらに断片的にこのことを書いている。詳細は弊社へ問い合わせてほしい。
カテゴリー : 一般
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簡単な帯電防止問題ならば、表面比抵抗の値をそれなりに下げてやれば解決できる。10乗のオーダーあればこの手の問題はそれほどの難問にならない。
ところが、表面比抵抗を十分に下げたのに、静電気の問題が起きると、途端に問題の解決が難しくなる。
有名な話がアメリカで40年ほど前に起きたという手術中の出来事である。帯電防止のために床はステンレス製だった。
金属性の床なので導電性があり、履物にもカーボンが用いられて導電性を良好にして静電気対策として完璧と思われた。
しかし、手術中に患者とメスの間で放電が起き、患者はショック死したという。この話は、静電気を御存じの方ならば伝説として聞かれていると思う。
すなわち、患者は誘電体でありベッドの上に孤立した状態だった。患者とベッドそして床への接続が不十分だったためである。
事故が起きてから、あるいは故障が起きてからその難しさを理解できるのが帯電防止技術である。あまりにも複雑な場合もあるので「帯電防止科学」ではないのだ。
ただし、幾つか鉄則がある。すなわちノウハウというもので、それをどのように伝えてゆくのか、日々苦労して考えている。悩んでいる人にはご相談に乗ります。
カテゴリー : 一般 電気/電子材料 高分子
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どんどんたまってゆく福島原発汚染水の処理方法を巡って、大阪市が手を挙げた。大阪湾で放水する案である。
自治体の首長がたまりかねて提案したアイデアだが、果たして実現するかどうかである。
そもそも現在は放水しても問題のない水を貯蔵しているような状態と、なぜ皆言わないのか。
前環境大臣はコストを考えて福島で放水すると発言し、炎上した。大阪で放水するにしても他の自治体から賛同が得られない場合にどうするのか?
環境問題の難しさは、100%安全と科学的に証明することができないケースが多い点である。問題解決に「合意形成という非科学的方法」に頼らざるを得ない。
もし大阪で放水することになってもコストの問題が出てくる。安いタンカーで運搬するにしても片道分の運送費ではなく往復かかり、陸路と比較し経済的かどうか。
学会では電気分解のアイデアが出されている。電気分解では、汚染物質は放出されないという。問題は電気代だ。電気分解に必要な電気代が、大阪までの運送費と比較して安ければこの方法が良い。
仮に運送費よりも高かったとしても電気分解処理を行う意義がある。燃料となる水素を取り出すことが可能だ。未来の水素社会を睨んで新しい産業のインキュベートする機会として汚染水処理を活用してはどうか?
せっかく松井さんが良いアイデアを出してくれたのだ。これをたたき台として、福島汚染水処理コンペを行ってみたら面白いのではないか?
汚染水が意外にも宝だった、と言うことになったら、というよりもそのような視点を持つ必要がある。実は環境問題の良い解決法というのは、ゴミを宝に変える技術開発だ。
当方は廃PETボトルにフェノール樹脂基盤など5種類のゴミを混ぜて、射出成形可能な難燃剤を使用しない難燃性環境対応樹脂を開発した実績を持っている。
工場から出るごみを有価物に変えてゼロエミッションを目標にしたのだ。環境問題の良い解決法は、問題として捉えるのではなくチャンスととらえることが重要だ。
蛇足だが、廃PETボトルで複写機用環境対応樹脂を開発するために、2010年に早期退職する予定を2011年3月11日に退職日を設定し、睡眠時間を削りながら老体に鞭うち必死の努力をした。開発に成功し、2011年3月11日午後3時から開かれる当方の最終講演の準備をしていたら、ぐらッときて退職記念パーティーも無くなり、会社に泊まることになった。最終講演では廃ペットボトルで開発された環境対応樹脂の自慢話もする予定だったが、自慢話さえもできなかった。もちろんこの開発成果の報酬を写真会社からももらっていない報われない仕事となった。会社に貢献しても報われない状態、と嘆いていたら元部下が皆に配られた社長賞の記念品を送ってきた。これには感動した。
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