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2024.01/15 Pythonをどのように学ぶか

プログラム言語を効率よく学習する方法として、その言語の特徴を表すプログラムコードを理解するやり方がある。以前この欄に書いているが、プログラム言語と言っても英語や仏語とは異なる。


勘のいい人ならば、1日でプログラミングができるようになるかもしれない。当方は,この方法でC言語を学び、たった1日で分散分析のプログラムを書けるようになった。


もっともC言語の前にBASIC言語をMZ80Kで使用していた経験があるから独習ができたのだが、プログラム言語に精通している人に指導されれば独習よりも容易である。


2月にパーコレーションを題材にPythonの基礎セミナーを予定している。パーコレーションなど関係ないとおもっている人は、コロナ感染のシミュレーションを学ぶつもりで受講を申し込んでいただきたい。


参加したいと思われた方は、2月のご希望の日をお知らせください。予定が合えばWEBセミナーをご希望日に設定いたします。


    カテゴリー : 一般 学会講習会情報

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    2024.01/14 転覆しそうなテーマ

    当方はゴム会社の研究所で,6年以上研究が行われ転覆しそうになったテーマを救ったことが原因でFDを壊されるなどひどい妨害やハラスメントを受けたために写真会社へ転職している。


    面白いのは、転覆しそうなテーマは、どこの会社でも同じような業務の進め方がなされている、という事実だ。科学の時代の特徴として、否定証明が大なり小なり行われ、テーマの担当者が自分で自分の首を絞めている。


    転職の原因になった、電気粘性流体の耐久性問題では、界面活性剤で問題解決する以外に方法が無いにもかかわらず、界面活性剤では問題解決できないことを1年かけて完璧な否定証明を行っていた。


    当方はこれをデータサイエンスのスキルにより一晩で結果をひっくり返し、1日も耐久しなかった電気粘性流体の耐久性を実用レベルまで改良している。


    写真会社へ転職した時には、酸化スズゾルは絶縁体であり帯電防止層に用いることができない、という否定的な報告書を読んだので、この酸化スズゾルに興味を持ち、ゴム会社時代に休日プログラマーとして独身寮で作成していたパーコレーション転移シミュレーションプログラムを用いデータマイニングしている。


    その結果、酸化スズゾルが十分な導電性を示すことを発見し、さらにライバル社の特許を整理して、温故知新戦略により特公昭35-6616という小西六工業が出願した特許にたどり着き、技術開発に成功している。


    この技術は、カラープルーフに採用され、優れた帯電防止技術で品質が安定化したとして印刷学会からカラープルーフが学会賞を受賞し、日本化学工業協会からはその帯電防止層の技術で技術特別賞を頂いた。


    これらの賞で評価されたのは、パーコレーション転移の制御技術である。この技術は、コニカとミノルタが統合時に、旧ミノルタの研究所で歩留まりが上がらずひっくり返りそうになっていたPPS半導体ベルトのテーマについて、歩留まりを100%に引き上げるのに役立った。


    ただし、この半導体ベルトの開発では否定証明がコンパウンドメーカーの技術者から出されていた。当方はそれゆえ世界初のカオス混合プラントを建設しなければいけなかった。


    このパーコレーション転移のシミュレーションプログラムを題材にしたPython入門セミナーを2月に開催します。明日詳細を発表しますので関心のあるかたは、明日の活動報告をご覧ください。


    また、ぜひ参加したいと思われた方は、2月のご希望の日をお知らせください。予定が合えばWEBセミナーをご希望日に設定いたします。


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      2024.01/12 高分子の難燃化技術

      羽田の航空機事故で高分子の難燃化技術に対する関心が高まっていることを鑑み、2月6日、13日、20日に表題のWEBセミナーを開催します。なお、内容は2022年4月1日にプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が施行されましたので、再資源化事例を取り入れて解説いたします。


      聴講費は1万円/1名で、オンライン相談2時間サービス付きは3万円/1名です。なおオンライン相談の日程につきましては、WEBセミナー後の日時からご希望の日程を指定して頂き、別途対応させて頂きます。


      1.タイトル:高分子材料の難燃化技術の基礎と最近の動向


      2.受講対象

      1.高分子材料を応用した製品に関わる技術者及び品質管理担当者

      2.製品組み立てメーカーの技術者、再生材事業者


      3.費用

      テキスト代込参加費用:1万円(税込)

      別途質問枠オプション付:3万円(税込)


      4.開催日と時間

      2月6日、13日、20日のいずれかご希望日を申込時に記入ください。

      時間は10:00-16:00でお昼休憩として12時から13時まで1時間


      5.内容

      1.火災と高分子
      1.1 高分子の難燃化技術研究の歴史
      1.2 事例:フェノール樹脂の難燃性
      1.3 高分子の耐熱性と難燃性



      2.難燃性の評価試験法
      2.1 高分子材料の用途と評価試験法
      2.2 極限酸素指数法
      2.3 UL94 評価試験法
      2.4 その他の評価試験法



      3.高分子の難燃化手法
      3.1 高分子の難燃化メカニズム
      3.2 ドリップ型難燃化手法
      3.2.1 再生 PET 樹脂射出成形体
      3.3 炭化促進型難燃化手法
      3.3.1 ホスファゼン変性ポリウレタン
      3.3.2 ホウ酸エステル変性ポリウレタン
      3.4 難燃化手法とプロセシング


      4.難燃化技術とデータサイエンス
      4.1 データサイエンス概説
      4.2 タグチメソッド概説
      4.3 難燃性コンパウンドの工程問題
      解決事例



      5.難燃化技術と環境問題
      5.1 環境問題の変遷概論(3Rから4R へ)
      5.2 各種法規制と難燃化技術
      5.3 難燃性半導体ベルトの LCA



      6.難燃化技術の特許出願動向


      お申込みを希望される方は下記フォーム、または、info@kensyu323.comまでご連絡ください。

      オンライン相談2時間サービス付きコースをご希望の場合は、お手数ですがサービスプラン希望と併記して頂きますようお願い申し上げます。


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        2024.01/10 1月24日、25日セミナー

        下記セミナーを弊社へお申し込みの方へ、「ポリマー混練り活用ハンドブック」を差し上げます。是非ご検討ください。


        1.R&Dサポートセンター主催(1月24日)

        「Pythonで理解するタグチメソッド」(WEBセミナー)

        Pythonで理解するタグチメソッド【LIVE配信】 | セミナーのことならR&D支援センター (rdsc.co.jp)


        2.ゴムタイムズ社主催(1月25日)

        「ゴム・プラスチックス混練技術の基礎から応用まで」(WEBセミナー)

        ゴム・プラスチック混練技術の基礎から応用まで



        お申込みの場合は、下記フォームよりセミナータイトルを記載の上送信してください。

        または、こちらまでご連絡ください。


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        2024.01/07 高分子の劣化耐久性セミナー

        表題に関して日刊工業新聞主催のWEBセミナーが1月に開催されます。弊社にお申込みいただければ割引サービス(2000円)いたしますのでお問い合わせください。割引ではなく、混練技術に関する「ポリマー混練り活用ハンドブック」をサービスで提供することも可能です。割引か混練の著書、ご希望を弊社へお知らせください。


        https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/6917


        高分子材料の破壊につきましては、セラミックスや金属と異なりトランスサイエンスであり、他の材料では行われている非破壊検査も困難な状況です。寿命予測も含め品質管理ノウハウをセミナーでは講義いたします。

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        2024.01/03 1月15日と17日のセミナー

        コンピューターを使用して問題解決するスキルが必須の時代になった。ワープロや表計算、ネットサーフィンだけにコンピュータを使用してきた時代は終わり、AIの助けを得て問題解決できるスキルが求められている。


        ChatGPTが登場し、結婚披露宴における祝辞を作らせたことが話題になったりしているが、業務にどのように活用してゆくのか、その回答は今年の話題だろう。


        1月のセミナーは、テキストとプログラム付で受講料1万円と設定して行います。当初無料セミナーを予定していたのですが、プログラムを希望される方は有料となるので、無料セミナーではなく有料セミナーとしました。


        ChatGPTの活用例も含めて、どのようにデータを活用し問題解決したらよいのか、当方の50年近いノウハウを伝授いたします。


        当方は、大型コンピューターの時代から、日々の問題解決にどのようにコンピューターを活用したらよいのか、研究してきました。


        上司から「趣味で仕事をするな」とか、「まず、自分でパソコンを買ってから話せ」とか言われながら、MS-DOSが普及するまで、自腹でコンピューター投資を行いながら勉強してきました。


        そこまでの意欲は、指導社員の数理モデルを活用した業務推進の鮮やかさを身近で見て感動したからです。指導社員は、関数電卓で常微分方程式を解き、レオロジーをシミュレートしながら配合設計しておりました。


        なぜ、大型コンピューターを使わないのか質問しましたら、多くを答えず、プログラミングができないから、と謙遜されておりました。


        指導社員が代わってから、大型コンピュータを使用して当方が仕事をし始めましたら、ローンを組みMZ80Kを購入するまでに至った話を以前ここに紹介しております。


        数理モデルで問題解決していた指導社員が謙遜で大型コンピューターを使えない、と言ったのではないことをその時知りました。


        それから40年以上経過し、DXによるイノベーションが終盤に入った時代ではこのような話はおとぎ話にしか聞こえないかもしれません。しかし、実話です。


        当方はそのような時代から、業務にコンピューターを導入し、問題解決する方法を検討してきました。そのノウハウをこのセミナーでお伝えします。

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        2023.12/30 データサイエンスのスキルが身を助ける

        2010年から始まった第三次AIブームでマテリアルズインフォマティクスが誕生しているが、コンピューターを使ってデータマイニングする手法は、50年近く前から登場していた。


        第一次AIブームでは、コーリーがコンピューターを用いた有機化合物の全合成経路算出に成功していたし、当方は80年にポリウレタンの難燃化手法にコンピュータによるデータマイニングに成功していた。


        来年3月に開催される日本化学会春季年会では、この時の手法と現在のAIによる手法との比較結果を発表する。今そのための準備に忙しい。


        春季年会の発表では、実験方法にも言及し、データサイエンスが技術者の常識となった現在ならばこのような実験が好ましい、という結論を用意している。ご興味のあるかたは春季年会で当方の発表を聞きに来ていただければと思っています。


        79年にゴム会社に入社以来、コンピューターを用いる問題解決法を検討してきたが、それが原因で転職することになるとは想像すらしていなかった。


        すなわち、電気粘性流体の耐久性問題について1年かけて証明された解決不可能という「否定証明」を一晩のコンピューターの計算でひっくり返している。そしてこれが原因でFDを壊されたりその他ハラスメントがあり、それらが隠蔽化されるとの方針が出たので転職に至っている。


        転職後もコンピュータを用いたデータマイニングにより数々の問題解決をしてきたが、思いで深いのはカオス混合装置の発明である。


        弊社のデータサイエンスに関わるセミナーでは、こうした体験に基づく事例が中心であり、即自分の仕事に展開できるように質問時間も十分にとっています。1月には無料セミナーを予定しております。

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        2023.12/27 混練セミナーのお知らせ

        ゴムタイムズ社主催で下記WEBセミナーが開催されます。12月無料セミナーを開催しましたが、ゴムタイムズ社セミナーでは、混練プロセスが射出成形体に及ぼす影響についても説明いたします。


        デンソー燃料ポンプのインペラーの射出成型密度が原因となり、ホンダ社のリコール問題が起きておりますが、特許情報から、本件の気づきと学びを急遽取り入れるため準備しております。


        詳細はこちら


        または弊社へお問い合わせください。


        info@kensyu323.com



        セミナータイトル:ゴム・プラスチック混練技術の基礎から応用まで

        主催:ゴムタイムズ社

        開催日:2024年12510:3016:30

        受講料:45,000円/1人(税別)


        目次

        1. 高分子材料のツボ
           1.1.高分子とは
           1.2.高分子のプロセシング概説
            1.2.1.高分子のプロセシング技術
            1.2.2.混練技術の歴史
            1.2.3.分配混合と分散混合
           1.3. ポリマーアロイ、ブレンド
           1.4.パーコレーション転移
           1.5. 高分子材料の評価技術
        2. 混練とレオロジー
           2.1.高分子鎖の運動とレオロジー
           2.2. 分子量とレオロジー
           2.3. ゴム弾性
           2.4. 分散系とレオロジー
           2.5. 剪断流動と伸⾧流動
        3. バッチプロセス
           3.1. 混練時間と分散状態
           3.2.ロール混練
           3.3.事例:防振ゴム用樹脂補強ゴム
        4. 二軸混練機
           4.1.連続式混練機
           4.2.二軸混練機の仕組み
           4.3.スクリューパーツの種類
           4.4.二軸混練機における高分子の流動
           4.5.二軸混練機の運転とトラブル対策
        5. カオス混合
           5.1.カオス混合とは
           5.2.カオス混合装置の効果
            5.2.1.難燃性PC/ABS の事例
            5.2.2.半導体無端ベルトの事例
        6. 配合設計技術
           6.1.タグチメソッド
           6.2.データサイエンスの活用
           事例:コンパウンドの品質問題解決

        7.まとめ

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        2023.12/26 1月のセミナーについて

        1979年にタイヤ会社へ入社しグループ研修で「タイヤの軽量化」というテーマを1か月半担当した。この時、某国立大学情報工学科出身者が多変量解析でテーマをまとめよう、と言い出した。


        当時はパソコンが登場したばかりで気の利いたソフトウェアーなど手元に無かった。大型コンピューターIBM3033の統計パッケージが唯一のソフトウェアーだった。マニュアルは分厚い英文マニュアル。


        これを5人で手分けして読み込んで、重回帰分析と主成分分析が今回のテーマのまとめに使えそうだということで、指導社員の許可を得てテーマをまとめ上げた。この時以来データサイエンスを実務に導入することが趣味となった。


        そしてポリウレタンの難燃化研究を担当しているときに、上司が保証人となって80万円のローンを組み独身寮に実用に耐えうるパソコン環境を構築している。会社の大型コンピュータの使用料が高かったからである。


        10万円の初任給の当方にとってはローンの支払いと奨学金の支払いで生活苦の毎日だったが、独身寮におれば、住居と食事には困らなかった。毎日サービス残業の今ならば真っ黒けのブラック企業研究所勤めだったが、勉強はたくさんできた。


        金が無いから会社の図書室で本を借りて休日をつぶす以外無かったが、おかげでコンピューターの最先端について学ぶことができ、当時の情報工学科の大学院生よりもコンピューター知識は豊富だった。


        今はどのような教育がなされているのか知らないが、当時の情報工学科の卒業生のプログラミングスキルは低かった。Cが登場したことも知らない学生がいた。逆に当方のコンピューターの知識(注)にびっくりする学生が多かった。


        当時コンピューター関係は国内なら雑誌アスキーが先端情報を掲載していたが、洋書のほうが数カ月早かった。タイヤ会社にはコンピュータ部門があり、多数の洋雑誌が揃っていた。


        こうして40年以上独学でデータサイエンスを学んできたが、周囲からは趣味と誤解されていた。上司が保証人となってローンを組んだ時にも会社ではコンピュータ作業をするな、と釘を刺されている。


        タイヤ会社の転職原因となったのは、当方のデータサイエンスのスキルが災いしている。高偏差値高学歴の研究員によるプロジェクトが1年かかって否定証明した電気粘性流体の耐久性問題を一晩で否定証明をひっくり返し解決したのだ。


        1月のセミナーでも30年以上前のこの体験をお話しする。科学的な否定証明をひっくり返し、電気粘性流体の増粘問題をデータサイエンスにより解決して、実用化の道を開いたのである。


        (注)当方の卒論はシクラメンの香りの全合成であり、1978年のアメリカ化学会誌に掲載されている。あの野依先生に褒めていただいた。大学院はSiCウィスカーの研究室でホスフォリルトリアミドの研究を有機合成の視点で研究し6報研究論文を書いている。タイヤ会社では、樹脂補強ゴムの開発で混練技術をマスターし、5年前に混練の著書をゴムタイムズ社から出版している。ポリウレタンの難燃化ではホスファゼン変性ポリウレタンやガラスを生成して高分子を難燃化する技術を開発している。この技術をベースに、高分子前駆体を用いて高純度SiC合成の新規ルートを実用化し、タイヤ会社で半導体治工具事業を起業している。これら技術開発においてデータサイエンスが効果的に活用されている。なお、データサイエンスの仕事は独身寮で大半がなされ転職前の5年間は板橋の自宅で行われた。

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        2023.12/25 24年1月の無料セミナー

        来年1月15日と17日にPython初心者用のデータサイエンス無料セミナーを開催いたします。Python導入用の予習テキストは、希望者に電子ブック形式で無料配布いたします。


        セミナーの詳細につきましては、しばらくお待ちください。取り上げる内容につきましては下記を予定しております。


        1.Pythonのプログラミング手法

        マルチパラダイムの視点ですぐに使えるようご指導します。


        2.多変量解析概論

        データサイエンスの黎明期から活用されてきた多変量解析をPythonのモジュールを中心に手続き型プログラミングの特徴を活用して数学が苦手な人でも理解できるように説明します。


        3.事例による最新データサイエンスの手法解説

        Pythonのモジュールを活用し、業務に導入するヒントを説明します。

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