今やPythonは技術者のスキルとして常識になりつつある。そこでとびきり入門のセミナーを技術情報協会主催で開催するのでPythonを御存じない方はご活用ください。
https://www.gijutu.co.jp/doc/s_305208.htm
弊社でもPython入門セミナーを開催していますが、プログラム作成に重点を置き、インストールや環境設定は簡単な説明となっています。コンピューターに詳しい人はこちらのセミナーが良いかもしれません。ホームページでご確認ください。
技術情報協会のセミナ-につきまして弊社へお問い合わせいただければ割引がございます。
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データサイエンスに関して無料セミナーを予定している。事例の大半は30年以上前のゴム会社時代の事例であるが、今でも色あせていない。
例えば、アクティブサスのケースとして用いるゴムからのブリードアウト物で電気粘性流体の増粘が起きた耐久性問題では、界面活性剤でこの問題を解決できない、という科学的に完璧な否定証明の報告書が1年かけた研究の末、発行された。
そして研究所で加硫ゴムについて最も詳しいという理由で、高純度SiCのJVを立ち上げたばかりの小生に、加硫剤などの添加剤が入っていないゴムを開発するよう命じられた。ゴムに詳しい方ならば、ゴム会社でこのようなテーマが立案されたことに驚くかもしれないが、実話である。
小生は、すぐに界面活性剤のカタログを集め、MZ80Kで主成分分析を行い、主成分得点まで求め、それらのデジタルデータをパラレルインターフェースを介してPC9801に転送した。
PC9801ではロータス123が稼働しており、それでグラフを作成して、界面活性剤の性質をHLBは、70%未満しか説明していないことを確認できた。
それだけではない。第一主成分と第二主成分の軸でプロットすると、界面活性剤がいくつかの群に分かれた。60数%の界面活性剤は第一主成分の軸の周りに集まったが、残りの30%以上の界面活性剤には、第一主成分の軸から離れた群に属する化合物が存在した。
おそらく第一主成分の軸はその寄与率が80%以上を示したHLB値だろうとみなし、この軸から離れた界面活性剤を中心に、300種類の界面活性剤を増粘し使い物にならない電気粘性流体に添加して一晩観察したところ、幾つかのサンプルで、粘度低下が起きていることを発見した。
すなわち、データサイエンスにより、1年かけた否定証明の結果を一晩でひっくり返す成果を出したのだ。無料セミナーでは特許に発表されたデータも交えもう少し詳しく説明する。
なお、データマイニングはかつて上司に命じられ自腹で購入したコンピューターシステムで行われた。大衆車1台分の給与をつぎ込んだシステムのため、独身時代は、必死でBASICだけでなくPascal、C, FORTH、アセンブラーなどを勉強している。
余談だがPC9801は、自主的に購入しているが、MZ80Kほど高くはなく、FDまでついて30万円ほどだった。ただ、プリンターとかプロッターはMZ80Kにつながれていたので、PC9801とMZ80Kはパラレルインターフェースで接続され、PC9801のデータをプリントする時にもMZ80Kを立ち上げねばならない不便があった。しかし、恐ろしいほどコンピュータの性能向上速度が速くMZ80Kのハードウェアーとしての資産価値は下がっていったが、ソフトウェアー資産が豊富にあったので、Windows95が発売されるまでMZ80Kは現役として活躍していた。計算時間はかかったが、8ビットコンピューターでもデータサイエンスができたのだ。ただし、小生のMZ80Kには8MHz駆動のZ80が搭載されていた改造品である。当時はハードウェアーの改造などが書籍として発売され、秋葉原には怪しげなプリント基板が多数発売されていた。プリント基板とチップをバラで購入し組み立てる面倒な作業が必要だったが、ハードウェアーの勉強ができた時代である。当方の時代は、モータリゼーション隆盛で車を走らせる若者がいた一方でコンピューターでソフトをいかに早く走らせるかに夢中になっていた若者がいたのである。「花王のパソコン革命」というベストセラーのおかげで両方の文化を享受することになった。
データサイエンスの入門として無料セミナーも準備しました。当方の実績を基にした事例セミナーなので専門外でも理解できます。40年以上前の実績だけでなく最近の事例も紹介します。
詳しくはこちら
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技術開発の担当者でデータサイエンスに疎い技術者は、この情報化時代に時代に合った迅速な仕事ができない。
現象を把握するために実験を行いデータを収集する。科学ならば実験は仮説を立案してから、その仮説の真偽を問う実験が計画される。ところが技術開発では何となくまず実験をやってみよう的な実験が許されている。
これを悪い方法として決めつけてすべて実験は仮説を立ててからやれ、と言われたリーダーが科学の時代ゆえに多かったが、これも極端である。
技術開発では新たな機能発見、すなわち現象から機能を取り出すことが求められているので何となく思い着き実験を行うことは悪いことではない。
ただし、そこから有益な結果の得られる効率は、科学に基づく実験に比較して悪い。科学ならば仮説に基づく実験となり、必ず真偽の結果が得られるので無駄な作業にならない。ただし、否定証明という別の問題が発生するが、本日はその点について述べない。
効率の悪い機能を探索する実験をいつも行っているようでは技術者としての成長が無い。ここはデータサイエンスを導入して、何となく思いついた実験でも効率よく成果に結びつけられるようにしたい。
どのように行ったらよいかは、セミナー会社で事例を基にしたセミナーが開催されているので問い合わせていただきたい。また、今週末には、一例としてパーコレーション転移の実験をコンピューターで行った事例の紹介をする。
土曜日は3時間の無料セミナーとしているので、関心のあるかたは申し込んでいただきたい。無料セミナーを受講されてから有料セミナーを検討される方も歓迎します。
パーコレーション転移シミュレーションプログラムを作りながら学ぶPython入門PRセミナーの受講者を募集中です。
PRセミナーについてはこちら【無料】
本セミナーについてはこちら【有料】
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以前本欄で告知していたシミュレーションを用いた問題解決の無料セミナーを9月3日(土)13時30分から開催します。このセミナーは3時間の予定ですが、4日以降予定している有料セミナーのPR版としての位置づけであり、有料セミナーの一部と内容が重複します。
アカデミアではシミュレーションのための研究もおこなわれたりしていますが、無料セミナーではパーコレーションという現象について、実験で機能を確認しにくい場合に、コンピューターでシミュレーションを行い、開発効率を上げた事例を公開します。
笑い話として、実験室で実際に実験を行えば1カ月で結論を出せるような現象について、その現象のシミュレーションプログラムを開発するのに2年かかりました、というのがある。
あるいは、シミュレーションプログラムの操作方法を習得するのに2カ月かかっても笑える話である。今回の無料セミナーではパーコレーションのモデル化も含めてシミュレーション実験が完結するまで1カ月も費やしていない。
また、Wパーコレーションの事例では、MS-DOS時代に開発されたシミュレーションプログラムを使っているので2日ほどでWパーコレーション制御のシミュレーション結果を導いている。
技術開発で行うシミュレーションでは、実際の実験時間とバランスの取れた作業時間でなければ意味がない。またそのためにどのようなプログラミングの工夫をしたのかについて説明する。
有料セミナーでは、Pythonで書き直したソースプログラムをテキスト購入者に配布します。ゆえに、そのプログラムを読むだけでも、開発環境が整っておればスクリプト言語であるPythonを使うことができる工夫をしています。
Pythonはスクリプト言語であり、BASICよりも使いやすいし、技能習得も容易である。プログラミング環境を整えるのが少し大変だが、情報が公開されているので技術者ならば環境構築は容易である。
エクセルを使いこなせる人は、Pythonとエクセルが手放せなくなると思う。エクセルでビジュアルBASICを使っていた人はPytonのライブラリーが豊富に無料公開されていることに驚くかもしれない。
技術者ならばPython を使いこなせることが常識の時代になった。弊社への問い合わせもあったので今回のセミナーを企画しております。今話題のAI,機械学習もPythonにはライブラリーが無料公開されているのでプログラミング可能になります。
GAFAでも使われている言語です。そして50年近いプログラミング経験のあるプログラミング講師によるセミナーとしても関心を持っていただきたい。大学に情報工学科など無かった時代からプログラミングを独学してきた。
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9月に予定しているPythonのセミナーでは、実際に遭遇した問題についてシミュレーションプログラムを動作させ考察を展開し短時間で解決した体験を話す。
例えばPPS製半導体無端ベルトでは、Wパーコレーションと言うコンセプトを実現可能かどうか、パーコレーションシミュレーターでデータを出してグラフを描き、その現象が起きる条件を探っている。
すなわち、データマイニングに必要なデータをシミュレーションプログラムを用いて計算し、その結果から機能の確認をしている。そして、Wパーコレーション制御により問題解決できる確信を得た。
そして、この確信からプロセシング技術を開発して、配合組成を変えることなく、外部の一流メーカーと全く異なる機能を有するコンパウンド(注)を3か月で仕上げている。
これはシミュレーションで得られた多数のデータのおかげであり、マテリアルインフォマティクスにより短期間で問題解決できた事例でもある。Wパーコレーション転移制御と言っても、パーコレーション転移のシミュレーション計算を二回繰り返しただけなので、過去のプログラム資産をそのまま使っている。
ただし、このプログラムは業務上の成果ではない。休日に独身寮で開発していたプログラムである。クラスター理論の数学表現が難しかったのでそれを理解したいという願望から作った。
セミナーではこのプログラムのエンジン部分を説明しながら、Pythonの技法を説明するので、パーコレーションの理解とプログラムスキルを同時に習得できる。材料技術者にとって、この点が類似のプログラミング教室のセミナーとは一線を画す。
9月度のセミナー結果を見て、他のセミナー会社へコンテンツを販売予定であり、低価格で受講できるのは9月度だけである。
(注)同一配合でもコンパウンドの高次構造が異なれば、機能が異なる。セラミックスでは常識の現象でも機能と構造相関を理解していないために残念な開発しかできない高分子技術者は多いように思う。強相関物質という言葉は無機材料科学の世界から生まれている。セラミックスでは焼成温度で異なる結晶構造をとる物質が知られている。例えばSiCは1500℃前後で2H型のウィスカーを生成し、2000℃までは3C、2000℃を超えると6Hはじめ様々な結晶系が生じる。この構造の力学物性への影響はわずかだが、6Hには熱膨張率の異方性があり、3Cの結晶系で製造された焼結体よりも強度は低い。
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ドラッカーは、「教えることは、学ぶことだ」と述べていた。これは名言である。科学の形式知ならば教科書など公開されたものから学ぶことは可能である。
今ならばインターネットで検索エンジンを活用し、教科書が無くても信頼性の高い形式知を集めることが可能である。中には形式知として誤った情報も存在するので注意が必要だが、形式知の場合には、書籍があるので誤りかどうかの判定はできる。
さらに形式知であれば機密情報としての価値は低いものが多いので、容易にアカデミアの先生に懇親会の場で確認できる。最もアカデミアの先生の中には不勉強な先生もおられるので注意が必要だ。
30年以上前に、上司から形式知かどうかアンケートで確認してこい、と言われ、10人ほどの先生に確認したところ、4人の先生が明らかに怪しい説明をされていた。一人の先生は正直に形式知かどうかは知らない、と答えていた。
これ以上は書かないが、形式知の場合には無料で確認したり、容易に集められる時代となったが、経験知や暗黙知になるとそれが難しいことになる。
これはセミナーなどの集まりを見ていても分かる。形式知に関するセミナーでは集客ができなくなってきたが、経験知が多く占める技術セミナーでは未だに人が集まる。
このような状況を踏まえ、会員制により混練技術に限定してWEB相談に応じるサービスを始めようと考えている。年間20万円コースと50万円コースの2つで20万円コースはWEB相談のみである。50万円コースをどうするのかは、まだ検討中である。
大きな問題は、希望される顧客が国内にどれだけいるか、という点である。まだ詳細を準備中でありますが、サービスについて何かご希望があれば問い合わせていただきたい。
例えば機密保持契約をどうするのか、という問題では、統一内容とするのか、それぞれの事情に応じた内容にするのかで弊社の負担が異なってくる。
一日でも早く希望されるお客様にはすぐに対応したいと思っており、今日からでも一部受付を始めますが、当分の間弊社が発行する契約書に限定して対応させていただきます。
このような低価格の企画を考えているのは、当方が学ぶ目的も大きい。混練技術以外に高分子の難燃化技術やブリードアウト、高分子の破壊現象などノウハウがその技術レベルを決めているテーマは多い。とりあえず、多くのテーマの共通基盤技術として混練技術を事例に募集してみる。
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絶縁体である高分子に導電性フィラーを分散すると、ある添加量で急激に体積固有抵抗が低下したり、またそのような添加量の領域では体積固有抵抗が大きくばらついたりする。
40年前は混合則で説明された現象であるが、最近はパーコレーションという言葉が十分に普及しているようだ。最もこの現象は、数学者の間では1950年代から議論されてきて科学の形式知として確定している。
現象の数学的説明ではn次元までの形式知が知られているが、それで高分子材料の設計を行おうとすると結構難儀である。現象の数学的理解ができてもモノを設計できなければ無駄知識になりかねない。
本セミナーでは、数学理論は最小限にとどめ、当方の開発したシミュレーションソフトによる説明を行い、それを材料設計に活かす手法について講義する。
パーコレーション転移を起こしたドメインの分散を制御するWパーコレーションの技法についても事例で解説する。混練の知識も必要になるので最低限の混練技術の説明も行う予定である。
3時間1万円WEBセミナーとして企画したので受講希望者は候補日4日ほど用意して問い合わせていただきたい。
PRセミナーについてはこちら【無料】
本セミナーについてはこちら【有料】
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アーレニウス式による加速試験の基礎とデータ解析方法、および失敗しないための知恵について3時間1万円WEBセミナーを開催しますので、ご希望の開催日候補を4種類ほど記入し、問い合わせてください。
事例や、弊社の公開しております解析ソフトウェアー(重回帰式)の使用法を分かり易く解説いたします。ラーソンミラー指数その他もご説明いたします。
3時間ですので演習はありませんが、例題を説明しますので、受講終了後弊社ソフトウェアーを使用してすぐに知識の確認をできます。
プラスチックやゴム、接着剤や化成品、医療薬品などの寿命予測を担当されるご予定の方や、担当しているが、学びなおしたい方に最適なテキスト(pdfで提供)付です。
ただし、3時間という短時間ですので、製造業の現状の課題とか周辺情報は含みません。アーレニウス式あるいはラーソンミラー指数法の解説だけです。ただし、これらを用いるときの注意点については当方の著書以上に詳しく説明します。
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高分子の成形体を扱う事業者でブリードアウトにより引き起こされる品質問題に悩んでいる事業者は多いのではないか。3時間WEBセミナーでは高分子材料の基礎事項も取り扱い、この品質問題の解決についてアイデアを提案する。
高分子材料の物理現象を理解するための基礎事項についても解説するので専門外の技術者でも理解できる内容である。ただし、3時間という短時間で解説するので事例は体験談だけの紹介となる。
ブリードアウトについて科学では拡散現象として説明されるが、市場で引き起こされる品質問題は、この科学の説明で理解できない場合がほとんどである。科学で対応できるならば問題を解消できるのだが市場問題の解決に経験知は欠かせない。
本セミナーについても他のセミナー同様、受講希望者の受講希望に沿って開催予定ですので、希望候補日を3日以上記入し申し込んでいただきたい。企業単位でご希望があれば出張セミナーにも対応いたします。なお個人で受講の場合、1名10000円である。
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表題については、多数の書籍に展開された故ドラッカーの考え方を中心にコンパクトにまとめた3時間WEBセミナーとして開催する。
3時間という短時間なので演習を行うことはできないが、コーチング技法やアイデア創出技法を除く問題解決の手順について学べる。
ドラッカーはマネジメントの父として知識労働者が中心となった現代のマネジメントについて体系を提示した哲人として有名だが、マネジメントの遂行に問題解決が伴うので、多くの著書で問題解決法の重要性を説いている。
例えば、問題という抽象的な言葉に定義を与え、問題解決の前に「何が問題か」と問うことの重要性を指摘している。そして、「間違った問題の正しい答えほど空しいものは無い」という名言を残している。
この言葉の背景には、組織で「しばしば優秀な人が間違った問題を正しく解いて成果をあげられない」問題がある、と辛辣な言葉を残している。
ただし、彼は問題解決において正しい問題を見つければ問題解決の8割は達成できたものだ、とのべ、問題解決技法の詳細については提示していない。
この部分に弊社の開発した戦略図や戦術図の作成技法などを加えて、問題解決法として講演している。単なる問題解決技法として活用できるだけでなく、企画業務にも活かせる様な内容にまとめている。
受講される方は受講候補日を3日ほど弊社にご連絡ください。時間帯は13時30分から16時30分までですが、開催日につきましては、受講者の希望で設定いたします。企業で利用される場合には、別途お見積りをさせていただきます。
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