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2013.01/08 Naイオン二次電池のポテンシャル

昨年話題になりましたNaイオン二次電池は下期あたりからさっぱり新聞記事に出なくなりました。起電力はじめエネルギー密度は現在最も普及しているLiイオン二次電池並みの性能が出る可能性があり期待しています。

 

現在のLiイオン電池は開発競争が激化し、エネルギー密度はブリヂストンが1980年代に実用化したポリアニリン正極のLiイオン電池の10倍近くになりそうな勢いです。しかし、Li金属を負極に用いることはできないので実際に騒がれているエネルギー密度まではLiイオン二次電池で到達できない。

 

Liイオン二次電池の起電力は4.2Vほど出てもよいはずですが実際の電池に組み上げた時に0.6V前後低くなります。Naイオン二次電池はすでに4V近くの起電力の電池が研究発表されています。

 

エネルギー密度や起電力はLiイオン電池に負けますが、経済性はNa資源が豊富にあるので優れています。また日本は四方を海で囲まれていますのでNaにつきましては無尽蔵にある、と言えます。すなわち経済性の優れた二次電池ができる可能性が高いのです。経済性も性能の一つと思っています。

 

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カテゴリー : 電気/電子材料

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