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2014.03/05 STAP細胞の再現性

STAP細胞の発表から1ケ月以上経過したところで何か怪しい動きがある。STAP細胞の実験について再現性が乏しいところもその一つ。当方は小保方さんの発明を信じているが、週刊紙にはえげつない書き方をしている例もある。科学者に任せておけばそのうち評価が固まるであろうが、このままでは若い研究者をつぶすことになりかねない。

 

当方も高純度SiCの新合成法を開発し学会発表したときなどはひどい目にあった。しかしそれが技術者として生きる決断になったのだから良かったのかもしれない。科学者の中には功名心から他人の足を引っ張る輩がいる。会社でFDを壊された嫌がらせもそのたぐいと捉えているが、今回のマスコミを巻き込んでの騒ぎは若い研究者にどれほどの心の傷を残すのであろう。しばらくそのままにできないのだろうか。

 

STAP細胞の再現性の乏しさは、その誕生の経緯からも予想がついた。小保方さんが行っていた実験は、彼女以外もやっていたはずで、その実験を担当した人には、皆STAP細胞発見のチャンスがあった。ではなぜ彼女だけがSTAP細胞を発見できたのか。

 

おそらくSTAP細胞は再現性の乏しい現象で、彼女以外も発見したかもしれないが、それを間違いの現象と決めつけたから、と想像される。科学に忠実になろうとしたならば、植物では起きるが動物では起きない、とされた学説を信じる以外になく、この学説を元に仮説を立てたならば、否定証明しかできないからである。

 

彼女は再現性の乏しい現象でも、自分を信じた。自然界がほんのわずかに見せたスキを逃さなかった。忍耐強く技術によるチャレンジを繰り返し、STAP細胞をある確率で創りだす技術を見いだした。まだ科学ではないのである。

 

このように技術が科学を生み出した場合に学会は冷たい行動をする。新しい科学の芽を技術による発明や発見が実現してきたことを忘れて。理系女子の未来技術というホームページ(www.miragiken.com)では、技術が科学を牽引する新しい時代として未来を捉えている。現代の発明や発見は、自然界で偶然接する機会だけでなく、新技術を用いた実験で行われる可能性が高いからだ。

 

 

 

カテゴリー : 一般

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