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2014.10/11 諦めない技術開発(2)

 

企業の研究開発において、上手くいっていないテーマについて継続の判断を左右するのは、現場におけるそのテーマ担当者の考え方である。実際の実行責任は管理者が負っているが、管理者がテーマを継続すべきかどうか判断する場合に、テーマ担当者の考え方を重視するかどうかは、管理者が研究開発を理解しているかどうかに影響される。

 

例えば、STAP細胞の騒動では、学会会長が異例の研究中止宣言を出したにもかかわらず、理研所長は研究継続の判断を下したばかりでなく、小保方さんにも研究の機会を与えている。

 

もし小保方さんが誠実で真摯な研究者であれば、理研所長の判断が正しく必ずSTAP細胞はできるだろう。また、所長はじめ理研のメンバーも、性善説に従いそこにかけている。しかし、もし小保方さんが、20年以上前当方のFDを壊した犯人のように、誠実さのかけらもないような研究者だったなら、STAP細胞はできない。

 

学会会長が研究中止宣言を出した段階であれば、理研所長が研究中止を決断しその決断が仮に間違っていたとしても歴史は理研所長を許しただろう。しかし、理研所長は研究継続の決断を下した。

 

世間は理研のメンツのためにテーマを進めている、と見たかもしれないが、当方は、所長が研究開発と言うものを知り過ぎていたためにあのような判断をしたのだろうと思った。所長は小保方さんを信じたのである。そして、所長自らSTAP細胞の研究に夢を賭けたのである。

 

経営の視点では極めてリスクの高い選択であり、通常このような決断は下されない。しかし、りーダーが現場担当者と夢を共有化した時に常識とは異なる決断がなされ、イノベーションが起きる。ただし、それは現場担当者が誠実で真摯な人物の場合だけである。

 

 

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