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2015.03/14 イノベーション(33)ドラッカーの場合

あらためてドラッカーの意図したイノベーションについて、彼の著作から見てみると、かなり昔からイノベーションの重要性を訴えていたことがわかる。たとえば彼が44歳の時の著作「現代の経営(1954年)」では、マネジメントとは何か、という問いから始まり、マネジメントにおけるイノベーション実践の重要性を述べている。

 

彼は、その書でマネジメントを組織体特有の機関(日本語の訳)と表現し、組織は生きた存在として機能するためにマネジメントを必要とする、と述べている。そして企業のマネジメントは経済的な成果をあげることによってのみ、その存在と権威が正当化されると説明している。

 

そこから事業のマネジメントについて基本的な定義として「経済的な機関」が生まれ、その機能が現代の経営の中で3つ説明される。詳細は書籍を読んで欲しいが、60年前の書でありながら、その内容は色あせていないばかりか、現代の経営者として、この書に書かれた視点で満点をとれるのか、とわが身を反省したくなる。

 

この書でイノベーションは、事業の目標を設定すべき8つの領域の一つとして説明されている。ちなみに8つの領域とは、マーケティング、イ

カテゴリー : 一般

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