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2015.03/28 大塚家具の内紛

大塚家具の内紛劇は、娘の久美子社長が61%の議決権を獲得して終わった。父である勝久氏は、今後も筆頭株主として娘と戦う姿勢を示している。新聞には企業価値の毀損を指摘する意見が書かれていた。この内紛劇は、どちらが勝っても未来が見えてこない争いでもある。

 

このような場合には、どちらかが潔く身を引くべきであろう。いつまでも争う姿を株主だけでなく、お客も見たくないはずである。面白がって見ているのは、大塚家具と無関係で距離を置いている人たちだけだ。

 

とりあえず今回は父親はあっさり身を引き、父親側についた幹部社員も退職したほうが良い。企業風土に関わらず、企業内で何か争いが起きた時にどちらか身を引かなければ、しこりが残るだけである。ゆえにサラリーマンという職業は易しいようで難しい。

 

企業内で争いなど無い方が良いに決まっているが、イノベーションが市場で起きているときには必ず企業内で意見の対立が起きるはずだ。このとき生じる対立をどのように納めて方針をうまく一つにまとめてゆくのかも社長に求められる能力の一つである。この観点で大塚家具の場合、大きな問題を世間に曝した。

 

全く異なる考え方の議論をうまくやり、結論を導き出す方法は、難しい。特に経営では正解が見えないことのほうが多い。大塚家具の場合でも従来のやり方がダメと言うところから議論がスタートしているだけである。新聞に書かれた久美子社長の方針が正しいのか当方にはわからない。

 

名古屋のひゃっとり家具はいつの間にか無くなっていた。大塚家具の問題が起きなければ気がつかなかった。今回の騒動は、大きなイノベーションが起きた後の市場で生き残った企業の経営の難しさを示している。

カテゴリー : 一般

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