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2018.01/01 新しい年

欧米の電気自動車シフトにより、国内自動車メーカーも電気自動車開発を加速し始めた。数年前まで、電気自動車については、燃料電池車も注目され、モーターショーでもそれがテーマとして扱われた。

 

ところが一気に充電池をエネルギー源とする電気自動車へベクトルは揃えられた。トヨタ自動車は、ハイブリッド車の技術を株主にアピールし電気自動車に遅れをとっていないと発表したが、やはり電気自動車はハイブリッド車と少し異なる。

 

例えば日産自動車の電気自動車は1ペダルで加速から減速、停止までできる。これは試乗してみると従来の車とは全く異なる運転感覚であると気がつく。

 

エンジン周りの部品メーカーは、大変である。電気自動車ではモーターが駆動力であり、ガソリンエンジンとは部品点数が大きく異なる。うまくイノベーションについて行けない場合には、倒産する企業も出てくるのかもしれない。

 

日本の自動車産業はこのイノベーションの大波にうまくのり、新たな成長の時代を迎えることができるのだろうか。特許を見ると電気自動車に必要とされる要素技術の発明はほぼ出そろっている。

 

例えば、パワー半導体に用いられるSiCは、今後大きく技術革新されその市場は伸びると予想されるが、面白いことに20年以上前の技術以上の要素技術は登場していない。すなわち、ウェハー事業は新た参入できる余地がある。

 

そのほかの要素技術についても似たり寄ったりで、この新しい市場に異業種から多くの参入が見込まれ、従来の部品メーカーにとって戦国時代になるだろう。規模が小さくなったとはいえ当分東京「モーター」ショーから目が離せない。

カテゴリー : 一般

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