活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2018.04/21 赤だし味噌

赤だし味噌は、豆味噌100%の八丁味噌に米味噌をブレンドして食べやすくした味噌だ。八丁味噌は何か薬品のような味がするが赤だし味噌になるとそれが消える。また、赤だしとよんでいるが、だしは入っていない。だから、イチビキのだし入り赤だし味噌の意味は、だし汁と米味噌をブレンドした八丁味噌の意味だ。

 

八丁味噌だけでも、かつおだしを濃厚にして食すれば、独特のおいしい味噌汁になる。子供の頃から飲んでいたのはこの八丁味噌の味噌汁だ。かつおだしでは絶妙の味になるが、花かつおでは、やはり薬品臭さは残る。しかし飲み慣れると嫌な味ではない。

 

煮干しをだしにすると、独特の味になる。恐らく好き嫌いがはっきり分かれる。これが、赤だし味噌だとおいしくなるので不思議である。豊川へ単身赴任したときに八丁味噌を手軽に入手できたので、いろいろブレンドして楽しんだ。

 

例えば豚のばら肉でだしをとると、抜群のスープができる。またそこへ玉ねぎを入れると、何か洋風のスープになる。ルーを一切れ入れればもう味噌汁ではなくなる。赤だし味噌ではあまりこのようなことを考えなかったが、独特の味わいの八丁味噌だといろいろと遊びたくなる。

 

亡母の隠し味は蜂蜜だった。濃厚なかつおだしでとった汁に八丁味噌と蜂蜜少々、ひとにたちしたら、ネギをぱらぱら入れるだけで具は何も入ってなくても絶妙だった。もちろんそこに具が入っておれば、さらにおいしい。

 

八丁味噌ではだし汁の取り方や隠し味がその味噌汁の味を左右するが、赤だし味噌は手軽に楽しめる。東京方面で販売されている商品は、すでにだしの入っている赤だし味噌が大半(パッケージにだし入りと書かれている)なので、そのままお湯にとくだけでも味噌汁として飲むことが可能だ。

カテゴリー : 一般

pagetop