活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2019.03/06 ZOZO離れ

この一カ月近く表題のキーワードを見ない日がない。およそファッションには興味が無く、その結果ZOZOTOWN(以下ZOZO)については通り一遍の知識しかないが、表題の現象について、必ずしも一般に書かれている内容のような見方で当方は現象を捉えていない。

 

ZOZOについては、高級ファッションをインターネットで安価に購入できるようにした功績が大きいが、そもそも高級ファッションであり続けるためには、販売もその価格維持ができる販売形式でなければいけない。

 

若いころにJUNとかVANとかのブランドが流行った。しかしこのような流行はやがては下火になる。すなわち流行らなければだれも着なくなるからだ。ある日新品VANジャケットが1500円代で販売されていた。それまで10倍の値段で売られていた商品である。

 

さすが名古屋の投げ売りはすごく、今でも某高級エビせんの割れたかけらは1/3の価格で売られていたり、マロングラッセの砕けた粒の袋詰めが200円程度でデパ地下で売られたりしている。名古屋のこのような投げ売り商品は「買い」である。

 

ところでこのVANジャケットを購入して通学時に着たのだが、何か違和感があった。周りが着ていないのだ。そもそも流行ブランドと言うものは周囲が来ているから流行であって、流行が過ぎればいくらデザインが良くてもだれも着ず、そのようなデザインを着続けていると、周囲から浮く。

 

結局価格が1/10であっても1シーズン着なかったので高い買い物になったのだが、およそファッション関係の価格はこのような宿命である。だから一流ブランドが流通革命というキーワードに踊らされてZOZOに進出したが、それがブランド価値を落とす行為だと理解したら撤退するのは当たり前である。

 

高級ブランドは新品が安価で販売されたとき、その命を失うのである。高級ブランドを追いかける層は一定量いるので、その市場で事業を行うのが鉄則である。当方は高級ブランドよりも自分磨きにお金を使う主義なのでZOZOには興味が無かったが、これだけ世の中で騒がれると知らなくてもよいことを知ってしまう。

カテゴリー : 一般

pagetop