2019.03/30 自動車に非常停止ボタンを
日産「リーフ」は電気自動車としてよくできている。「走る」「止まる」「曲がる」の基本機能において、「止まる」にイノベーションを起こした。1ペダルで踏み込めば発進と加速、緩めれば減速と停止まで行える。早く減速したければ、そのためのブレーキもついている。
これまで、ハイブリッド車でペダルを踏み間違えたときにそれに気がつきにくいこと、それゆえ踏み間違いは暴走につながるので危険だが、その原因について、二つのペダルで機能の振り分けがうまくされていないことを指摘している。
リーフの様な形式であれば、踏み間違えることはない。すなわち、加速と停止動作が異なるからだ。ガソリンエンジンのオートマチック車の場合には、エンジンブレーキを使用して減速する習慣にしておれば、踏み間違いに気がつく。
そもそも動力が変わる時に、なぜ各種操作方法を安全側に見直さなかったのだろう。ハイブリッド車が現在の様な操作方法を今後も続けるならば、押しやすいところに「非常停止ボタン」をつける必要があると思っている。
あるいは「止まる」機能について、安全側に考えられた新しいシステムに変更すべきである。昔、ハイブリッド車には興味があったが、今は、とりあえず試乗をしてみるが、「止まる」機能の改善がされない限り購入しない方針である。
自動車は、昔ペダルが3つもついていた。しかし、踏み間違いの暴走が起きにくい仕組みだった。これは設計者が意図したのではなく、レシプロエンジンの特性から自然と生まれたものだ。すなわち、ペダル操作を誤ればエンストを起こし、車は止まる。止まることが優先されていた。ハイブリッド車は燃費優先のペダル機能である。
カテゴリー : 一般
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