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2020.05/05 医者もQCを学ぶべき

二回のPCR検査で陰性になりながらも再発する事例報告が多くなってきた。以前より指摘されてきたがPCR検査法の信頼性が低いためと思われ、関係者のどなたかは早急にPCR検査についてその信頼性を「科学的」に明らかにするべきだ。難しい作業ではない。

 

一方で、PCR検査をしないで医者がコロナ陽性を判定したことが神戸新聞に報じられていた。理由は保健所でPCR検査を行ってくれないからだというが、これは危険行為だ。

 

もし、本当は陰性だったなら、コロナに感染していない人をコロナウィルスがうようよいる病院に放り込むことになる。もし自分が患者の立場であれば、民間の検査機関にPCR検査をお願いしたい。

 

コロナ問題が発生してから気になっていることの一つに科学的に解析を行っていると言いながら、非科学的な手続きが見え隠れするところである。

 

技術開発では非科学的な手続きについてQC手法で検査を行いその繰り返し再現性を確認する。QC手法には、一部経験知が取り入れられている。すなわち、形式知と経験知をうまく組み合わせた体系になっている。これが製造現場で愛用される理由である。

 

そもそもすべての自然現象を科学的に解明できるというのは人間の思い上がりであり、日常の問題解決においてどうしても経験知を用いる必要が出てくる。

 

暗黙知まで動員しなければいけない場面もあるが、そのような場合にQC手法では、暗黙知を見える化するようなツールも用意している。

 

もし、PCR検査をしないで陽性の判定をしたいならば、FMEAでも行い患者の納得を得てから隔離すべきだろう。

カテゴリー : 一般

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