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2020.05/26 混練技術

混練技術を高分子の混合技術として単純なとらえ方をしていると、そのプロセスで発生している現象を理解できず、その結果得られた混練物(コンパウンド)の正しい問題を見出すことができなくなる。

 

例えば、導電性カーボンを高分子に分散するとパーコレーション転移が生じるが、これはカーボンクラスターの構造がばらつくことにより、コンパウンドの電気特性に大きな影響を与える。

 

電気抵抗は、導電性カーボンのある添加量の領域において大きくばらついたりする。また、インピーダンスも同様に変動するが、電気抵抗よりも添加量に対して感度が高いような変化をする。

 

これが、カーボンの添加量だけでなく混練プロセスにも左右されるのだが、そのことに触れた混練の教科書を見たことが無い。下記にはパーコレーション転移だけでなく、混練プロセスに関わるコンパウンドの問題を考えるために必要な知識を筆者の経験知も含め整理して記述している。

 

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カテゴリー : 高分子

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